2021年12月27日月曜日

お正月の準備完了!!



今年は、明日が火曜日という事で

米子水鳥公園は本日が今年最後の営業日でした。

その為、閉館後に元旦から始めるイベントの準備をしました。

・ドングリこま回し大会の会場設営

・水鳥公園の生き物カルタで遊ぼう!コーナーの設置

・新年からのクイズラリーの問題交換など

大忙しでした。 











ドングリこま回し会場 紅白幕も設置しました。













かるた会場も設置しました。今年はコロナの関係でレンジャーカウンターでかるたを借りてください。













昨日からトモエガモの群約300羽が帰ってきました。ネイチャーセンターの目の前にいて

遠方から来られたお客様が、雪の中来たかいがあったと喜んでおられました。
 

2021年12月26日日曜日

雪景色の中の鳥たち

 寒波に見舞われている園内で過ごしていた鳥の様子をご紹介します。

早朝、水鳥観察桟橋前に集まっていたオオハクチョウ。園内に現れたのは久しぶりです。










その後、オオハクチョウたちは池の中央に移動して、奥に集まっていたコハクチョウと合流しました。



















7:21,コハクチョウ5羽が先発で採食に出発。


















7:22、ヒシクイ3羽も採食に出発。









7:52、最後にオオハクチョウも採食に出発。これでハクチョウ類は全て出かけてしまいました。










7:28、先日ご紹介した、色白なハシビロガモが今日もいました。

→ご紹介していたつもりでしたがご紹介していなかったですね。12/19に初確認されていました。










7:46、園内では珍しいホオジロガモ。いつもは300m以上先にいるのですが、今日は約50mの距離にいて、こんなに近くで観察できるのはとても珍しいです。










8:09、凍った水面の上を歩くセグロセキレイ。










9:31、水際で忙しく採食していたタシギ。









8:31、園路で食物を探していたキジバト。




9:44、吹雪がひどい中、木陰でじっと雪やどりをしていたシロハラ。







11:11、嵐の中、ハイイロチュウヒの雌が度々ネイチャーセンターの前を横切っていきました。









明日までは大雪に警戒が必要なようですが、こんな中でも野鳥たちはたくましく過ごしています。
強い寒波がやってくると、それに伴って新たな野鳥が現れることがよくあるので、どんな面白い鳥が現れるのか、期待しています。
特に、近年1月2日は2年連続で珍鳥が現れています。2020年はハクガン、2021年はオオノスリが現れました。さて、2022年はどうかな?

(きりぎりす)

2021年12月26日朝の積雪状況

 現在、数年に一度という強い寒波に見舞われている山陰地方ですが、水鳥公園の積雪状況をお知らせします。

7:01撮影。今朝は意外と積雪は少なかったです。















ハクチョウ類は、300m先にコハクチョウが14羽、150m先にオオハクチョウ7羽が園内で夜を明かしていました。ガン類はヒシクイが3羽いました。これらは、7:51で全て南西方向へ採食に出かけました。

7:02撮影。コハクチョウの群れ。










ネイチャーセンター正面入り口は除雪済みです。










8:28撮影。水鳥公園への進入路も除雪されています。












8:28撮影。正門横駐車場は、今のところ大丈夫です。














8:28撮影。正門の様子。














8:32撮影。園路北側。














8:32撮影。南西の中海方面からトモエガモの群れが飛んできました。














8:33。ネイチャーセンター前。














8:34。メダカ池の園路















8:34。メダカ池は全面凍結しています。















8:35。水鳥観察桟橋は、長靴なら歩行可能です。












8:36。園路南側




8:37。園路の終点、カワセミ観察壁前の様子





今日は一日中雪予報なので、引き続き降雪情報にご注意ください。

(きりぎりす)

2021年12月23日木曜日

コハクチョウのカービング「佇む」が丸京庵で展示

普段は展示室で常設展示されているコハクチョウのバードカービング「佇む」は、現在下記の展示会に出張中です。米子水鳥公園に近い場所ですので、ぜひ併せてお立ち寄りください。











【丸京庵市民ギャラリー】米子市灘町

悠久の米子城 書道・工芸展

展示期間:2021年12月25日(水)〜2022年1月29日(土)

※年末年始の営業につきましては、直接丸京庵にお問い合わせください。
丸京庵年末のお休み12月28日・12月30日~1月3日  


主催:丸京庵市民ギャラリー運営委員会

共催:丸京製菓株式会社

後援:米子市、米子市教育委員会

2021年12月20日月曜日

ツクシガモが10羽に急増!

