2024年4月26日金曜日

ツバメチドリ現る!

今朝、ツバメチドリの夏羽1羽を発見しました。2012年7月25日に幼鳥1羽が確認されて以来2例目で、夏羽は初めてです。

喉をぐるりと囲む黒い線と基部が赤いくちばしが特徴的です。9:05撮影。
















水を飲むツバメチドリ。9:15撮影。















体形はツバメやアジサシのようですが、脚が長く、歩き方はチドリそのものでした。納得のネーミングです。9:15撮影。















ようやく鳴き声が聞こえるようになったセッカですが、姿を観察するのは意外と難しいです。9:41撮影。















草むらの中に身を隠して、私の様子をうかがっていたキジのオス。12:56撮影。















枯れ松の先に陣取っていたハシボソガラス。枯れ松に営巣しているつがいの相方と思われ、巣の安全を見張っている様子でした。12:57撮影。















左の枯れ松の上のハシボソガラスの巣は、これまで留守にしている時間が長かったのですが、数日前から親鳥がずっと座るようになりました。卵を規定数産み終わり、本格的に抱き始めたのかな?12:57撮影。
















園内で一番人気の樹液酒場の周辺は、もう樹液の発酵臭が漂っていました。早速その樹液にハナムグリが群がっていました。今年はクワガタの初認がいつになるかな?13:09撮影。



















毎日ネイチャーセンター前で仲良く採食しているカルガモのつがい。今いるカモの中で、カルガモが最もつがいの中が良いように感じます。15:21撮影。















カルガモのつがいに負けないくらい、ぴったり寄り添って採食していたハシビロガモ。みていてほっこりします。15:23撮影。















今園内にいる潜らないカモのほとんどは、喫水線より下が赤茶色に染まっています。中海の南岸には鉄バクテリアで赤茶色になっている湿地が多くあるので、そこで長期間過ごしていた個体なのでしょう。15:22撮影。





全身の羽毛が摩耗したヒヨドリがいました。巣材運びに勤しむ個体もいて、子育ての準備に忙しそうです。15:47撮影。















ようやく園内でオオヨシキリのさえずりが聞こえるようになりました。まだ枯れヨシの茂みの中でさえずっていて、姿がよく見えるところになかなか出てきてくれません。16:04撮影。















昨日からセイタカシギのオスが1羽います。ウラギクの池にばかりいましたが、今日は目の前にやってきてくれました。春のシギがほとんど現れない中で、貴重な存在です。16:19撮影。











ツバメチドリがいたのは、まだお客様が来園する前の朝だけで、後にどこかへ飛び去ってしまいました。わずかな滞在時間の間に証拠写真が撮れたのは幸いでしたが、お客様にもぜひ観ていただきたかったので残念です。

明日以降、また新たな鳥がやって来ないかな?

(きりぎりす)

2024年4月24日水曜日

ようやく春の鳥が動き出しました!

今日は、春の鳥の渡りを感じられました。

今季初認のキョウジョシギ。園内の環境はあまりお好みではないらしく、せっかく現れても長居しません。14:16撮影。
















メダカ池の柵にとまっていたカワセミ。16:25撮影。















ハマシギの夏羽の群れがシギ島にやってきました。この光景を待っていました!16:04撮影。















ハマシギといえば、群れが密集して水の上を低空で飛び回り、切れの良い急反転を繰り返す飛行ショーが見どころです。17:21撮影。

















お客様とハマシギの飛行ショーを楽しんでいたら、突然背景にハヤブサが飛び込んできました。17:21撮影。
















ハヤブサはハマシギを襲いませんでしたが、それに驚いたのか、ハマシギたちは高度を上げて西へ飛び去ってしまいました。シギ島に戻ってくることを期待していたのに、残念!17:22撮影。
















一方、こちらはハマシギの群れの奥を横切った後、ウラギクの池の木道にとまったハヤブサ。ハヤブサは高低差を活かした狩りを得意とするので、このような低いところにとまる時は、狩りをする気がない表れです。ハヤブサがこんなところにとまるのは珍しいです。17:23撮影。




この他にも、アカハラとオオヨシキリが今季初認でした。また、とても久しぶりにバンも見られました。アマツバメやソリハシシギも見られ、少しずつですが春の渡り鳥観察が楽しめるようになってきました。

(きりぎりす)

2024年4月22日月曜日

第14回園児が描いた鳥の絵展 展示作業

毎年春に開催している「園児の描いた鳥の絵展」の展示作業が完了しました。今年も、子供たちの元気いっぱいの作品を見にお越し頂けたら幸いです。

会場:米子水鳥公園 ネイチャセンター

期間:令和6年4月24日(水)〜6月2日(日)まで

※米子水鳥公園は、火曜日が休館日です。

ネイチャーセンターは、高校生以上は入館料310円が必要です。
全国の自治体発行の子育てパスを提示いただければ、200円に割引となります。

ポタちゃん

2024年4月21日日曜日

JP労組、ボランティアでシバザクラの除草作業



本日は、JP労組伯耆支部の皆さん(40名)が、
シバザクラの除草と補植においでになりました。

雨のちらつく1日でしたが、
作業時間だけは雨が降らず、無事に終了しました。

ゴールデンウィークにご来園の際は、
ぜひシバザクラの花壇もご覧ください。
































マスコットキャラクター"ふくろーくん"

2024年4月20日土曜日

アマサギがやってきた!

