2018年7月29日日曜日

台風通過後の鳥の様子

今日、台風12号が鳥取県の南側を通過していきました。
午前中はやや風が強く雨も降りましたが、
大したことはありませんでした。

お昼ごろには天候が落ち着き、
強い日差しの蒸し暑い晴天となりました。

現在確認できているカイツブリの巣7か所は無事でした。

ネイチャーセンター左手のヨシの株にある巣。
ヒナが2羽見えました。
まだかわいいですが、ずいぶんしっかりしてきました。




そして、もう1か所の巣でヒナの誕生を確認しました。
ネイチャーセンター左手の遠くに見える、池の北岸の巣です。
親鳥の左側にうごめく小さなヒナに注目!



そして、ネイチャーセンター正面の遠くにある巣のさらに奥で、
アカエリヒレアシシギが見つかりました。
2015年8月以来、3年ぶりです。

台風に飛ばされてやってきたのかな?

鳥たちの様子を見ていると、
早くも秋の渡りが始まりつつあります。

(きりぎりす)

2018年7月27日金曜日

オオバンの珍行動

近頃、オオバンが妙な行動をしています。

ネイチャーセンター正面右手にある、
鳥たちがいつも集まっている小島の隅に、
つがいで枯れヨシや羽を拾ってきて集めているのです。




どうみても巣作りなのですが、
こんなに丸見えで落ち着かない場所に
本気で営巣するとは思えません。
いったい何を考えているのでしょう?

このオオバンたちを観察していると、
突然、この小島にいた鳥たちが一斉に逃げ出しました。

しばらくすると、「鳥たちが驚いた理由」が現れました。


オオタカです。
オオバンが巣作り中?の小島のそばの、
杭が一列に打ってある場所にとまりました。
完全に狩り失敗なので、オオタカはすぐに飛び去りました。



近頃、オオタカが1羽現れるのですが、
羽衣の様子からこの個体が常連さんなのかもしれません。


オオタカが去ってから現れた、カルガモの親子。
この親子は、現在園内で見られる親子の中で
最もヒナが小さくてかわいいのですが、
かなり変わっています。

いつもヒナたちが親鳥からはるか遠くに離れて、
超広範囲に散らばって行動しているのです。
この写真は珍しくまとまって行動していますが、
普段は散らばりすぎて親子の写真として成り立ちません。

ヒナが迷子にならないか、いつも心配して観察しているのですが、
不思議なことにきちんと合流できています。
とってもおおらかなお母さんのようです。

でも、ヒナを狙う怖い天敵がたくさんいるので、
気を付けてね♪

この親子は、いつもネイチャーセンター前の浅瀬で過ごしているので、
お客様が出会える確率が高いです。
ヒナがかわいいうちに、ぜひ会いに来てください。

(きりぎりす)

2018年7月22日日曜日

カイツブリの子育てが捗ってきました

これまで、なかなか前進しなかった
カイツブリの子育てでしたが、
梅雨が明けてからようやく軌道に乗ってきました。

天候が安定したことと、
水草が水面にまで達して波消しの役割を果たしていることが
要因のようです。

現在、巣は8か所確認されています。
そのうちの一部の様子をご紹介します。

この巣には、ヒナが4羽いました。
まだ神隠しに遭っていません。
この調子で順調に成長してほしいものです。















ネイチャーセンター正面の遠くに見える巣。
薄っぺらな巣ですが、卵が2個見えます。
もっと巣を高く作らなくて大丈夫かな?















ネイチャーセンターから見て左手の遠くにある巣。
こちらも薄っぺらな巣ですが、順調な様子。















この巣は、あまり落ち着かないようです。
周りの杭によくカワウがとまるので、無理もありません。
将来が心配な巣です。














ドーナツ島の手前寄りの巣。
こちらは順調な様子。
暑すぎるので親鳥が卵を扇いで冷やしています。






ネイチャーセンター右手の岸にある池には、
毎日サギ類が群れています。
毎年恒例の夏の風景です。
今はダイサギばかりですが、
夏の終わりごろにはチュウサギが増えてきます。














(きりぎりす)

2018年7月21日土曜日

今日から夏休み。太陽はギラギラ・・・

米子地区は、今日から夏休みです。
とても良い天気で、空がまぶしいです。
米子水鳥公園では、さまざまイベントをしていますので
ぜひご参加ください。




カルガモが、だんだん増えてきました。先日まで、カルガモの親子のかわいい姿を
見せてくれていましたが、ずいぶん大きくなっています。
拡大すると50羽以上いるのがわかります。






