2025年11月2日日曜日

彦名水鳥ウォーク2025開催

 本日は「彦名水鳥ウォーク2025」を地元の「彦名校区自治連合会」と共催で開催しました。

この大会は米子水鳥公園設立の翌年より彦名水鳥マラソン大会として始まり、今年で29回目となります。自治会と共同で行う貴重なイベントとなっています。




























米子水鳥公園近くの粟嶋神社をスタートして水鳥公園と彦名干拓地を歩く、

一周5キロのコースです。

起伏が少なく、中海の湖岸を歩く景色のとても良いコースとなっています。

今年は、米子市フレイル予防推進アンバサダーの宇田川修一アナウンサーが、

大会に参加していただき、149名の参加者と共に5キロを歩いていだきました。

宇田川さんの若々しい姿に、日々の運動の大切さを感じました。

皆さんもぜひ、コハクチョウの声か聞こえるこの季節、

米子水鳥公園周辺を歩いてみてください。











神谷要米子水鳥公園ネイチャーセンター館長と

          宇田川修一アナウンサー

今日の鳥たち20251102

今朝の風景。昨晩の天気が悪かったせいか、
ハクチョウの数は昨日とほとんど
変わっていませんでした。6:50撮影。


ハクチョウたちのねぐら立ちは早く、
6:30頃から飛び立ち始めました。6:54撮影。















ハクチョウが600羽以上いたので、
次々と飛び立っていても園内は長時間
賑わいを維持していました。
7:00撮影。
















マガンはハクチョウたちよりものんびりしていて、
7:18に飛び立ちました。7:18撮影。
















ヘラサギ3羽は、
今朝もネイチャーセンター前にいました。
若鳥2羽は仲が良く、
盛んに相互羽繕いを行っていました。
後ろに立っているのが、孤独を好む香川さん。
7:26撮影。
















ウラギクの池の端の岸辺に、
オオタカの幼鳥が2羽降りていました。
互いに冠羽を逆立ててにらみ合っていて、
一方が相手にとびかかって
追い払ってしまいました。
この2羽はどのような関係だったのかな?
8:21撮影。













オオタカ同士のけんかを、
コハクチョウとカモたちが遠巻きに見物していました。
8:22撮影。













今日は粟嶋神社の上空に
コシアカツバメを中心としたツバメ類の群れが
飛び交っていました。
ネイチャーセンター上空を通過した
コシアカツバメ。もうそろお別れです。8:53撮影。















現在、園内に群れているカモ類の多くは、
まだ地味な非生殖羽から美しい生殖羽への
換羽途中ですが、オカヨシガモはすでに
生殖羽に換羽が済んでいます。
オカヨシガモとマガモは生殖羽への換羽が早く、
もう美しいオスが見られます。12:03撮影。















近頃、ウラギクの池とシギ島、
マガン半島を行き来しているハマシギの群れ。
数は少なめですが、
密集して池の上を飛び交う様子は
見ていて飽きません。12:07撮影。













今日も数十羽の群れで飛来したカラスたち。
よくオオタカがとまる枯れ松を占領中。
12:18撮影。















カラスが群れでやってくる理由は
はっきりとはわかっていませんが、
ハゼのノキやカラスザンショウ、
アキグミの実を食べに来ているのかも
しれません。12:19撮影。















今季はハジロカイツブリが3~4羽、
毎日ネイチャーセンター目の前に寄ってきます。
これまで園内ではなかなか近くで
観察できなかった鳥なので、
この秋のおすすめの鳥です。

眼にバックライトが内蔵されているのでは?
と思うくらい真っ赤な眼をした成鳥冬羽。
12:26撮影。















一方こちらは、眼の色がくすんでいる第1回冬羽。
近くで観察できないと眼の色は観察しづらいので、
来館の際に目の前に寄ってきていたら、
ぜひ眼の色にご注目ください。12:26撮影。


お昼すぎまでずっとカモ島でのんびりしていた
香川さん。
今日の環境省のライブカメラの画像を見ると、
8:00~15:00にずっと映っています。
まだ旅立つ気配がない香川さん。12:30撮影。















近頃、コブハクチョウが2羽毎日園内にいます。
通常コブハクチョウは、
コハクチョウやオオハクチョウに敵対し、
出会うと激しく威嚇して追い払ってしまうのですが、
この2羽はとてもおとなしく、
コハクチョウたちを全く気にせず威嚇しないので、
とても平和です。
ずっとこうあってほしいものです。

マガン半島の奥を泳ぐ、
とても大人しい今季のコブハクチョウ。
12:37撮影。















(きりぎりす)

【速報】香川さん滞在5日目

ヘラサギの香川さんは、今朝も園内にいます。
滞在5日目に突入し、秋の滞在記録を更新中です。
他の若鳥2羽も健在です。

8:30現在、香川さんはカモ島の左端に立って寝ています。
YouTubeチャンネルのライブ映像をご覧ください。

コハクチョウは昨日とほぼ同数の約600羽、
オオハクチョウが5羽、コブハクチョウが2羽いました。

マガンは68羽いて、早朝に西から4羽合流しました。
ヒシクイは1羽でした。

(きりぎりす)

2025年10月31日金曜日

香川さん滞在3日目!

