2008年12月31日水曜日

「オーデュボンの祈り」2008年を終えるにあたって

 今年最も印象的な鳥は、11月17日にお隣の松江市で観察したナキハクチョウでした。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081226-00000590-san-soci
 米子水鳥公園で観察したわけではないのですが、私たちにとって、この鳥は特別な意味を持っています。


 ナキハクチョウは、世界最大のハクチョウでその鳴き声からトランペッタースワンと呼ばれています。しかし、北米のみに生息するこの鳥は、20世紀初頭には、狩猟などによって個体数が100羽以下となり、絶滅の危機にひんしていました。そのような中、オーデュボン財団などアメリカの鳥類保護団体がナキハクチョウの回復運動を始め、その活動が広がって100年かけてやっと絶滅の危機から回復したのです。その数は、現在、23,000羽以上です。
 今、日本で話題になっているトキやコウノトリの復元のまさに走りという活動といってよいでしょう。そして、絶滅しかかっていたナキハクチョウが北米で増え、ついに日本に迷い込んでくるようになったのです。そうなるとは、保護活動を始めた人たちは思いもしなかったでしょう。松江にやってきたナキハクチョウはただの偶然ではなく、多くの人々の努力の結果なのです。
 ナキハクチョウを見に集まる多くの人々を見ながら、自然保護にかかわるものとして、100年後に評価される仕事をしたいと感じています。












 写真:回復事業において放鳥されたナキハクチョウ(2001年 バージニア州にて) 


















カナダ(?)の保護団体の人からもらった
ナキハクチョウのステンドグラス

2008年12月29日月曜日

保護されたオジロワシ

 今日は、傷病鳥としてオジロワシの若鳥が持ち込まれました。ぐったりとしていて、喉から出血が認められます。 日本海沖で漁船に保護されたものでした。

 水鳥公園では手当てが出来ないので、速やかに県内の野生鳥獣救護の指定動物病院へ搬送しました。





 傷ついた若鳥といっても、さすがオジロワシ。立派な面構えです。
天然記念物の威厳のすごさに、一同、声が出ませんでした。









毎年中海・宍道湖で数羽が越冬するオジロワシ。今年はまだ確認されていませんでしたが、痛々しい姿での初認となってしまいました。
早く元気になって、大空へ帰ってほしいものです。
 
鳥取県内で傷ついた野生鳥獣を保護したときは、県の担当課へお問い合わせ下さい。
鳥取県西部の場合:生活安全課動物自然公園係
TEL:0859-31-9320
まで。

2008年12月28日日曜日

超おすすめ!水鳥公園の日の出

 米子水鳥公園は、夜明けの風景がお勧めです。大山の裾野から朝日が昇り、金色に輝く水面にコハクチョウたちが集っています。
 
 
 
 
 

 今朝、84羽のコハクチョウが水鳥公園で朝を迎えました。いつもならば朝7時~9時頃に採食に出かけてしまうのですが、今日はのんびりムード。9時過ぎてから飛び立ち始めました。
 
 
 
 

 早朝の米子水鳥公園をまだ体験していない方は、是非一度ご来園下さい。元旦は、朝7時から初日の出!コハクチョウ観察会を開催しますので、是非ご参加下さい。

本日のお勧めの鳥「トモエガモ」

冬の米子水鳥公園を代表するカモのひとつにトモエガモが挙げられます。毎年数百羽が飛来するのですが、今年はなかなか数が増えません。

CIMG0402_s.jpg と思っていたら、ようやく数が増えてきました。今日は65羽を記録。しかも、ネイチャーセンターからよく見える位置に群れており、一日を通じてよく観察できました。









 というわけで、本日のお勧めはトモエガモでした。昨日のお勧めだったツクシガモは今日も2羽いましたが、はるか数百メートル先でした。昨日よりもはるかに遠距離。やはり野鳥との出会いは一期一会だな、と思いました。


2008年12月26日金曜日

水鳥公園オリジナル!かわいい鳥のマグネット新発売!!

