2016年8月29日月曜日

ラムサールシンポ2016無事終了

2016年8月27日から29日にかけて、鳥取県米子市でラムサールシンポジュウム2016が開催されました。
東アジアオーストラリア地域フライゥェイパートナーシップ(EAAFP)事務局(韓国インチョン市)の市川智子さんが、おいでになりました。


市川さんは、昨年の子ども交流事業では香港マイポ湿地公園と米子水鳥公園をつないでいただいたり、EAAFPのフェイスブックに日本語の記事を発信したりするなど活躍されています。

EAAFPについては、下記の日本語ページでも概要を知ることができます。また、EAAFPのニュースレターは、バードライフ・インターナショナル東京の翻訳により、日本語でも概要を見ることができます。

(事務局日本語)


(ニュースレター)



今回のシンポジュウムでは、

セッション3「湿地の管理に携わる人々の活動を強化するには」
基調講演 水鳥湿地センターの役割-伝え、つなげ、育てる場

をご講演いただきました。



市川さんの米子水鳥公園訪問の様子
左:神谷 館長  右:市川さん


市川さんの韓国での引き続いてのご活躍をお祈りいたします。
 


※財団では、この会議の誘致に努力するともに、実行委員会に参加しました。
また、3題の発表を行った他, エクスカーション、合同懇親交流会、セッション3の進行役など
大会のスムーズな運営と、
米子・中海周辺地域のラムサール条約への取り組みについてPRさせていただきました。

2016年8月28日日曜日

ラムサールシンポジュウム2016in中海・宍道湖開催!!

8月27日(土)~29日(月)に、米子全日空ホテルで「ラムサールシンポジウム2016-中海・宍道湖―」が開催されました。日本湿地学会の大会と一緒に開催されたこともあり、日本全国から湿地関連の活動をしている方々が多数集まり、活動発表や交流を深めました。もちろん、米子水鳥公園も活動発表を行いました。このシンポジウムでは、中海と宍道湖は、環境はもちろん、湿地保全活動でも全国に誇れる湿地であることを、広くアピールできたと思います。




ゲストのルー大柴さんによる「MOTTAINAI〜もったいない〜」の歌のパフォーマンス


口頭発表する神谷館長


米子水鳥公園職員のポスター発表の様子


まとめのセッションの様子

2016年8月22日月曜日

あけてビックリ!
















今日のお昼頃、昆虫をストロボ撮影しようと思い、
一眼レフカメラの内蔵ストロボをひらいたところ、
ストロボの下にクサギカメムシがいてビックリ!

いつ、どうやって侵入したのでしょう。
すでにカラカラに干からびていました。

このカメラは、ストロボを立てたまま放置した覚えはないのですが、
なぜこんなことになったのか不思議です。

















ネイチャーセンター左下の水上柵には、
カルガモの親子がいつもどおり休憩していました。
一番左はコガモなのですが、
右隣のカルガモのヒナとほぼ同じ大きさです。

こうして相席で休んでいると、
まるでコガモがカルガモ親子の一員のように見えます。

















今日は大変蒸し暑い一日でした。
ネイチャーセンター左手の岸辺の木陰には、
一日中、カモやシラサギ類が集まって涼んでいました。

















まだあまり目立たない、秋の渡り鳥。
今日は、アオアシシギが一日中同じ場所でじっとしていました。

夕方になると、ネイチャーセンター右下の島にやって来てくれましたが、
なんだか目がしょぼしょぼしていてお疲れの様子。
長旅の疲れでしょうか。それとも、暑さでバテているのかな?


追伸:
カイツブリの巣の現況をお知らせします。
8月16日~17日の雨で池が増水したこと、
水草が衰退して水面下に沈み、波消し効果が失われたこと、
北~東寄りの風がやや強くなり、横波が押し寄せたことなどから、
相次いで消滅しました。

今日現在、抱卵中の巣は、
水鳥観察桟橋左手の入り江にある一つだけです。

(きりぎりす)

2016年8月21日日曜日

学芸員実習を受け入れました。

米子水鳥公園では、今年初めて学芸員実習を受け入れました。
夏休みでイベントのサポートなどが多かったですが、
仮剥製作りや、鳥類調査も経験して頂きました。




2016年8月18日木曜日

この秋初認のセイタカシギ

















今日はセイタカシギをこの秋初めて確認しました。
今後、いろいろなシギの仲間が、
秋の渡りの途中に立ち寄ってくれることでしょう。

ヨシ原には、シマセンニュウがもうやってきています。
鳥類標識調査で本日初認です。

着実に秋の鳥がやってきています。

(きりぎりす)