今朝もヘラサギの香川さんは、
ネイチャーセンター前にいました。
滞在3日目です。

今季の香川さんはとてものんびりしていますが、
早めに米子入りしたせいなのか、
それとも、心境の変化があったのかな?

前浜で採食中の香川さんらヘラサギ3羽。
内訳は、第2回冬羽(昨日いた個体)、
第3回~第4回冬羽(今季最初に現れた個体)、
成鳥冬羽(香川さん)です。10:01撮影。

この動画をご覧いただくと、
香川さんが他の個体を寄せ付けない様子が分かります。

香川さんはいつまで滞在するつもりかな?

(きりぎりす)

2025年10月30日木曜日

香川さんが前浜に来た!

朝は300m先のタカの茂みの横にいて、
その後、500m先のマガン半島に移動して、
そこにずっと留まっていた香川さん。

ヘラサギたちがネイチャーセンター前に
やってこないか待っていた常連さんがいらっしゃった中、
夕方に目の前にやってきました。

水鳥公園のすぐ横を横切ったヨットに驚いて飛び立ち、
前浜にやってきたヘラサギ2羽。手前が香川さん。
17:05撮影。
















ようやくお客様にも間近で香川さんを
見ていただくことができましたが、
すでにかなり薄暗くなっていました。
もっと明るい時間帯に寄って来てくれたら
嬉しかったです。17:13撮影。















香川さんは孤独を好む傾向があり、
今回ももう1羽が接近すると追い払う行動が
度々観察されました。
微妙に距離を取る2羽。17:14撮影。















前浜に2羽寄ってきたことで、
もう1羽の個体の翼がよく観察できました。
風切の黒い部分が多いので、
第2回冬羽と思われます。17:15撮影。















これまでの、
秋に香川さんの飛来が確認できた記録を振り返ると、
発見日の翌日にもいた記録は見つからず、
これが初めてです。
明日の朝も園内にいるのか、注目です。

(きりぎりす)

まだいる香川さん

今朝、ヘラサギが1羽だけいたので、
香川さんと一緒にいた個体だろうと思ってよく見ると、
香川さんでした。

急いで近くに行って撮影。
くちばしの模様がようやく鮮明に確認できました。
間違いなく香川さんです。8:26撮影。
















香川さんが秋の渡りで複数日滞在するのは
とても珍しいです。
昨日の午後に飛来したようなので、
滞在時間を24時間と決めているならば、
今日の午後までいるつもりなのかな?

13:20現在、園内でもう1羽と並んで昼寝中です。

(きりぎりす)

2025年10月29日水曜日

香川さん到着!

これまで1羽だったヘラサギが、
10/27に1羽増えていました。
そろそろ香川さんが来る頃なので、
新規の個体には要注意です。
左が新規、右が既存の個体です。
新規の個体は香川さんではありませんでした。
10/27_11:23MARUKOME撮影。















今朝、ネイチャーセンターの正面に見える電波塔の先端に、
ツバメ類が多数集まっていました。
この時は種類が分かりませんでしたが、
後にネイチャーセンター上空にもやってきて、
コシアカツバメの群れであることが分かりました。
イワツバメも少数混じっていました。
8:30撮影。
















今朝もたくさんのコハクチョウでにぎやかでした。
一斉に飛び立ち採食に向かった
コハクチョウとマガンの群れ。9:35撮影。
















ネイチャーセンターの周りの茂みから
ジョウビタキの声がよく聞こえました。
オス2羽、メス1羽を確認できました。
私自身、今季初めてオスのジョウビタキの姿を
はっきり見ました。1037撮影。
















ウラギクの池でタゲリを発見。今季初認。
11:21MARUKOME撮影。
















今日もヘラサギが2羽いたので、
一昨日と同じ個体かと思いましたが、
2羽ともくちばしの模様が異なり、別個体でした。
右の個体は香川さんっぽいと思われましたが、
マガン半島の岸辺にいたので遠すぎて、
くちばしの模様がよく見えませんでした。
16:35撮影。
















16:37撮影。















その後、可能な限り接近し、
2000mm相当のカメラで撮影して、
どうにかくちばしの模様が確認できました。
それでもまだ距離が遠くて、
細かな模様までは確認できませんでしたが、
香川さんで間違いないと思います。
苦労して確認できた、この秋の香川さん。
16:48撮影。
