本日から、米子水鳥公園オリジナルグッズとして野鳥マグネットの販売を始めました。

ラインナップは次のとおりです。

CIMG0397_s.jpgコハクチョウ(右上)  650円

      二個目から600円

カワセミ(左上)    950円

      二個目から900円

オオタカ(中央下)   950円

      二個目から900円

��全て税込み)

いずれも水鳥公園で観察できる、人気の野鳥です。



原型は財団職員が製作し、商品製作はカエル工房さんにお願いしました。

米子水鳥公園でしか手に入らないマグネットです。お求めは、ネイチャーセンターミュージアムショップまで。



CIMG0383s.jpgなお、このマグネットは複数またはセットでお買い求めいただくとおトクです。

2個以上お買い求めいただくと割安となります。

セットでお買い求めの場合は、

コハクチョウ+カワセミ、またはコハクチョウ+オオタカで1500円、

カワセミ+オオタカで1700円、

三種セットだと2200円になります。















お正月は元旦朝7時から開園しております。

ドングリコマ回し大会2009http://nakaumi.blogspot.com/2008/12/blog-post_9404.html

と合わせて、オリジナルマグネットもどうぞ宜しくお願い申し上げます。


本日のお勧めの鳥「ツクシガモ」

 今日はとても寒く、コハクチョウも朝8時過ぎに全て田んぼへ移動してしまいました。 日中、コハクチョウの姿が見えなくなる水鳥公園ですが、お勧めのみどころは毎日たくさんあります。 本日のお勧めは「ツクシガモ」です。
 
 ネイチャーセンターの正面に三つの島が作ってあり、毎日超満員のカモたちで賑わっているのですが、その中に大きな白っぽいカモが混じっていました。
 
 
 
 
 
 これがツクシガモです。名前の由来は、土筆ではなく、九州の「筑紫」地方です。九州の干潟に多く渡ってくるカモだからです。本州では渡来数が少なく、珍しいカモです。
 

 
 
 
 今日は、この珍ガモが目の前(35mくらい)で観察できています。
普段、干潟や川の中州など、遠くにいる鳥なので、かなりの近距離です。 珍しいだけではなく、白い体に栗色のたすき、つやのある黒い帯、紅色のくちばしがとても美しい鳥です。
 
 毎日日替わりでみどころがあるのは、野鳥観察施設である米子水鳥公園ならではです。
 ご来園の際にハクチョウがいなくても大丈夫。安心してネイチャーセンターにお越し下さい。私ども解説スタッフが本日のお勧めを楽しくご案内させていただきます。

水鳥公園オリジナル!かわいい鳥のマグネット新発売!!

本日から、米子水鳥公園オリジナルグッズとして野鳥マグネットの販売を始めました。
ラインナップは次のとおりです。
 
コハクチョウ(右上)  650円
      二個目から600円
カワセミ(左上)    950円
      二個目から900円
オオタカ(中央下)   950円
      二個目から900円
(全て税込み)
いずれも水鳥公園で観察できる、人気の野鳥です。
 
 
原型は財団職員が製作し、商品製作はカエル工房さんにお願いしました。
米子水鳥公園でしか手に入らないマグネットです。お求めは、ネイチャーセンターミュージアムショップまで。

なお、このマグネットは複数またはセットでお買い求めいただくとおトクです。
2個以上お買い求めいただくと割安となります。
セットでお買い求めの場合は、
コハクチョウ+カワセミ、またはコハクチョウ+オオタカで1500円、
カワセミ+オオタカで1700円、
三種セットだと2200円になります。
 
 
 
 
お正月は元旦朝7時から開園しております。
ドングリコマ回し大会2009http://nakaumi.blogspot.com/2008/12/blog-post_9404.html
と合わせて、オリジナルマグネットもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2008年12月20日土曜日

目の前に若タカ飛来!