ジュニアレンジャーの森





池の水もとても澄んできました。

2018年7月20日金曜日

朝から珍しい入館者現る

今朝、職員が受付に集合して朝礼をしていた時、
開けていた正面玄関から大きなトンボが入ってきました。

このトンボは、朝礼中の職員たちの背後を通過し、
奥の展示室方面へ、スイーッと飛んでいきました。

朝礼が終わった後、
トンボが入っていった展示室方面の窓や天井を見回ったのですが、
どこにも姿が見えませんでした。
大きなトンボなので目立ちそうですが、不思議です。

そして14時ごろ、再び展示室を見てみたところ、
天井にぶら下がる大きなトンボを発見。正体はヤブヤンマのメスでした。
梯子をかけて屋根裏に上って撮影しました。














朝一番から、ずっと展示室内にいたのかな?
ヤブヤンマは、これまでにも時々館内で干からびて死んでいたことがあります。
(すべてメス)
この個体も放っておくとそうなりそうなので、
捕獲して屋外に逃がしました。


ジュニアレンジャーの森の木にとまらせたヤブヤンマ。
本来はこのように日陰の藪にとまっているヤンマなので、
天井にぶら下がっているよりも、ずっと様になっています。




















この個体はすでに交尾済みのようでした。
産卵場所を探していた時に、ネイチャーセンター内に迷って
入ってきてしまったのかもしれません。
無事産卵して子孫を残してもらいたいものです。

(きりぎりす)

2018年7月17日火曜日

新たなカイツブリの親子を確認!

現在、ネイチャーセンターからカイツブリの巣が7個確認できていますが、
その中の一つで新たにヒナが確認できました。

ネイチャーセンター左手のヨシの株の根元に作られた巣で、
ヒナが2羽いました。巣の周りを泳いでいたり、巣にあがって休んだりしていました。








今年もヒナがすぐに行方不明になっているので、このヒナたちも心配です。
無事成長してくれることを祈ります。

(きりぎりす)

2018年7月15日日曜日

砂を入れた場所にスッポンが上陸

先週、地元中学生の職場体験学習として、
ネイチャーセンターの前浜に
砂を入れる作業をしました。
このように定期に砂を入れる作業をしてやらないと、
鳥たちや生きものに丁度良い環境を維持することができません。
とても大変な作業でしたが
中学生のみんなは一所懸命にやり遂げてくれました。

そんな中、生き物が初上陸?







利用の第一号?は、鳥ではなく、スッポンでした…

今日は、上陸してどんな環境なのか調べていました。
職場体験で砂を入れたあたりを、何度も上陸して調べ回っています。














もしかしたら、先日の卵の主が、

丁度良い産卵場所ができたと思い、
様子を見に来たのかもしれません。

職場体験の中学生の皆さんが良い産卵場所を作ってくれた、
と喜んでいるといいのですが。


「中海八景の米子水鳥公園から見える大山の写真展」を開催します!

明日から大山の写真展を米子水鳥公園から見える大山の写真を開催します。
ぜひ、ご覧ください。





イベントについて
http://www.yonago-mizutori.com/event/2018/07/post-669.html

2018年7月13日金曜日

炎天下ですが草刈りをしました

米子水鳥公園の重要な環境管理の作業に草刈りがあります。
冬に水鳥たちの塒となる砂礫地の草を年に三回刈り込みます。
春夏秋と三回するのですが、夏の作業が大変です。
今年も夏の草刈りが何とか夏休み前までに間に合いました。






他にもこの季節は地元の中学校の職場体験の受け入れや、
ジュニアレンジャーの野外の作業があり、
皆さんの助けを借りながら、職員はほぼ毎日野外作業
をしています。
夏休みまでもう少し!冬の水鳥たちを思い、頑張りましょう!


2018年7月11日水曜日

分蜂中のミツバチを発見!!

















園内に分蜂(ぶんぽう)中のミツバチの巣を見つけました。
大きさ50センチぐらいの蜂球が出来ていました。
植込みの入り組んだ場所なので手を出さずに飛び去るのを待つことにしました。






















ミツバチは大変大人しいのですが
変に刺激をすると刺すことがあるので
立ち入り禁止の措置をしています。
ご協力をお願い致します。

蜂球は、翌朝まではあったのですが、11:00頃にはなくなってしまいました。



鉄道 米子への脚が止まる!

 7月5日からの豪雨により被災された皆様に改めてお見舞い申し上げます。
米子周辺は、隣県に比べ被害は少なかったのですが、
山陽方面から米子市への重要な脚となっているJR伯備線が
先日の豪雨の影響で(総社駅~上石見駅間)が運休中です。復旧のめどはたっていないという事です。
特に伯備線 やくも号(現在全便運休)を使って山陽方面から米子へおいでの予定の皆様は、ご注意ください。
詳しくは、JRのホームページ等をご確認ください。
https://trafficinfo.westjr.co.jp/chugoku.html

2018年7月8日日曜日

ツバメの雨宿り

やっと、雨も小降りになってきました。
米子水鳥公園には、ここで塒のをとるつもりなのでしょうか
ツバメたちが、集まってきました。
今年生まれの子供達が何の警戒もせず
ネイチャーセンターの手すりに止まっています。







ネイチャーセンターの中に人がいるのに気が付かないのでしょうか?