未だに春らしい鳥が乏しい中、頭がオレンジ色のアマサギが飛来しました。今季初認で、園内では見る機会が少ない珍鳥です。14:23撮影。

















いつもならば丈が低い草地に舞い降りるのですが、大きな石がゴロゴロしている池の北岸に着陸しました。アマサギらしくない選択です。右下のカルガモが、飛んできたアマサギを凝視していたのが面白かったです。14:23撮影。















2羽並んでいたコサギの間に降りたアマサギ。左のコサギは婚姻色が鮮やかで美しかったです。もっと近くで観察したかった!14:25撮影。
















近頃時々やってくるコブハクチョウ。脚がピンク色の若鳥と、完熟の成鳥の2羽なのですが、今日は完熟個体だけ現れました。以前にもご紹介しましたが、この個体は私には「てっちゃん」ではないか、と思えてなりません。14:26個体。















近頃、ネイチャーセンター前にオカヨシガモのオスが1羽やってきます。一見地味ですが、近くで見ると渋い美しさがあり、個人的にお気に入りのカモです。シギ島で採食中。15:54撮影。















今日、園内で3番目に数が多いカモだったハシビロガモ。とても美しく、目の前にいるとつい写真を撮ってしまいます。冬鳥ですが、今の時期が最も美しく、旬なカモです。15:57撮影。
















夕方、シギ島にパラパラと飛来してきたハマシギ。夏羽に換羽途中で、春のシギらしくなってきました。17:15撮影。















ツクシガモは、18日を最後に姿を消しました。
ミコアイサは、まだオスとメスが1羽ずついます。

(きりぎりす)

2024年4月17日水曜日

お手播きヤマザクラが咲きました!

今朝出勤してみると、天皇皇后両陛下(現、上皇上皇后両陛下)がお手播きになったヤマザクラが咲いていました。園内のほかの桜が散ってしまってからの遅咲きでした。

8:41撮影。

















8:43撮影。まだつぼみがたくさんあるので、
明日はもっときれいになっていることでしょう。



ヌートリアがヨシの小島の端で眠っていました。
野生動物とは思えない無防備な寝姿です。8:36撮影。


メダカ池からはトノサマガエルの鳴き声が賑やかに聞こえました。
もうすでに卵塊が1個ありました。9:10撮影。















お嫁さん募集中!と、張り切って鳴くオス。9:14撮影。


繰り返し鳴くオス。9:22撮影。















一方、その声をじっと聞いていた他のオス。ライバルが鳴くと、張り合って鳴き返すものですが、私が見ているのを嫌ってか、鳴き返しませんでした。私が去った後で合唱を再開していました。9:17撮影。


アメンボも、繁殖のパートナーを確保していました。9:11撮影。


昨日、みとらがオオルリを確認しているので、今日も春らしい鳥が新たにやってきていないか期待して園内を歩き回りましたが、アオジのオスしか見つかりませんでした。9:39撮影。















タンポポで吸蜜中のモンシロチョウ。春ですね~。13:401撮影。
















園路沿いにペアでいたホオジロ。
ひとしきり枯れヨシで囀ってから飛び立つオス。13:45撮影。
















カブトムシがよく集まる木にとまっていたルリタテハ。
翅の裏は樹皮そのものです。13:51撮影。
















翅を開くとこんなにステキです。さすが、2月に開催した「ゆかいな仲間たち総選挙」で5位当選したチョウです。厳しい冬を成虫で乗り越えた割には翅があまり擦れておらず、きれいな個体でした。13:56撮影。















マガン半島には、脚が真っ赤に染まったダイサギが2羽いました。
脚は婚姻色が極まっている感じですが、顔の発色はまだいまいちな様子。17:05撮影。















このほか、園内で今季初めてセッカのさえずりを聞きました。
ソウシチョウも囀っていました。

(きりぎりす)

2024年4月16日火曜日

おお!?ルリ!

今日は休館日ですが、飼育生物の水槽掃除のために出勤しました。掃除の前に外を見ると、ウラギクの池の前の水辺に、アオアシシギがいました。園内では今季初認です。



単独で飛来したらしく、園内のアオアシシギはこの1羽だけでした。静かにたたずんでいると、後方からカルガモが揉めながらやってきて、



巻き込まれました。この状況でもアオアシシギは飛ばず、動じていないようでした。


水槽掃除前の、砂利に埋まってのんびりくつろいでいるスッポン。


これから掘り出されて、汚れた背中をスポンジでナデナデされることを、彼はまだ知らない。(触られるのはキライ)


水槽掃除をしていると、16時すぎに屋根に叩きつけるような大雨が降りはじめました。20分程で止んだので、休憩がてら望遠鏡で鳥をチェックすることに。

つばさ池北側の木の下を見ていると、突然視界に青い鳥が飛び込んできました。くちばしに咥えた虫を地面に叩きつけて、ペチペチしています。


んん!?カワセミじゃないぞ!?

まさかのオオルリ!


あわてて猛ダッシュでカメラを取りに行き、なんとか写真に収めました。日陰でも輝く瑠璃色がとてもキレイでした。

水鳥公園では近年、開園当初は小さかった樹木が大きく育ち、林を利用する鳥がやって来るようになりました。今回のオオルリのように、渡り途中の夏鳥が他にも来ているかもしれません。長く滞在していたソリハシセイタカシギは今日も見られず、出発してしまったようですが、また新たな季節の鳥との出会いが楽しみです。

(みとら)