2024年3月30日土曜日

今日の鳥たち20240330

ネイチャーセンターのそばのクロガネモチには、まだ赤い実がたくさん残っているのですが、近頃、周辺地域のあちらこちらに現れているレンジャクの群れがやってきてくれません。このままでは、水鳥公園常連のヒヨドリとツグミたちに全部食べられてしまいそうです。

毎日少しずつ実を食べていくヒヨドリ。8:35撮影。
















同じく、ツグミ。16:17撮影。















米子市内ではようやくソメイヨシノが咲き始めましたが、園内のオオシマザクラのつぼみはまだ咲くまで時間がかかりそうです。ヤマザクラも同様です。9:42撮影。
















右のキジバトが、左の個体に盛んに求愛していました。普段とは異なる「ぷぅ」という声で鳴いていました。9:43撮影。















いつまでいてくれるのか、アボセット&セイタカコンビ。15:28撮影。
















トビが何か白い塊をくわえて飛んでいました。ティッシュにように見えますが、なぜくわえているのかな?16:00撮影。
















近頃、カモの数が減ってやや寂しい風景でしたが、今日はキンクロハジロが500羽以上群れていて賑やかになりました。16:22撮影。
















今日一番のおすすめの鳥だったシマアジ。待望のオスの生殖羽です。23日の初認時(メスの初認は20日)と同じ場所に留まっていましたが、ちょっと見づらい場所にいます。順光になる午後の観察がおススメです。16:39撮影。















ネイチャーセンター目の前では、仲良く寄り添って採食しているカモのつがいが見られました。

マガモのペア。16:49撮影。















コガモのペア。16:49撮影。















カルガモのペア。ほぼ雌雄同色ですが、よく見れば見分けられます。17:01撮影















保護区内の枯れマツに、ハシボソガラスが巣を作り始めていました。他に生きたマツが生えていますが、枯れマツでいいのかな?16:55撮影。
















背中の蓑羽が美しいダイサギ。黄色かったくちばしが黒ずみ、眼先にエメラルドグリーンの婚姻色が表れはじめています。シギ島で次々とゴカイを食べていました。17:08撮影。















まだ春のシギ類はやってきていませんが、これから次々と飛来することを期待しています。シマアジも数が増えて、ネイチャーセンター近くに寄ってきてくれたらいいですね。

一昨日現れたクロツラヘラサギとチュウサギは、昨日には姿を消していました。

(きりぎりす)

2024年3月28日木曜日

この春初認の鳥3種現る!

ヨシ刈り跡地を仕切るトラロープにオオジュリンがとまっていました。ここにはいつもジョウビタキがとまっているので、新鮮な風景です。8:29撮影。

















水鳥公園の隣接農地でいつも賑やかに鳴いているコチドリが、ネイチャーセンター目の前にやってきました。今が旬の夏鳥です。9:04撮影。
















ヨシ刈り跡地にカシラダカが1羽いました。冬鳥ですが、今年度初確認です。9:11撮影。















ヨシ刈り跡地で最も活発に活動しているジョウビタキ。今日も健在です。9:23撮影。
















婚姻色が表れているアオサギが、枯れ枝を拾っていました。結局この枝は置いてしまいましたが、子育てに向けて巣材が気になるようです。9:38撮影。
















刈り残されたわずかな枯れヨシにやってきたオオジュリン。何だか申し訳ないです。10:16撮影。















今の時期のカワウは、頭と脚の付け根が白くなっていてきれいです。12:23撮影。















さりげなく岸辺にチュウサギがいました。これからが旬の夏鳥。今季初認です。15:14撮影。















そして、今日一番のニュースは、クロツラヘラサギの美しい夏羽が飛来したことです。黄色く染まった胸元と長い冠羽が見事で、こんなに美しいクロツラヘラサギは珍しいです。

北西から飛んできて、ウラギクの池に着水。ものすごい勢いで歩き回って採食していました。よっぽどお腹が空いていたのかな?15:11撮影。















このクロツラはとても活発でしたが、右翼の中央が着色されているのが気になりました。右翼の手首辺りから出血しているように見えましたが、行動には支障がないようです。15:32撮影。

























今日も300mくらい先の水域にミコアイサが群れていました。オスが1羽、ネイチャーセンター前に飛んできましたが、すぐに遠くへ泳いで行ってしまいました。17:17撮影。
















今日もカンムリカイツブリが目の前に泳いできました。17:19撮影。















オオハムやカワアイサなどの魚食性の鳥は、よく水中を覗き込みながら泳ぎます。このカンムリカイツブリも同じような行動をとっていました。メダカの群れを探しているのかな?17:20撮影。















