2015年8月30日日曜日

米子南ロータリークラブから寄贈を受けます


米子水鳥公園では、
米子南ロータリークラブ創立30周年記念事業としてモニターの寄贈を受けます。
本日は、寄贈品の目録をいただきました。

 米子南ロータリークラブのシンボルマークは、大山を前に中海・米子水鳥公園から飛び立つハクチョウの姿です。30年前の会の創立時に決めたものだそうです。
水鳥公園は今年で20周年ですので、水鳥公園設置の10年前から環境に対して意識してこられたことに感心するとともに、あらためて米子水鳥公園は、多くの市民の思いによって作られた公園であると感じました。
 20年の前に市民の思いによって作られた水鳥の棲む環境を、今後とも市民とともに守っていこうと思っております。

20150830の鳥風景
















クロハラアジサシ3羽。
「秋だね~。」
「そうだね~。」
「…。」
















さ~て、そろそろ飛びますか~♪

















ネイチャーセンターの屋根では、イソヒヨドリのメスがさえずっていました。
「おいしそうなクモ見っけ!」



(きりぎりす)

2015年8月28日金曜日

新着鳥情報20150828

いよいよ秋の渡りが始まりました。
この時期の鳥の新着情報です。

ユリカモメ 2羽 8/27から園内を飛んでいます
クロハラアジサシ 8/27は成鳥、8/28は幼鳥が各1羽飛んでいます。
エリマキシギ 1羽 8/28新着!
タカブシギ 8/27から数羽います
キリアイ 1羽 8/27からいますが遠い!
アカエリヒレアシシギ 1羽 8/26、8/28に確認。
アオアシシギ 時々います。「チョーチョーチョー」という声がポイント。

このほか、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ゴイサギ、時々アマサギが集まっているのも、この時期ならではの風景です。

渡りの時期は、珍鳥がふらりと現れることが多いです。
殆どの場合、第一発見のときしか見られないので、見つけたもん勝ちですよ~♪
















クロハラアジサシの第1回冬羽。
秋ならではの鳥です。


(きりぎりす)

2015年8月27日木曜日

窓の外にイソヒヨドリ

事務室の窓の外から、突然きれいな鳥の声が聞こえてきました。
妙に声が近いので、窓から顔を出してみたら、声の主はイソヒヨドリでした。

















イソヒヨドリのオス。
全身がうろこ模様なので、若鳥のようです。
水鳥公園では、ネイチャーセンターにメスが定住?しているのですが、オスは珍しいです。
私のすぐ目の前に、ちょこんととまっていました。

ただいま屋根の修繕工事中のネイチャーセンターは、足場に囲まれていてジャングルジムのような状態です。イソヒヨドリにとっては、とまれる場所がたくさんあって楽しそうです。
















足場の支柱の先端に止まってさえずっています。
「ここはオレの城~♪」

















修繕が終わった屋根にとまるオス。


急に秋めいてきて、園内の鳥の様子にも少しずつ変化がみられてきました。
園内の鳥の様子はしばらく停滞気味でしたが、そろそろバードウォッチングが楽しい季節になってきましたよ~♪

(きりぎりす)




2015年8月24日月曜日

アジアこども交流会を開催しました

8月22日(土)に、中海・宍道湖のラムサール条約登録10周年を記念して、
中海の米子港と米子水鳥公園で「アジアこども交流会」を開催しました。

今回は、NPO法人中海再生プロジェクト主催の「中海体験クルージング」「中海環境フェア」に、地元の中海・宍道湖の子供たちだけでなく、国内外からの参加者(香港マイポ、韓国チュナム貯水池、ファポチェン湿地、豊岡市円山川河口域及び周辺水田、琵琶湖など)を招待し、各湿地の子どもたちに中海を体験して頂きながら、互いに自分たちの活動拠点の湿地の説明や活動報告をして、交流を深めました。

中海の保全と利活用を目指して、行政と市民団体が一緒に参加して実施されている、中海体験クルージングと中海環境フェアは、他の地域に誇れるものでした。





次に、各湿地を紹介するポスターに分かれてポスターセッションを行いました。
言葉の壁も越えて、自分たちの湿地の紹介にみんな一生懸命です。


 他の湿地の様子を聞こうと、みんな懸命に聞き入っていました。



最後に米子水鳥公園に戻り、湿地をつなぐ黄色いハンカチに
「これから10年後の自分へ 、どのような中海を手渡したいか。」
手紙を書いてもらいました。



今回制作された黄色いハンカチは、2015年11月3日とっとりコンベンションセンター(米子市錦町)で開催される登録10周年記念イベントの他、松江市でのイベントでも展示される予定です。
 また、このハンカチは、10年間保存し、10年後に書いた本人へ送付する予定です。

(ポタちゃん&きりぎりす)


2015年8月19日水曜日

カイツブリの巣ができました!