2016年8月15日月曜日

群れるカイツブリは秋の兆し

少しずつ秋を感じるようになってきた水鳥公園の鳥風景。
今日もまた一つ、秋の兆しを見つけました。
















ネイチャーセンター正面に群れるカイツブリ。
くちばしが黒いのが成鳥(左から2羽目と、3羽目)で、ほとんどが今年生まれの幼鳥です。
園内でこれほど多くの幼鳥を見たことは今季なかったので、
園外で生まれ育った家族が集まってきたのでしょう。

このように、カイツブリが縄張りを解いて群れるようになるのも、秋の兆しです。


















まだヒナらしい子を連れたカルガモ親子がいました。


















こちらはほぼ親と同じくらいに成長した親子。
かなり風切羽が伸びているので、
もう間もなく飛べるようになるでしょう。
お母さんは、中央手前の個体です。


(きりぎりす)

2016年8月13日土曜日

シマアジ到着!

















本日、シマアジ2羽が現れました。
連日35度以上の猛暑日になっていますが、もう秋の渡りが始まっています。


















猛烈な暑さに、カワウたちも開いた口がふさがりません。


















ネイチャーセンター右下にあるカイツブリの巣は、
昨日の朝、新たに1卵産み足してあるのを確認しました。
ヒナが次々と神隠しに遭っていますが、まだ子育てをあきらめていません。
無事ヒナが生まれ、育ってくれることを祈ります。

あまりにも暑いので、親鳥は卵を温めるのではなく、翼であおいで卵を冷やしていました。


今日現在、カイツブリの巣は5つ確認できています。

(きりぎりす)

夏休みの工作は「色ねんどで生きものを作ろう!」

お盆に入り、夏休みの終わりも見えてきました。

今日から米子水鳥公園では、「色ねんどで生き物を作ろう!」コーナーを
開設しています。
夏休みの工作が終わっていない人は、ぜひお立ち寄りください。


入館料(子ども無料)のほかに、材料費300円が必要です。
詳細:
http://www.yonago-mizutori.com/event/2016/08/post-593.html


2016年8月10日水曜日

入口の看板が新しくなりました!

県道沿いの米子水鳥公園の入り口の看板が、
新しくなりました。


ご来園の際は、目印にしてください。

以前のデザインと比べて、
どこが変わったか、わかりますでしょうか?

2016年8月3日水曜日

カイツブリの親子に何が起きているの?

今年のカイツブリの子育ては、様子が変です。
ようやく池全体に水草が茂り、天候も安定し、カイツブリの抱卵が順調に行えているにもかかわらず、ふ化したヒナが次々と消えてしまうのです。

水鳥公園のこの時期の最大の見どころは、
ヒナをおんぶするカイツブリの親子の姿なのですが、
今季は全く見られません。
まるでヒナが神隠しに遭っているかのようです。


現在、ネイチャーセンターから確認できる5つの巣の様子をご紹介します。

















ネイチャーセンター右手にある、最も近い巣。
卵が5個あり、ヒナのふ化も確認されたのですが、
翌日以降にはヒナの姿が消えてしまいます。
今日現在、卵が2個あります。
卵3個分の雛はどこへ消えてしまったのでしょう?


















ネイチャーセンター正面やや右寄りにある、
2番目に近い巣。
こちらも5卵程度確認されて、ヒナも見られたのに、
まもなくヒナが行方不明になっているのは、上記の巣と同じです。
今日現在、この巣に卵は無いようです。




















ネイチャーセンター左手奥にある巣。
距離が遠く、詳細は不明です。



















ネイチャーセンター正面はるか先にある、
最も遠い巣。
詳細は不明。


















水鳥観察桟橋右手の入り江にある巣。
遠い上にヨシの茂みの中で観察しづらく、詳細は不明。


これらの巣から、今度こそヒナが無事育ってくれることを期待しています。

このほかにも、カイツブリの幼鳥が1羽確認されているのですが、
園内で人知れず育ったのか、外で生まれ育ったものが入ってきたのかは不明です。




水鳥公園のカイツブリの子育てに何が起こっているのでしょう。
天敵に巣が襲われたならば、親鳥が巣を放棄すると思うのですが、
抱卵は継続しているのにヒナだけが消えてしまう、不可解な現象が相次いでいます。

園内に生息している、ヒナを捕食しそうな容疑者は、
イタチ、ヘビ、サギ類、タカ類、カメ類
あたりが思い浮かびますが、いずれも捕食の瞬間は確認されていません。
日中いっぱい観察していても、
それぞれの巣が誰かに襲われている様子はありません。

個人的には、池に多数生息しているアカミミガメが、
親鳥に気づかれないようにヒナだけを捕食しているのではないか、
と疑っています。

(きりぎりす)