 最近、ネイチャーセンターの前に集まっているカモの群れが、突然驚いて水の上に避難する様子が見られます。その原因は、オオタカなどの天敵の接近です。
 
 今日も、大山を正面に見て左側からオオタカの若鳥が飛んできて、カモを驚かせました。このオオタカは、ネイチャーセンター前に立ててある6本の杭のひとつに止まり、しばらくじっとしていました。
 
 オオタカは用心深く、ネイチャーセンターの目の前に止まることはほとんど無いのですが、今季は若鳥が時々止まります。お客様には喜ばれますが、いつもここで休んでいるカモたちには大迷惑ですね。

2008年12月19日金曜日

公民館の子ども達が来館!

 今日は、県内の公民館が小学生を連れていらっしゃいました。今日は空気が澄んでいて、遠くの景色までよく見える、絶好のコンディションでした。
 
 子ども達に野鳥観察をしてもらうための定番メニュー「鳥ビンゴゲーム」を実施。ルールを説明中。
 
 
 


 
 
 

 鳥ビンゴゲーム開始。「俺いまダブルリーチ中!」
 
 
 
 
 


 
 

夕暮れ時の大山。冠雪した部分がピンクに染まり、その前をマガンの群れが飛び交いました。

2008年12月14日日曜日

お正月は米子水鳥公園で初夢占い!!(一富士二鷹三茄子)

今年も、米子水鳥公園では、お正月(元旦~三日)に入館された方のために、特別企画を実施します。
 今回は、「米子水鳥公園で初夢占い!」と題して、
入館した方が「ドングリコマまわし大会」に参加していただくと
コマのまわっていたタイムによって、
特製缶バッチ 1.(伯耆)富士・2.鷹(オオタカ)・3.(キンクロ)ナスビ
のいずれかをプレゼントします。奮ってご参加下さい。

子どもラムサールクラブ「お気に入りのカモのブローチを作ろう!」

今日の子どもラムサールクラブは、カモ類の観察をじっくり行ってお気に入りのカモを見つけました。
 
 はじめに、カモの観察ポイントのお勉強。カモのパズルを使って、体の各部の観察の練習をしました。
 
 
 


 
 
 
 
 次に、実際にカモを観察して、塗り絵に模様をつけました。お気に入りのカモは見つかったかな?
 
 




 
 

 お弁当を食べた後、プラスチック粘土でお気に入りのカモを作りました。固くてポロポロの粘土をこねるのにみんな大苦戦!
 
 
 
 
 


 
 
 形が出来たらオーブンで焼き上げます。焼きあがったら裏にブローチピンを接着し、色を塗って完成ですが、色を塗る前に時間切れになってしまいました。残念!
 解散後に、一部の子は居残って最後まで仕上げました。お気に入りのカモが印象に残ってくれたら嬉しいです。

2008年12月13日土曜日

壮絶!ハヤブサの狩り

今日の夕方5時ごろ、水鳥公園でハヤブサの狩りの様子が観察できました。
ハヤブサが狙ったのは、1羽のユリカモメです。

 池の上空を飛んでいた1羽のユリカモメにハヤブサが狙いをつけ、何度も襲撃しました。ユリカモメは、水面に降りたりして何度も攻撃をかわしていました。しかし、ついに空中でハヤブサの爪につかまってしまいました。
 
 幸い、ハヤブサの爪から脱出できたユリカモメは、ハヤブサから落ちるように水面に降りました。その際、オオタカの若鳥が乱入してきてユリカモメを襲いました。そこにハヤブサが戻ってきて、オオタカとの空中戦になり、ハヤブサはオオタカの追い出しに成功しました。
 
 その後、ハヤブサは水面に降りたユリカモメに向かって何度も急降下し、ユリカモメは身を伏せてしのいでいました。そのとき、体の大きなセグロカモメが、ユリカモメをいたわるように接近。ハヤブサを威嚇して追い払う仕草を見せました。救世主登場か、と思われましたが、しばらくするとセグロカモメも去ってしまいました。