昨日は5羽だったツクシガモが、今日は10羽に急増しました。寒波の影響でしょうか。この写真には9羽しか映っていませんが、他にももう1羽いました。










飛び立ったツクシガモ。この個体は初列風切の内側を換羽中でした。










これまで居場所が遠かったツクシガモですが、ネイチャーセンターの前にやってくることが増えてきました。

























ネイチャーセンター正面の小島にオオバン軍団が上陸して、オナガガモの合間を縫って歩き回り、地上にあるものを盛んに食べていました。

















お客様に人気者のヌートリア。この冬は特に多く見かけます。















オナガガモたちの憩いの場である小島に遠慮なく上陸したヌートリア。迷惑そうに場所を空けるカモたちの中に、ここの常連のトモエガモのオスがいました。















近頃、園内の鳥の数は少なめですが、ネイチャーセンターの前にたくさん集まってくれているので、観察していて退屈しません。ツクシガモが増えてきたことに伴い、ネイチャーセンターのそばに近づくことが増えてきたので、これからのネイチャーセンター前浜のレギュラーに加わってくれることを期待しています。

(きりぎりす)

2021年12月17日金曜日

これから大荒れの天気

 天気予報によるとこれから米子水鳥公園は大荒れの天気です。

今日は、北西の風でそのためネイチャーセンター後ろから風が吹きつけ、

前浜に鳥があつまってきました。

早速、トモエガモがやってきました。













ツクシガモも集まってきました。今日は6羽います。

寒波が入ってきてだんだん増えてきました。





夕方からますます風が強くなってきました。

2021年12月15日水曜日

今日はノスリとハシブトガラスの日でした

今日は、園路からよく見える電柱の先によくノスリがとまりました。ノスリは、園内では人が歩ける場所から遠く離れた場所にばかりとまるので、これまで鮮明に撮影できたことがありませんでした。今日はその貴重な機会でした。

9:22撮影。










12:32撮影。


















今日もネイチャーセンター正面中央の小島にトモエガモのオスが1羽いました。今日はトモエガモの群れは見当たらず、この1羽だけでした。

13:11撮影。










このトモエガモがお気に入りの小島に、突然ハシブトガラスのペアが舞い降りました。ビックリして小島から池に飛び込むカモたち。そして、カラスたちはしきりに足元をくちばしで探っていました。何をしているのでしょう?

13:34撮影。

















上の写真の右の個体を拡大してみると、口の中一杯にハゼの実が入っていました。どうやらハシブトガラスたちは、この小島の地面にハゼの実を隠しに来ていたようです。















それにしても、いつもカモたちで混雑するこの場所に食べ物を隠すのはいかがなものでしょうか。大事な実をカモたちに踏みつけられてしまうし、もしかしたらカモに食べられてしまうかもしれません。カモはハゼの実を食べないと確信しての行動なのかな?

ところで、このハシブトガラスのペアは、顔つきにやや違いがありました。先に飛び去った方は顔つきがいかつく、オスっぽく見えました。一方、小島に残ったもう1羽は、顔つきが優しくメスっぽく見えました。

これはメスっぽく見えた個体。オス?が飛び去った後、オス?がガサガサしていた辺りを漁っていたので、もしかしたら相方が隠した食べ物をこっそりと盗み食いしていたのかもしれません。
13:39撮影。














しばらくすると、オスっぽい個体がこの個体を迎えに?戻ってきました。そして、2羽で仲良く飛び去りました。

連れ合いを迎えに来た?オスっぽい個体。
13:39撮影。















その後、園内でカラスたちが大騒ぎする事件が起きました。騒いでいるカラスたちをよく見ると、ハシボソガラスが仲間を仰向けに地面に押さえつけて格闘していて、そこにハシブトガラス2羽とノスリ1羽が乱入していたのです。ハシボソガラスが、縄張りに侵入した個体を攻撃していたのでしょうか。一方、ハシブトガラスとノスリは何をしたかったのでしょう??

まもなく、ハシボソガラス2羽は、先ほどノスリがとまっていた電柱付近の電線にとまり、そこに興奮冷めやらぬノスリとハシブトガラスが合流。ハシブトガラスがハシボソガラスたちに向かって大声で鳴いていました。このハシボソガラス2羽は仲が良さそうだったので、つがいと思われます。

ハシボソガラス2羽に向かって怒鳴る?ハシブトガラスと、その様子を近くで静観するノスリ。
13:54撮影。















ハシブトガラスはその後もしばらくの間、ノスリを追い回していました。
ハシブトガラスに付きまとわれて迷惑そうなノスリ。
13:54撮影。














落ち着きを取り戻したハシブトガラスのペアが、園内の東側からハゼの実がたくさんついた枝をくわえてこちら(西側)に飛んできました。そして、園路沿いの屋外倉庫の屋根に舞い降りると、小枝にたわわに実るハゼの実を頬張り始めました。
13:57撮影。














美味しそうにハゼの実を頬張るハシブトガラス。ハゼの実はあまりおいしそうには見えないのですが、一部の鳥には人気の食物です。
13:58撮影。















こぼしてしまった実が屋根から転がり落ちていくのを、惜しそうに見送る様子がかわいかったです。
13:58撮影。















口一杯にハゼの実を詰め込んで、屋根から飛び立つハシブトガラス。飛び立つ個体の大きく膨らんだ喉元に注目。またどこかに隠しに行ったのでしょう。
13:58撮影。














近頃、ネイチャーセンターの周りのあちらこちらで、ハシブトガラスが食べ物を隠している様子をよく見かけます。これから厳しさを増す冬に備えて、貯蓄(貯食)しているのかな?

おそらく、このハシブトガラスの番いは、いつもネイチャーセンターの屋根にとまっている常連個体ではないかと思うので、来館される皆様も出会う機会が多いと思います。ぜひハシブトガラスを見かけたら、その行動に注目してみてはいかがでしょうか。

カラスの行動はとても興味深く、観察していて飽きません。

(きりぎりす)