2022年10月31日月曜日

フェザーカービング展はじまる

当サイトのイベント情報でもお知らせしておりますが、

本日から

フェザーカービング展「美しき野鳥の羽根」

を開催しています。

展示期間は、11月27日(日)15:00まで

です。


バードカービング米子の会員が製作した、

本物そっくりの見事な羽の木彫りを、

ぜひ間近でご覧ください。 






(きりぎりす)

2022年10月30日日曜日

今日の鳥の様子20221030

今朝のネイチャーセンター前の風景。今日はコハクチョウが約60羽居残ってくれましたが、ネイチャーセンター前には集まってくれませんでした。9:27撮影。




今日のヘラサギ。朝のうちは150m先のウラギクの池近くにいたのですが、何かに驚いて500m先のマガン半島に移動して以降は、近くに寄ってきてくれませんでした。

ウラギクの池そばの板壁にとまるヘラサギ。9:26撮影。










コハクチョウがいなくて寂しかったネイチャーセンター前に、右手からコハクチョウが少しだけやってきてくれました。この時に来館されたお客様は幸運でした。12:18撮影。

















10:07にマガンが午前中のねぐら入りに飛来しました。







そして、マガン半島で夕方までのんびり休憩。10:13撮影。





15:45に午後の採食に出発するマガンの群れ。真ん中にヒシクイが1羽います。ここ数日、このマガン51羽とヒシクイ1羽の群れは、数が変わっていません。






居残りコハクチョウたちも、次々と夕食に出発。15:49撮影。






16:01撮影。





そして16:40には、園内のコハクチョウは2羽だけになりました。

この時期はまだ暖かいので、コハクチョウたちはあまり食べなくても良いようで、午後まで採食に出かけない個体が多くいます。そのため、天気が良い日は早起きしなくても、園内でコハクチョウを観察できる機会があります。しかし、11月になって寒くなってくると、居残るコハクチョウはいなくなります。昼間に園内でコハクチョウが観察できるのは、まだ寒くない10月下旬から11月上旬ならではです。


ねぐらに帰る、頭が白いチュウヒ。16:04撮影。







今日も夕方にカモ類の小規模な群れが続々と飛来しました。新たに渡って来たのか、それとも、ねぐら入りなのか、どちらでしょう?

降下するオナガガモの群れ。16:04撮影。




こちらはカルガモの群れ。マガモのペアも混じっています。16:05撮影。









今日はノゴマは現れませんでした。もう次の目的地へと旅立ち、渡りは終了のようです。

コハクチョウのねぐら入りは17:40から始まり、マガンのねぐら入りは17:45でした。


今日行われた鳥類標識調査で、また今季初標識の鳥が2種類ありました。

ウグイス オス・幼鳥。

近頃急に園内で増えてきたので、渡ってきているようです。




ホオアカ オス・幼鳥。今季初認。

園内では見かけることはほとんどなく、鳥類標識調査でのみ確認される鳥です。



今日の調査結果

・オオジュリン N16

・ジョウビタキ R1(昨日標識した個体)

・ウグイス   N1

・ホオアカ   N1

・コヨシキリ  N1

以上、5種類・20羽(うち再捕獲1羽)


そろそろオオジュリンの群れが入ってくる頃なのですが、まだその気配がなく、捕獲数が伸びません。カモ類の渡りも低調で、数が増えません。

(きりぎりす)

2022年10月29日土曜日

コハクチョウが午前中に多数飛来!

今日もヘラサギは健在。500m先のマガン半島で過ごしていました。9:14撮影。



9:20にマガンが帰ってきました。いつもよりも早めな昼のねぐら入りです。左にはオナガガモの小編隊が一緒に飛んでいました。




一昨日、お客様がJr.レンジャーの森でアリスイを見たと教えて下さったので、午前中に探索してみました。

すると、茂みの中を動く鳥影が見えました。ウグイスでした。2羽確認でき、体の大きさが明確に異なっていたので、オスとメスのようです。

体が大きく、オスと思われる個体。9:53撮影。



藪の中を常に動き回り、姿を追うのがとても大変でした。しかし、藪の中で活動するウグイスの様子をじっくりと観察できた、貴重な機会でした。囀るウグイスもいいですが、これが普段のウグイスの姿です。9:55撮影。




こちらが体が小さく、メスと思われるウグイス。先の個体が精悍な顔つきなのに対して、こちらは可愛らしい印象を受けます。林内で小さな虫を捕食していました。9:59撮影。




Jr.レンジャーの森では、この他にヤブサメを1羽確認しました。園内で目視でヤブサメを確認したのは初めてです。しかし、アリスイは確認できませんでした。

今朝はコハクチョウが266羽いましたが、そのほとんどが朝のうちに安来の田んぼに採食に出かけました。今日は居残ってくれるコハクチョウがいなくて寂しいな、と思っていたら、10:30頃、安来方向(南西方向)からコハクチョウの群れが続々と飛来してきました。

続々と園内に舞い降りるコハクチョウ。10:27撮影。

















コハクチョウが数羽しかいなかったのに、183羽に急増しました。安来の田んぼで何かトラブルがあったのでしょうか。

その後コハクチョウは、ネイチャーセンター前、300m先、500m先のマガン半島の3箇所に集まり、のんびり過ごしていました。

ネイチャーセンター前に集まるコハクチョウ。14:14撮影。















これまで500m先のマガン半島にずっといたヘラサギが、今日は150m先のウラギクの池で過ごす時間が長かったです。マガン半島よりもはるかに近距離で、鮮明に姿が観察できました。14:21撮影。