 何十往復もユリカモメに急降下したハヤブサは、さすがに疲れたのか、近くの陸地に降りました。そして、一休みした後で再びユリカモメを襲いはじめました。
 やがて、ユリカモメは消耗してきて動作が鈍くなり、ついにハヤブサに捕まってしまいました。 ハヤブサは、陸地にユリカモメを運び、羽をむしって食べ始めました。
 
 ハヤブサは、ユリカモメを執拗に襲いました(おそらく15分間くらい)。どんどん追い詰められていくユリカモメの姿はとてもかわいそうでしたが、獲物を捕るのに必死なハヤブサの執念を見せつけられました。
 なかなか見ることの出来ない、リアルな命のドラマでした。
 
追伸:
 ハヤブサが狩りを行ったのは、マガンがねぐらにしている岸辺でした。ハヤブサが食事中にマガンの数百羽の群れがねぐら入りのため飛来したのですが、ハヤブサを嫌ったのか、降りずに西へ去ってしまいました。

観察会「トモエガモを観よう!」

 今日は、月に一度の定例自然観察会の日です。今日のテーマは「トモエガモを観よう!」。とってもおしゃれでなかなか出会えないカモの観察に挑戦しました。
 
 はじめに、今日の「ターゲット」を写真で確認。こんなカモを探しましょう!
 
 
 
 
 
 
 水鳥観察桟橋で観察開始。事前に桟橋のそばの岸辺に3羽いたのを確認していたのですが、本番になると姿が見えません。数百メートル先に♂2羽が水面を泳いでいるのを見つけ、60倍スコープでどうにか観察できました。
 
 
 
 
 
 今日は12月中旬とは思えない穏やかな陽気で、屋外で気持ちよく野鳥観察できました。観察会の最後に、韓国のチョンス湾で越冬する10万羽のトモエガモの大群の映像をご紹介しました。その圧倒的な光景にみなさん唖然でした。
 
観察会で観られた主な鳥
コハクチョウ、マガン、トモエガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ノスリ、カワウ、スズメ。

2008年12月10日水曜日

第14回米子水鳥公園「水鳥の絵画コンクール」作品募集

今年で14回目となりました米子水鳥公園絵画コンクールの作品を募集します。小学生の皆さん、ふるってご応募下さい!
 
 
 
  
 
対象:小学生。住所は問いませんが、米子市外の方は米子水鳥公園まで送付ください。
募集:平成21年1月21日まで審査:2月中に実施。展示期間中の来園者による投票も加点になります。
展示:平成21年2月1日(日)~2月28日(土)応募作品すべてを米子水鳥公園に展示します。
問い合わせ:米子水鳥公園・絵画コンクール係まで
 
※このイラストは、第13回コンクール優秀作品に選ばれた林原優仁くんの作品です。

小春日和にコハクチョウ100羽

餌場へ向かうコハクチョウ
米子水鳥公園から


●鳥情報:
本日は暖いせいか、10:30 にマガン470羽が昼寝に帰ってきました。
いつもならば、12月になるとマガンは昼寝に帰ってこなくなるのですが、今年は暖かいせいかまだ帰ってきます。
コハクチョウは、珍しく13:00まで公園内に滞在していました。
 
◎追記
 最初に帰ってきたコハクチョウは、14:30に4羽でした。

2008年12月7日日曜日

美しき大山(ダイセン) from 米子水鳥公園

 今日は、米子水鳥公園の見所のひとつ大山が、最高の眺めでした。雪の積もった山ろくが、冷えた空気の中で鮮明に見えて、なんともいえない景色。 ちょっと、心打たれる景色でした。


 
●鳥情報:
 コハクチョウ50羽は、9:30頃には全て餌場へ向けて飛立ちました。
 ところが15:00前には、10羽ほどが戻ってきてのんびりしていました。
 マガンは、早朝に500羽が飛立ちましたが、
意外と早く昼ごろ 90羽が公園へ戻ってきました。

2008年12月6日土曜日

本日、避難訓練消化訓練実施!