昨年は11/16に香川さんが現れたので、
今年は19日早い到着でした。
秋の香川さんはいつも1日しか滞在しないので、
明日の朝にはいなくなっている見込みです。
もっと近くでくちばしの模様を
詳しく観察したかったです。

このほか、ハイタカとチョウゲンボウも
今季初めて確認されました。

本日行われた鳥類標識調査の結果
・ノゴマ    N2
・オオジュリン N47R2
以上、2種類51羽(うち再捕獲2羽)

10/24以降、ノゴマの捕獲数は激減しており、
もう渡りのピークは過ぎてしまったようです。
これからはオオジュリンを中心とした
ホオジロ類が捕獲できる見込みです。

(きりぎりす)

2025年10月26日日曜日

開園30周年記念観察会を開催!

今朝の園内の様子。
コハクチョウが約470羽いて、
ネイチャーセンター前にも多数集まっていました。
6:25撮影。












定刻の6:45から、
開園30周年記念観察会を開催しました。
早朝から38名の方が集まって下さいました。
6:45撮影。












今朝は比較的暖かかったせいか、
コハクチョウたちはなかなか飛び立たず、
のんびりムードでした。
その中で、
つばさ池の東端で飛び立つ準備をしていた群れを、
モニターに映して注目しました。7:07撮影。
















注目していた群れが飛び立ちました!
7:11撮影。















飛び立った群れは、
南西の安来方向を目指すかと思われましたが、
東寄りに進路を取り、東と南東へ飛び去りました。
米子市東部と南部町の田んぼに向かったようです。
7:12撮影。















観察会中は、
コハクチョウの群れがずっと目の前にいました。
6:58撮影。















水鳥桟橋に移動してコハクチョウ観察。
広々とした景色の中、
鳥たちの鳴き声が直に聞こえました。
7:27撮影。















こうして定刻の7:45に観察会を終了しました。
天気がよければダイヤモンド大山が
見られたかもしれませんが、
たくさんのコハクチョウが目の前にいて、
飛び立つ様子や飛来して着水する様子など、
コハクチョウの様々な行動が観察できて、
とても良かったです。

近頃姿が見られなかったヘラサギが、
久しぶりに登場。
タカの茂みの横に群れるコハクチョウに
紛れていました。8:01撮影。












ネイチャーセンター前で、
身を寄せ合って採食していたコハクチョウの親子。
ほほえましい光景です。
8:30撮影。













目の前に群れるコハクチョウの合間を
ハジロカイツブリが泳いでいました。
こんなに近くで観察できることは珍しいです。
8:32撮影。















こちらは前浜の常連のカイツブリ幼鳥。
明るい晴天時は瞳孔が点のように小さく、
ちょっと怖い目つきをしていますが、
今朝は暗かったので瞳孔が大きく開いており、
可愛らしく見えました。8:42撮影。















観察会開始時にはいたのに、
いつの間にか姿を消していたガンたちが、
朝の採食を終えて帰ってきました。
マガン23羽、ヒシクイ1羽でした。
9:38撮影。












ガンの群れが体を左右に急反転させながら
急降下する「落雁」が見られました。
9:38撮影。















さっきまで300m先にいたヘラサギが、
いつの間にか目の前のカモ島に移動していました。
枯れヨシを拾って遊ぶヘラサギ。10:45撮影。















マガン半島でくつろぐガンたちの背景に、
タカが2羽とまっていました。
右上にミサゴ、左下にチュウヒがいます。
ここは両種のお気に入りのとまり場所です。
12:21撮影。
















今日で開園30周年記念の入館料無料期間と
バードカービング展が終わりとなります。

たくさんのコハクチョウが園内に居残ってくれて、
とてもよい週末となりました。

(きりぎりす)

2025年10月24日金曜日

オオジュリン到着!

今朝の園内風景。コハクチョウが372羽いました。
6:21撮影。



本日実施した鳥類標識調査で、
オオジュリンが今季初確認できました。
今季初認のオオジュリン雌・幼鳥。
















この個体は、
右側の尾羽5枚が左側よりも少し長く不揃いでした。
オオジュリンの幼鳥には、
尾羽に異常が見られる個体が時々います。

















本日の鳥類標識調査結果
・ノゴマ    27羽
・コヨシキリ  8羽
・ノビタキ   1羽
・オオジュリン 12羽
以上、4種・48羽。すべて新規。

コヨシキリがかなり少なくなり、
いよいよオオジュリンの渡りシーズンとなりました。
ノゴマの捕獲数は今季最多数でしたが、
来月上旬にかけて、
さらなるピークが見られるかもしれません。

また、園内でツグミの声を聴きました。
こちらも今季初認です。
姿が見られるのはいつになるかな?

(きりぎりす)