なかなか今年は、観察しやすいカイツブリの巣ができなかったのですが、
やっと、見やすい位置に巣ができました。

既に卵が二つ以上あります。
















でも、秋までに卵かがえるかちょっとだけ心配です。

2015年8月14日金曜日

鳥情報20150814

猛暑も少しだけひと休み。
鳥たちはとても敏感で、すでに秋の鳥たちがチラホラ見られるようになりました。

昨日は、セイタカシギ1羽、ハマシギ1羽、トウネン7羽がいました。
もう秋の渡りが始まっているのかもしれません。

今日は、
ヒドリガモ、マガモ、カルガモ(200羽ほどいます)、ホシハジロ、キンクロハジロ、コガモ、カイツブリ(遠いですが巣が2つあります)、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、オオバン、ツバメ 等が観察できます。

水鳥公園にいたクロツラヘラサギが佐渡島に現れた!

2015年4月10日から5月2日まで米子水鳥公園で確認されていたクロツラヘラサギが、同年6月4日から10日まで佐渡島で確認されていたことが分かりました。

このクロツラヘラサギは、日本野鳥の会鳥取県支部の支部報「銀杏羽」No.139に写真が掲載されました。この写真を見た日本野鳥の会佐渡支部の近藤さんから「同一個体ではないか」とご指摘を受け、佐渡で撮影された写真が添えられたメールをいただきました。

水鳥公園と佐渡島で撮影された写真から、くちばしの模様を比較検討した結果、同一個体で間違いないと思われます。
このクロツラヘラサギは、水鳥公園と佐渡で鮮明な写真が撮影できたことから、くちばしの細かい模様まで確認でき、個体識別の手掛かりとなりました。

クロツラヘラサギの繁殖地は朝鮮半島なので、水鳥公園から去った後、北西に移動したのだろうと思いましたが、北東に移動して佐渡島に立ち寄っていたとは驚きました。
近藤さんによると、佐渡島では6月上旬から中旬にクロツラヘラサギがしばしば確認されているそうで、日本海沿いを北上する渡りルートの存在が推察されています。

標識がついていなくても野鳥の個体識別ができた、貴重な事例です。


















2015年4月23日 米子水鳥公園にて撮影。


















2015年6月6日 佐渡島で近藤健一郎氏撮影。
くちばし先端右寄りの半円形の黒点に注目。その他の細かな模様も一致しています。


(きりぎりす)

2015年8月2日日曜日

アブラゼミの羽化

本日の夕方、ジュニアレンジャーの森の入口付近で、羽化を始めたアブラゼミを見つけました。今年はここでアブラゼミの羽化が相次ぎ、7月25日に開催した虫とり大会の時にも、同時に羽化中の二匹を観察できました。



発見時の様子。この状態で死んでいるのかと思ったら、ちゃんと生きていました。
17:28でした。

















17:32。
殻の割れ目から、モリモリと成虫が出てきます。
面白くて目が離せません。

















17:43。
ようやく翅が抜けました。

















17:44。
上半身が抜けたところでひと休み。
最後まで見届けたかったのですが、ここで観察は断念。
順調にいけば、明日の早朝には、
金色の産毛に覆われたアブラゼミになっていることでしょう。


夏休みの自由研究のテーマで人気の、セミの羽化の観察。
子どもの頃に観察した経験がある方も多いのではないでしょうか。
何度見ても神秘的な光景で、つい視線が釘付けになってしまいます。

皆さんのお家のご近所の神社や公園でも、
夕方に探してみると観察できると思います。

ぜひこの夏休み中に、親子でセミの羽化の観察をしてみてはいかがですか。

(きりぎりす)