 本日、米子水鳥公園では、来園者の方々の安心・安全確保のため、職員の避難訓練を実施しました。
 また、消火訓練では、消火器の使い方について専門家から説明を受けて練習しました。

 
 
  鳥情報 今日は突然の寒波が入り、今年初めての雪景色。 
コハクチョウ80羽は、 朝8:50には餌場へ飛んでいってしまいました。

片脚のハマシギ&メジロガモ

 最近、ネイチャーセンター正面の岸辺にハマシギが数羽歩き回っている様子がとてもかわいいです。それを観たお客様の中に、「脚が一本無い鳥がいる!」と心配なさる方が時々いらっしゃいます。

 実は、ハマシギはよく片脚をお腹の羽毛に隠したまま、ピョンピョンと跳ねて歩くことをします。できるだけ体温が奪われないようにしているのでしょう。その証拠に、強風を受けたりしてバランスを崩すと、ちゃんともう片脚がお腹から伸びて踏ん張ります。

  

 ところが、今日のハマシギたちを良く観てみたところ、1羽様子が変なものがいました。横風を受けて横倒しになってしまっても、片脚が出てこないのです。どうやらこのハマシギは本当に片脚がないようです。



IMG_7732s.JPG.jpeg←これが片脚のハマシギ。

















IMG_7755s.JPG.jpeg←右のハマシギは、ちゃんと二本脚で歩いています。

 左のハマシギは、バランスを崩しても片脚のままなので横転してしまいますが、他のハマシギと同様に、健気に砂をつついていました。







その他の鳥情報

メジロガモの♀1羽がホシハジロ、キンクロハジロと一緒に池を泳いでいました。しばらくして、メジロガモは中海方向へ飛び去ってしまいました。明日以降も出現するか要注意ですね。


鳥取大学の野外授業をしました。

CIMG0096s.jpg 本日は、米子水鳥公園に鳥取大学(鳥取市)から講義を受けに 学生さんたちがいらっしゃいました。

 野鳥の調査法や、水鳥公園建設の工夫などを現地で説明、および、講義しました。



 

 

鳥情報: 今日は、トモエガモが、ネイチャーセンターからよく見れました。

コハクチョウは寒くて10:00には飛んで行ってしまいました。

第一陣が帰ってきたのは16:00ごろでした。

マガンの群れ(100羽)が今日も昼ごろに帰ってきて、そのあと

日没まで滞在していました。

クロツラヘラサギは、今日もネイチャーセンター前でお休み中。

オオタカがネイチャーセンターの前を横切りました。






今日の出来事

今日は、朝から雨降りのあいにくのお天気。そんな中、地元の幼稚園が遠足に来てくれました。また、同じ時間に大学生が生態工学の授業で来園。幅広い年齢層の方たちにとって勉強になる米子水鳥公園です。



CIMG0087s.jpg 幼稚園児がクロツラヘラサギを観察中。「よくみえるよ!」

















2008年12月5日金曜日

鳥取大学の野外授業をしました。

CIMG0096s.jpg
本日は、米子水鳥公園に鳥取大学(鳥取市)から講義を受けに 学生さんたちがいらっしゃいました。
 野鳥の調査法や、水鳥公園建設の工夫などを現地で説明、および、講義しました。

 






 
鳥情報: 今日は、トモエガモが、ネイチャーセンターからよく見れました。
コハクチョウは寒くて10:00には飛んで行ってしまいました。
第一陣が帰ってきたのは16:00ごろでした。
マガンの群れ(100羽)が今日も昼ごろに帰ってきて、そのあと
日没まで滞在していました。
クロツラヘラサギは、今日もネイチャーセンター前でお休み中。
オオタカがネイチャーセンターの前を横切りました。