襟巻のような夏羽が少し表れていました。17:20撮影。















ネイチャーセンターの真下まで寄ってきたソリハシセイタカシギ。雨の日や夕方など、薄暗い時はいつも以上に鳥が近くに寄ってくるように感じます。17:21撮影。















今晩から明日の朝にかけては雨のようですが、その後晴れる見込みなので、天気が回復して以降、鳥に動きがあるかもしれません。明日はどんな鳥がやって来るのか楽しみです。

(きりぎりす)

2024年3月27日水曜日

今日はタシギの日

先日のヨシ刈り大会の際に見つけたヌートリアのベッドで、今朝もヌートリアがくつろいでいました。周りのヨシが刈り払われて丸見えになってしまっているのに、よっぽどここがお気に入りなのかな?8:40撮影。






















開園準備で窓のロールカーテンを巻き上げたら、私の腕にニホンヤモリがペタッと落ちてきました。その後床に飛び降りて、隙間へと隠れていきました。不意に落ちてくるとビックリしますが、ネイチャーセンターのかわいい住民です。8:41撮影。

















今日はタシギがたくさんいました。さて、この写真に何羽写っているでしょう?15:55撮影。















ツクシガモは20羽以上いましたが、みんな500m先のマガン半島に移動していました。今日はヨシ刈り大会で園路沿いに集積した刈りヨシの搬出作業が行われたのですが、ヨシが刈られて見晴らしが良くなり、トラックに刈りヨシを積んでいる様子が鳥から丸見えだったので、それを嫌ったようです。15:58撮影。















今が最も美しいハシビロガモ。今日は北東の風だったため、園内のカモたちがみんな風上に集まってしまい、風下のネイチャーセンター前に寄ってくるカモが少なめで、なかなか近くで観察できませんでした。15:59撮影。
















北東の風が吹こうが、刈りヨシの搬出作業が行われようが、ソリハシセイタカシギだけは常に目の前にいてくれました。セイタカシギはあちらこちらを渡り歩き、時々ソリハシセイタカシギのそばにやってきました。18:12撮影。










今日は突然タシギが密集していて、渡ってきていることを実感しました。先ほどの写真には、少なくとも9羽のタシギが写っていました。もうすぐオオジシギも渡ってくる頃なので、要注意ですね。


(きりぎりす)

2024年3月24日日曜日

ヨシ刈り大会無事終了!


今日はヨシ刈り大会(といいましても、作業内容は刈りヨシの運び出し)を開催しました。前年度に茂ったヨシを刈り払って片づけることで、翌年にヨシが元気に生育させることが目的です。
天気が心配でしたが、雨は止んで予定どおり活動できました。


26名(+職員5名)もお集まりいただきました。
最初に館長と米子水鳥公園友の会代表から、作業内容と注意事項を説明。










作業開始。はじめにネイチャーセンター南側のヨシ原を片付けます。









刈り倒されたヨシを抱えて集積場所まで人力で運びます。









人数が多かったので、次々と刈りヨシが片付いていきます。









安全と作業の効率アップのため、メダカ池の周囲を反時計回りの一方通行で歩いて頂きました。









ジュニアレンジャークラブの活動も兼ねており、卒業生も含め、若者が多く参加してくれました!









南側のヨシ原は、なんと30分で片付きました。引き続き北側のヨシ原の片付けに着手。










北側のヨシ原だけで、大人の背丈くらいもある刈りヨシの山が4個できました。









みなさんの活躍のおかげで、予定よりも30分早く作業終了。片付いた北側のヨシ原を背景に記念撮影。お疲れさまでした!










南側のヨシ原の作業前風景と作業後風景




























北側のヨシ原の作業前と作業後の風景






作業をしていると、様々な生き物の痕跡が見つかります。

ヒレンジャクの羽毛。何者かに食べられたようです。


トビの羽毛。トビが食べられるとは、何があったのかな?



ヌートリアのベッド。今朝もここでくつろいでいました。



カヤネズミの巣。ヨシ刈りは、カヤネズミの生息状況調査も兼ねています。













ヨシ刈り大会では3個見つかりました。先日のヨシ刈りでは7個見つかったので、今年は10個でした。昨年は39個見つかったので大幅減です。




チョウセンカマキリ(上)とオオカマキリの卵のうが同じ茎についていました。これはカマキリ観察会の際に、良い資料として使えそうです。



作業終了後のヨシ原に、ジョウビタキがやってきました。何かいいものが落ちていないか探しに来たようです。オス1羽メス2羽が集まっていました。





ヨシ原を刈り払うと、お客様が歩ける場所だと勘違いしてヨシ原に入ってしまうことがあるので、早速ロープで柵を張りました。ヨシ原には侵入しないように、ご協力をお願い致します。




(きりぎりす)