2018年11月28日水曜日

ひしめく鳥たちの謎

カモ類の飛来のピークが過ぎて、
池に群れる鳥たちの数が3000羽前後に落ちついてきました。

そんな中、池のあちらこちらで
ひしめく鳥たちの群れが目立っていました。

ミコアイサの群れ。
常に浮き沈みを繰り返しているので正確な数はわかりませんが、
少なくとも65羽はいました。
もうパンダ柄に換羽したオスも数羽いました。
















現在、最も目立っているカモはハシビロガモです。
あちらこちらでひしめいているのをよく見ると、
ハジロカイツブリも約30羽が一緒にひしめいていました。
食べるものが異なる同士が、なぜ一緒にひしめいているのでしょう。





















昨年の1月から2月の厳冬期にも、
ユリカモメとハシビロガモがひしめいていましたが、
今年はまだそんなに寒くありません。

ひしめく鳥たちを眺めていると、
謎は深まるばかりです。

(きりぎりす)

2018年11月27日火曜日

NHKラジオ「旅ラジ!」に出演しました!

NHKのラジオ「旅ラジ」の公開生放送に出演させて頂きました。
米子の自慢の一つとして、米子水鳥公園をご紹介しました。

12月4日午後3時まで、インターネット配信されておりますので、
是非お聞きください。

NHKラジオらじる★らじる 旅ラジ!「鳥取県米子市」


(きりぎりす)

2018年11月26日月曜日

シロガシラまだいた?

 
先日、米子水鳥公園で観察されたシロガシラですが、
今日も観察できました。ずうっといたのか別個体なのかはちょっとわかりません。
やっと、自前の写真が撮影できました。
 

米子水鳥公園にサカツラガン

米子水鳥公園にサカツラガンが飛来しました。


サカツラガン(Swan Goose)は、
ICUNのレッドリスト絶滅危惧種VUとなっているほか、
東アジア・オーストラリア地域フライウェイパートナーシップにおける
重要な種とされています。

2018年11月25日(日)16:00ごろまで確認されています。

2018年11月24日土曜日

こどもラムサール交流会 in 宍道湖 2018 を開催


鳥取県・島根県では、
毎年共同で他のラムサール条約登録湿地や関係する湿地と一緒に、
こどもラムサール交流会を実施しています。
今年は、島根側の宍道湖に、熊本県の荒尾干潟と
豊岡の円山川下流域及び周辺水田の子供たちと集まり、
交流会を開催しました。

















交流会では、
東アジア-オーストラリア地域フライウェイパートナーシップEAAFPの
アート・プログラムである
「Our Winged Traveller(渡り鳥へのメッセージ)」
“To our Winged Travellers” project.  
を実施しました。

鳥の形に書いた子供たちのメッセージが鳥の群れになり、
フライウェイの各地に飛んで行って展示される、
というコンセプトの企画です。
イメージ動画 https://www.youtube.com/watch?v=b_kY954r5WE















今回の交流会では、子供たちの思いを書いた鳥たちが、
こんな大きな群れになりました。



















今回書いてもらった鳥の形の紙は、
今後、パートナーシップ事務局に送付し、活用してもらう予定です。
みんなの思いがどこまで飛んでゆくのか、楽しみです。

今朝の水鳥公園20181124

























今朝の水鳥公園
コハクチョウは100羽を超えています。
マガンもねぐらをとっています。オオハクチョウも7羽いました。

2018年11月23日金曜日

今朝の水鳥公園20181123

2018年11月23日(祝・金)の朝 米子水鳥公園は、祝日も朝7:00から開館です。




今朝は、最近の寒波のためかコハクチョウが100羽超えています。
多くが南部町方面へ飛び立っていきました。
マガン80羽の群れもいて、8:10ごろ出かけてゆきました。





ヘラサギは、先週末から帰ってきません。





コハクチョウの群れも9:00ごろには殆ど飛び立ってしまいました。

2018年11月22日木曜日

オオハクチョウは重役出勤

現在、園内にねぐら入りしているコハクチョウは60羽くらいです。
今日は冷たい雨が降る悪天候だったせいか、
コハクチョウはお昼間までにすべて田んぼへでかけてしまいました。

そして、園内にはオオハクチョウ4羽とコブハクチョウ8羽が残りました。
近頃のコブハクチョウは、コハクチョウをいじめることなく大人しいので、
園内が平和です。

コブハクチョウは田んぼに行く習慣がないので、いつも園内にいますが、
オオハクチョウはコハクチョウよりもねぐらでのんびりしていることが多いです。
今日は、12:30ごろに田んぼへ向かいました。
オオハクチョウはいつも重役出勤です。










