片脚のハマシギ&メジロガモ

 最近、ネイチャーセンター正面の岸辺にハマシギが数羽歩き回っている様子がとてもかわいいです。それを観たお客様の中に、「脚が一本無い鳥がいる!」と心配なさる方が時々いらっしゃいます。
 実は、ハマシギはよく片脚をお腹の羽毛に隠したまま、ピョンピョンと跳ねて歩くことをします。できるだけ体温が奪われないようにしているのでしょう。その証拠に、強風を受けたりしてバランスを崩すと、ちゃんともう片脚がお腹から伸びて踏ん張ります。
  
 ところが、今日のハマシギたちを良く観てみたところ、1羽様子が変なものがいました。横風を受けて横倒しになってしまっても、片脚が出てこないのです。どうやらこのハマシギは本当に片脚がないようです。

←これが片脚のハマシギ。
 
 
 
 
 
 
 
←右のハマシギは、ちゃんと二本脚で歩いています。
 左のハマシギは、バランスを崩しても片脚のままなので横転してしまいますが、他のハマシギと同様に、健気に砂をつついていました。

 
 
その他の鳥情報
メジロガモの♀1羽がホシハジロ、キンクロハジロと一緒に池を泳いでいました。しばらくして、メジロガモは中海方向へ飛び去ってしまいました。明日以降も出現するか要注意ですね。

鳥取大学の野外授業をしました。

 本日は、米子水鳥公園に鳥取大学(鳥取市)から講義を受けに 学生さんたちがいらっしゃいました。
 野鳥の調査法や、水鳥公園建設の工夫などを現地で説明、および、講義しました。

 
 
鳥情報: 今日は、トモエガモが、ネイチャーセンターからよく見れました。
コハクチョウは寒くて10:00には飛んで行ってしまいました。
第一陣が帰ってきたのは16:00ごろでした。
マガンの群れ(100羽)が今日も昼ごろに帰ってきて、そのあと
日没まで滞在していました。
クロツラヘラサギは、今日もネイチャーセンター前でお休み中。
オオタカがネイチャーセンターの前を横切りました。

今日の出来事

今日は、朝から雨降りのあいにくのお天気。そんな中、地元の幼稚園が遠足に来てくれました。また、同じ時間に大学生が生態工学の授業で来園。幅広い年齢層の方たちにとって勉強になる米子水鳥公園です。



 幼稚園児がクロツラヘラサギを観察中。「よくみえるよ!」





 

 

 

地元小学校のボランティア活動

BCIMG0073.JPG.jpeg 本日は、地元小学校の子ども達が

ボランティアに公園にやってきてくれました。

ゴミ拾いや、穴掘り、水槽掃除などの仕事にみんな一生懸命です。

 いつも遊びに来てくれている子ども達ですが、

今日は違った一面を見せていただきました。





 



今日の鳥:コハクチョウ 約200羽 10:30頃まで゜に全て飛び立つ


マガン    400-500 朝・晩に採食に出かけた。

クロツラヘラサギ ネイチャーセンター前浜で寝てばかり

オオタカが飛ぶと、カモが逃げ回っていた。


2008年12月4日木曜日

地元小学校のボランティア活動

 本日は、地元小学校の子ども達が
ボランティアに公園にやってきてくれました。
ゴミ拾いや、穴掘り、水槽掃除などの仕事にみんな一生懸命です。
 いつも遊びに来てくれている子ども達ですが、
今日は違った一面を見せていただきました。

今日の鳥:コハクチョウ 約200羽 10:30頃まで゜に全て飛び立つ

マガン    400-500 朝・晩に採食に出かけた。
クロツラヘラサギ ネイチャーセンター前浜で寝てばかり
オオタカが飛ぶと、カモが逃げ回っていた。

2008年11月30日日曜日

第一回 自然こども自由研究報告会

 本日は、第一回の自然こども自由研究報告会を実施しました。
 米子市の子ども達による夏休みの研究発表のうち、自然に関する11題についての発表がありました。生き物の不思議やラムサール条約など幅広い報告で、皆さんとても上手に発表してくれました。

 
 また、先日、韓国でのKODOMOラムサールに参加したメンバー5名も、「KODOMOラムサールin韓国参加報告」と題して発表しました。

本日の鳥:
コハクチョウ 200羽
マガン 460羽 ねぐら入り(17:00~17:30)
クロツラヘラサギ 1羽
など。

2008年11月23日日曜日

久しぶりのクロツラヘラサギの姿!