しばらく眺めていると、親鳥でしょうか?
                         成鳥が一羽やってきて幼鳥たちを連れて行きました。

職員の自由研究

ジュニアレンジャークラブの活動中に、
園路にカメの卵が散らばっているのが見つかりました。















真ん丸で固い卵なので、どうやらスッポンの卵のようです。
穴の中にはまだ卵がいくつか埋まっていたので、
おそらく何者かが卵を掘り返して散らかしたのでしょう。

貴重な在来種のカメの卵なので、
穴を埋め戻し、散らばっている卵は回収して、
人工ふ化を試みることにしました。

卵は直径1.5cmくらいです。





















卵をよく見ると、気泡のようなものが透けて見えます。
これを上にして、湿った土に埋めて準備完了。
調べてみたところ、順調なら2~3か月くらいで孵化するそうです。

さて、無事孵化してくれるでしょうか。














水鳥公園職員の自由研究です。

(きりぎりす)

カモ達も集合しています

米子水鳥公園も昨日まで大変な雨でした。
いつもの中州が水に浸かってしまっているのでしょうか。
いつもとは違う少し高い場所に、
カモ達が集まっていました。





ほとんどがカルガモです。
白くて大きい鳥はコブハクチョウです。

2018年7月7日土曜日

池の水位が大幅上昇!

この度の豪雨で、園内の池の水位が近年の記憶にないほど上昇しました。

ネイチャーセンター前に設置している池の水位計。
ふだんは35cm前後なのですが、現在63cmを示しています。
約30cmも水位が上がっています。
そのため、ネイチャーセンター正面に見える小島は
すべて水没してしまいました。

















今、最もヒナが幼いカルガモの親子。
大雨でも元気です。
















池の水位が上がると心配なのは、カイツブリの巣の安否です。
抱卵中の2か所の巣は、親鳥が懸命に巣の嵩上げをして無事でした。





























しかし、先日ヒナが行方不明になってしまった巣は、
維持をあきらめて付近に新築していました。
今度こそ、ヒナが育ちますように。
















このほか、池の北側の岸辺にも新たに巣がありました。
現在、ネイチャーセンターから見えるカイツブリの巣は4か所です。















(きりぎりす)

明日のジュニアレンジャークラブについて

 明日7月8日(日)のJr.レンジャークラブの活動
「カワセミの人工営巣壁を作ろう!完成を目指して!!」は、
本日、現場の安全性を確認した事と、明日の天候回復が見込まれる事をふまえ、
実施する事としました。
 尚、予報と異なり、天候の回復が無い場合、急遽当日中止の判断となる事も
ございます。皆様のご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

明日の子どもラムサールクラブは中止します

一昨日からの豪雨で園内のつばさ池が増水しているため、
明日(7月8日)の子どもラムサールクラブを中止します。

次回、8月の予定については、追って連絡いたします。

また、最後に
この度の豪雨被害を受けた皆様に
こころよりお見舞い申し上げます。

米子水鳥公園

2018年7月6日金曜日

増水のためメダカ池の利用休止のお知らせ(解除済み)

米子水鳥公園のメダカ池は、昨日からの増水のため、メダカ採りのご利用を一旦休止致します。また水位が下がりましたら開放致しますので、しばらくの間お待ちください。
平成30年7月11日(水) 解放しました。ご協力ありがとうございました。



2018年7月5日木曜日

大山とカルガモ親子

今日も、かわいいカルガモの親子が観察できました。
まだ、生まれて数日でしょうか?





大山をバックに池を泳いでゆきました。



2018年7月4日水曜日

久しぶりにかわいいカルガモ親子現る

近頃、カルガモの親子はどの親子もヒナが大きく成長し、
幼いヒナが見られませんでしたが、
今日、久しぶりに幼いヒナを連れた親子が現れました。






























お客様と観察していたところ、
何と、どんどんこちらに向かって泳いできて、
ついにはネイチャーセンターの真下の岸辺に到着。
今季出現した親子の中で、
最も近くで観察できた親子でした。






























先日ご紹介したカイツブリの親子は、
今日はヒナの姿が見られませんでした。
今年もヒナの姿が次々と姿を消しています。
台風の接近で天候が荒れたので、その影響も考えられますが、
やはり水鳥公園の池には「魔物」が潜んでいるのでしょうか。

ヒナを失った番いはまだ巣を放棄しておらず、
巣の上で交尾していたので、また卵を産み直すかもしれません。
他の2か所の巣は順調なようです。

(きりぎりす)