この4羽家族のオオハクチョウは、
大多数のコハクチョウが安来のふゆみずたんぼをねぐらとしている中、
5㎞の通勤をいとわず、律義に水鳥公園をねぐらに選んでくれています。

水鳥公園にねぐら入りしている
コハクチョウ約60羽とオオハクチョウ一家の存在は、
米子水鳥公園にとって、大変励みになります。

(きりぎりす)

2018年11月21日水曜日

見慣れた景色に違和感が…

今日は大山がきれいに見える日でした。

いつも見慣れている風景なのですが、
何か変。
















よく見ると、大山の前に立っている電波塔に人が昇っていました。
ここはいつもハヤブサがとまっているところです。
人が昇っているのは初めて見ました。
おそらく、電波塔の保守点検をしている作業員さんでしょう。





















作業員さんは、いつもハヤブサが見ている景色を見ているはずです。
電波塔から眺める景色はどんな感じなのでしょう。
ちょっとうらやましいような、怖いような。

(きりぎりす)

2018年11月17日土曜日

今日はコハクチョウの帰宅が早い!

















今日は一日雨となってしまいました。
こんな日は、コハクチョウたちも採食を早じまいでしょうか?
16:30ごろから次々と帰ってきました。
朝は22羽しかいませんでしたが、17:00頃には35羽に増えました。

コハクチョウは、安来の田んぼに水が張られた11月9日以降、
1月末までは数十羽~100羽程度しか飛来しない見込みです。
北帰行が始まる2月中旬ごろの盛り上がりに期待しましょう。

その他の鳥
ヘラサギ        2羽  一日中公園にいました
オオハクチョウ   8羽 昼間に登場。うち幼鳥5羽。いつもいる4羽家族とは別?
マガン               15羽 今年はなかなか飛来しません。数日ぶりの観察です。
ミコアイサ    21羽 かなり増えてきました!
ハジロカイツブリ 23羽 同上!
トモエガモ      37羽 かなり増えたけれど遠い!
シロハラ       1羽 今季初認!
ベニマシコ     1羽 今季初めて声が聞こえました!
ツバメ        2羽 まだいた!
など、48種類、約4000羽

2018年11月16日金曜日

今日はホオジロ祭り!

本日行いました鳥類標識調査で、
ホオジロの仲間が5種類も捕獲できました。
オオジュリンばかり捕れる米子水鳥公園では珍しいことです。

まずは主役のオオジュリン(これは以前ご紹介した写真です)。














カシラダカ(オスの第1回冬羽)














シベリアジュリン。
この写真は足環が付いていたオス第1回冬羽です。
足環付きのシベリアジュリンが捕獲できたのは珍しいです。
どこで標識された個体かな?














ホオジロのメス第1回冬羽。














最後に、アオジのメス第1回冬羽。
今季初記録です。
















以上、
オオジュリン   92羽(R4)
カシラダカ    5羽
シベリアジュリン 3羽(R1)
ホオジロ     1羽
アオジ      1羽
の計5種・102羽(R5)という成果でした。

(きりぎりす)

2018年11月15日木曜日

2018年11月10日土曜日

第34回鳥取県インターアクト指導者講習会

本日は、米子水鳥公園の視聴覚室で
第34回鳥取県インターアクト指導者講習会
を実施されました。

最初に館長より「考えよう私たちの生活と 中海のハクチョウたち」を聞いて頂いた後、
ゴミ拾い に中海の湖岸へ出かけました。
先々週、ゴミを拾ったはずなのに
ずいぶんゴミが落ちています。



また、今話題のマイクロプラスチックのお話をしました。
現在のままでは、30年後には海にいる魚の量と
プラスチックごみの量が同じになるという試算が
出ています。







掃除している間に、ハクチョウの群れが上空を
通過してゆきました。






 最後にワークショップを行い、今ごみ問題で
今私達が出来る事は何か?
これから社会や技術をどう変えていったら良いか?
という話し合いをしました。





最後に各班に発表して頂き、分かち合いをしました。

今朝の米子水鳥公園 20181110


今朝は、朝焼けがきれいです。

米子水鳥公園は、11月~3月の土日は、朝7:00~早朝開館しています。




2018年11月9日金曜日

ホオジロ類3種を標識放鳥!

