2018年7月27日金曜日

オオバンの珍行動

近頃、オオバンが妙な行動をしています。

ネイチャーセンター正面右手にある、
鳥たちがいつも集まっている小島の隅に、
つがいで枯れヨシや羽を拾ってきて集めているのです。




どうみても巣作りなのですが、
こんなに丸見えで落ち着かない場所に
本気で営巣するとは思えません。
いったい何を考えているのでしょう?

このオオバンたちを観察していると、
突然、この小島にいた鳥たちが一斉に逃げ出しました。

しばらくすると、「鳥たちが驚いた理由」が現れました。


オオタカです。
オオバンが巣作り中?の小島のそばの、
杭が一列に打ってある場所にとまりました。
完全に狩り失敗なので、オオタカはすぐに飛び去りました。



近頃、オオタカが1羽現れるのですが、
羽衣の様子からこの個体が常連さんなのかもしれません。


オオタカが去ってから現れた、カルガモの親子。
この親子は、現在園内で見られる親子の中で
最もヒナが小さくてかわいいのですが、
かなり変わっています。

いつもヒナたちが親鳥からはるか遠くに離れて、
超広範囲に散らばって行動しているのです。
この写真は珍しくまとまって行動していますが、
普段は散らばりすぎて親子の写真として成り立ちません。

ヒナが迷子にならないか、いつも心配して観察しているのですが、
不思議なことにきちんと合流できています。
とってもおおらかなお母さんのようです。

でも、ヒナを狙う怖い天敵がたくさんいるので、
気を付けてね♪

この親子は、いつもネイチャーセンター前の浅瀬で過ごしているので、
お客様が出会える確率が高いです。
ヒナがかわいいうちに、ぜひ会いに来てください。

(きりぎりす)