14:52撮影。







14:30頃から、コハクチョウたちが安来方向へ飛び立ち始めました。午前中に充分採食できなかったので、これからその分を取り返しに行くのでしょう。
ところで、この写真の先頭から2羽目のお尻が変なのですが、どうしたのかな?尾羽が無いように見えます。14:33撮影。





15:02撮影。






15:10にマガンが午後の採食に再出発しました。ようやくいつもどおり、早朝と午後に採食に出かける2往復の生活リズムが整ってきました。






15:52の風景。安来方向にコハクチョウが飛び去っている最中ですが、まだこれだけ園内に残っていました。おかげさまで、来館されたお客様にとても喜ばれました。






近頃園内に居ついているコブハクチョウ。この個体は温厚で、コハクチョウを全く攻撃しないので助かっています。他の鳥たちにも危害を加えないので、カモ島に上陸してもカモたちが逃げていません。16:02撮影。





今日もノゴマが姿を見せました。昼間にも姿を見せますがとても警戒心が強く、夕方の方が警戒心が弱いように感じます。16:32撮影。






ネイチャーセンター前でくつろいでいたコハクチョウの中に、鼻の穴に枯れヨシの茎?が通っている個体がいました。時々みられることですが、いつ見ても面白いです。16:58撮影。




正面から拡大。






今朝は鳥類標識調査が行われました。
今季初めて捕獲された、ジョウビタキ オス・第1回冬羽。






こちらも今季初捕獲のスズメ 性不明・第1回冬羽。水鳥公園で行っている調査では、あまり捕獲されません。






今日の調査結果
・ノゴマ    N1
・ジョウビタキ N1
・スズメ    N1
・コヨシキリ  N3
・セッカ    N1R1
・オオジュリン N12
以上、6種類、20羽(うち再捕獲1)。

コヨシキリとノゴマの渡りは、そろそろ終わりです。
これからはオオジュリンを中心としたホオジロ類の標識が期待されます。

(きりぎりす)

2022年10月27日木曜日

ノゴマウォッチングは朝夕がおすすめかも

近頃、園内のヨシ原からコヨシキリの声が聞こえなくなった代わりに、ウグイスの「ジャッ、ジャッ」という声がよく聞こえるようになってきました。

目を凝らして声がする方向をよく見ると、ウグイスが姿を現しました。しかし、とても動きが素早く、じっとしていないので姿を目で追うのは大変です。8:37撮影。










500m先のマガン半島に集まった、今おすすめの鳥たち3種類。マガン、コハクチョウ、ヘラサギ。12:26撮影。











今日は昼間に園内に居残るコハクチョウが数羽しかいませんでしたが、13:06に25羽の群れが飛来しました。池の中央に着水して、いかにも初めて来ましたという、落ち着きのない様子でした。新規で渡ってきた群れと思われます。13:07撮影。











正門からネイチャーセンターあたりまでは、ジョウビタキのオスが縄張りを張っているようですが、水鳥観察桟橋より南側の園路にはメスが居ついています。ジョウビタキは人がいても遠くに逃げないところがいいですね。15:23撮影。












オスのようにお腹がオレンジ色ではないので、じっとしていると背景に姿が溶け込んでしまいます。15:24撮影。










近頃池のあちらこちらで見られるカモだんご。カモだんごはもっと寒い時期にハシビロガモが形成するのが基本ですが、今のカモだんごを構成しているのはヒドリガモです。15:29撮影。










今季初めてツグミを確認しました。15:47撮影。










お昼過ぎに飛来後、園内でくつろいでいたコハクチョウの群れが15:51に飛び立ち、南西に去っていきました。
























ノゴマがよく現れる辺りをキジバトが歩いていました。食べ物探しが目的のようです。ノゴマやスズメがイシミカワの実を食べに通っているので、これらの鳥からの口コミでやってきたのかな?16:11撮影。







キジバトをよく観察してみると、黒くて丸い種子のようなものを拾って食べていました。これは、よくノゴマが吐き出しているものとよく似ています。ノゴマがイシミカワの実を丸呑みにした後で吐き出した種子を、キジバトが拾って食べている、ということなのかな?16:13撮影。







オナガガモ、ホシハジロ、キンクロハジロの混群が舞い降りてきました。毎年今頃は、5,000~6,000羽くらいのカモの群れが見られても良いのですが、今年は4,000羽弱くらいから数が増えません。カモの飛来が少ないように感じます。ピークはもっと後に来るのかな?16:31撮影。






今日もノゴマが見られました。基本的には早朝が最も出現頻度が高いように感じますが、一日中観察の機会はあります。夕方に頻繁に姿を見せてくれたので、夕方も観察にオススメかもしれません。

いつもの場所に現れたノゴマのオス・第1回冬羽。今日の個体は尾羽が揃っていて足環が付いていません。いつも同じ場所に現れるのに、個体が入れ替わっているのが面白いです。17:10撮影。

















草地に降りてイシミカワの実を拾って食べていたほか、足踏みをして首を傾げ、コオロギ類を捕食する様子も見られました。足踏みで獲物を追い立てているようです。17:13撮影。






ノゴマは暗いのが好きなようで、明るく開けた場所にはほとんど出てきません。夕方になって薄暗くなってくると活動が活発になるようです。とても落ち着いていて、まん丸の体がかわいいです。17:20撮影。







さて、ノゴマの渡りはそろそろ終わりですが、いつまで見られるのでしょう?

これからも、このポイントから目が離せません。

(きりぎりす)