本日行いました鳥類標識調査で、
ホオジロの仲間が3種捕獲できました。

ホオジロのオス第1回冬羽。
一年中園内にいますが、標識調査ではあまり捕獲されません。
今年初標識です。
















シベリアジュリンのオス第1回冬羽。
今季2羽目。前回はメスでしたが、今回はオスが捕獲できました。














そしてオオジュリン。写真は省略。
現在、オオジュリンの渡りの最盛期です。


というわけで、今日の調査結果は、
・オオジュリン   95羽(リング付き2羽)
・ホオジロ     1羽
・シベリアジュリン 1羽
以上、3種97羽でした。

(きりぎりす)

2018年11月8日木曜日

困った侵入者

仕事を終えて帰宅しようかと思った時、
館内にコウモリが侵入して飛び回っていました。

このまま職員が帰ってしまうと、
館内の警備システムがコウモリに反応して作動してしまうので、
コウモリには外へ出て行ってもらわなければいけません。

しばらく待ってみたところ、
館内の壁の高所にしがみついてじっとしていました。
そこで、梯子で登って捕獲し、外へ逃がすことにしました。

























このコウモリは、アブラコウモリです。
子犬のようなかわいらしい顔をしています。















コウモリは捕獲しても全く暴れることなく、
丸くちぢこまっていました。
てのひらに仰向けに乗せてみても、ご覧のとおりです。
この姿勢で、約5cmくらいしかありません。














ちぢこまったままのコウモリを屋外に連れていき、
階段の手すりにそっと乗せたところ、
モソモソと這っていきました。
これで安心して帰宅できます。


ご注意!
コウモリは野生鳥獣のひとつなので、
本来は勝手に捕獲してはいけません。ご注意ください。

(きりぎりす)

なかよしヘラサギ

昨日は、ヘラサギ同士がお互いに羽を繕い合う
微笑ましい光景が見られました。





まだ翼の先が黒い若鳥同士ですが、
どのような関係なのでしょうか。

若いけれどもつがいなのか、
それとも、ただ同種同士でお互いに
くちばしが届かない部分の羽を繕い合っているだけなのか、
気になります。
今日もこのヘラサギ2羽は健在です。

11月1日に現れたヘラサギ成鳥1羽が
過去にも飛来していたことをご紹介しましたが、
この個体が11月3日に香川県で確認されていることが、
香川でヘラサギを継続観察している方からの情報提供で分かりました。

今度は春の渡りの際に立ち寄ってくれるかもしれないので、
ひきつづきヘラサギたちのくちばしの模様に要注目です。

(きりぎりす)

2018年11月5日月曜日

秋晴れ

ここ数日、山陰地方は秋晴れが続いています。

米子水鳥公園のハクチョウたちは、のんびり水鳥公園で一日中過ごす個体が多く、
ハクチョウたちの遊ぶ姿がよく見えます。



















ヘラサギやオオハクチョウも確認されています。

2018年11月4日日曜日

ウォーキング大会大盛況でした!

今日は、毎年恒例の「彦名・水鳥ふれあい中海ウォーキング大会」が開催されました。
彦名校区自治連合会と米子水鳥公園(財団)が主催している、
地域の一大イベントです。

粟嶋神社横の彦名二区公民館を起点に、
米子水鳥公園を経由して彦名干拓地の堤防上を約5.5kmを歩きながら、
7か所のチェックポイントで3択クイズに答えます。














































全部のチェックポイントを通ってすべてのクイズに答えたら、
彦名二区公民館で採点され、結果が発表されます。
公民館では、豚汁とご飯の炊き出しがふるまわれました。


































7問をすべて正解だった方と1問間違いだった方には、
賞品が贈呈されました。
また、参加者全員に参加記念品が配られました。
なお、参加者251名のうち、
全問正解が13名、一問間違いが47名でした。

とても良い天気に恵まれて、想定を大きく上回る参加者が集まり、
大盛況に終わりました。
参加された皆様、彦名校区自治連合会をはじめとした
たくさんの運営スタッフの皆さま、ありがとうございました。

(きりぎりす)

またまた水鳥公園初記録の鳥、ですが

今朝行われた鳥類標識調査で、
またまた水鳥公園初記録の鳥が標識放鳥されました。


オオムシクイです。
この鳥は従来、メボソムシクイとされていた鳥から、
2012年ごろにコムシクイ、オオムシクイ、メボソムシクイの
3種類に分けられたうちの一種です。
そのため、厳密には過去にメボソムシクイとして
園内で標識例がある可能性があります。

















 今日の明け方も、ネイチャーセンター前にオオハクチョウ一家がいました。
この他にも独身の成鳥が1羽いて、計5羽のオオハクチョウがいます。















7:47頃、安来方向からマガンの群れが飛来しました。
今季最多数の群れです。














今日もコハクチョウが昼間に多数園内に留まっています。
さらに、ネイチャーセンター前に昼間にこれだけ集まっているのは珍しいです。
このコハクチョウたちにとっても、今日は休業日のようです。
















ヘラサギ2羽は今日も健在です。
あいかわらず池の奥の岸辺にいます。
早くネイチャーセンターのそばに来てくれないかな~。















(きりぎりす)