  一時姿を消していたクロツラヘラサギですが、昨日、今日と姿が見られるようになりました。でも、以前とは違い、かなりサービスが悪くなってしまいました。
 これまでは、いつもネイチャーセンター正面にいてくれていましたが、最近では園内をかなり広範囲に動き回るので、姿が見える場所にいてくれる時間がとても短くなってしまいました。それでも、時々はネイチャーセンター正面にも来てくれるので、このときに来館された方はラッキーです。
 
☆そのほかの鳥の情報:
 オオタカの若鳥がオナガガモ?を水上捕獲し、両翼でバタフライのように泳いで岸辺に引き上げ、食べていました。

2008年11月22日土曜日

ご注意!ニホンミツバチがいっぱい

 朝から穏やかな晴天に恵まれている今日、水鳥公園ではちょっと困ったお客さんがたくさんやってきています。
 そのお客さんは、「ニホンミツバチ」。野鳥観察の部屋の窓の外を飛び交うものがちらほら観られるほか、どこからか室内に侵入して、窓の内側でブンブンいっているものもいます。
 おとなしいハチなので積極的に人を刺しに来ることはありませんが、不意にまとわりつかれたときに手で払うと刺される危険があります。水鳥公園では、お客様が刺されないように、発見次第捕獲して屋外に放虫しております。

 皆さんのご近所でもミツバチが多数うろついているかもしれませんので、どうぞご注意下さい。

ソロプチミストスワン米子絵本の会

BDSCN0011.JPG.jpeg











今日は、地元の婦人団体の記念すべき
10回目の読み聞かせ会でした。



BDSCN0015.JPG.jpeg









新たに七冊の本も寄贈いただきました。



2008年11月21日金曜日

安来の田んぼでコハクチョウ観察

 今日は、地元小学校4年生の総合学習の日。今回で5回目になる企画で、水鳥公園と安来の水田地帯でハクチョウ観察を行いました。
 
 はじめに米子水鳥公園で双眼鏡と野鳥図鑑を貸し出して、使い方の練習をしました。ノスリとオオタカが観察でき、みんな大興奮でした。「オオタカすげ~!」
 
 
 



 

 次に、バスで安来の水田地帯へと移動しました。移動にはバスで26分かかりましたが、コハクチョウは10分弱で移動できるよ、とお話ししたら、みんな驚いていました。自由に空を飛べるコハクチョウがうらやましいですね。
田んぼでは、コハクチョウたちが広範囲に散らばり、落穂を食べている様子が観察できました。
 




 お弁当を食べた後、東出雲町の意東海岸へ行きました。ここは、かつてコハクチョウの餌付けが行われていた場所で、中海のコハクチョウの歴史上、重要です。「コハクチョウが暮らすためには、採食場とねぐらの両方が隣接していることが重要なんだよ。」 
 






 意東海岸では、児童達は貝殻拾いに夢中。沖に浮かぶ鳥たちよりも、みんな足元を一生懸命見ていました。「きれいな貝殻をたくさんみつけたよ!」
 
 
 



 

 こちらの子は、カニの死体を拾いました。中海の湖岸にはいろいろなものが落ちていて、児童達は興味津々でした。
 
 
 
 



 
 
 今回のバス遠足で、地元の子ども達が中海で暮らしているコハクチョウの姿を直に観察することで、コハクチョウが暮らせる環境について知ってもらえたら幸いです。
 
鳥情報:クロツラヘラサギが再び姿を消しました。今日は姿が見えませんでした。どこに行っちゃったのでしょう?