2011年5月27日金曜日

ネイチャーセンター前の 浮巣

今年もネイチャーセンターの目の前からカイツブリの浮巣が観ることができます。

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5月に入ってから営巣ですので、もうそろそろ雛が孵るかと思っていると、アカミミガメが休憩場所にしていることがあります。



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アカミミガメの休憩場所になってしまった巣は、もう親鳥は戻ってきません。 





ライブカメラを観ていただくと、現在の浮巣の様子が観ることができるよう、

しばらくの間、カメラをあわせておきます。

 http://www.sizenken.biodic.go.jp/pc/live/cgi-bin/live.cgi?camera=31&area=06



 この季節、カイツブリ(鳰の浮巣)の俳句をよむために米子水鳥公園で句会を開くグループがいくつかあります。





2011年5月23日月曜日

初夏の樹木、白い花が5種。


米子水鳥公園も春から初夏の様子になってきました。

今日は、ちょっ違った視点で、公園で白い花を咲かせている樹木5種類をご紹介します。





01hana.jpgシャリンバイ



 湖岸でときどき見かけます。どちらかというと、道路の中央分離帯に植えてあるものを見かけるほうが多いでしょうか?

 







tobera.jpgトベラ



 海岸の常緑樹といえばこ、この木をイメージしてしまいます。

生垣にもよくつかわれます。









noibara.jpgノイバラ



 ワイルド・ローズ

 日本の原生のバラ。とげには注意。









Egonoki.jpgエゴノキ

 

 林道の脇などに生える。花が下向きに咲くのが好きです。

 森で見かけると、花が自分をみて咲いてくれているような気がします。









ウツギ.jpgウツギ



 「卯の花枯らし」「卯月(旧歴四月の別称)」などの言葉があります。

 







 





この季節、意外と大きな白い花が咲いています。公園で白い花を探して観られませんか?

 




自然環境功労者環境大臣表彰 報告会実施しました。

CIMG0963.JPG本日は4月28日にいただいた自然環境功労者大臣表彰の報告会をしました。

館長コメント

「財団がこの賞をいただけたのは、米子市民そして友の会の皆さんの活動の賜です。

多くの方に協力していたたけたことがこのような形で評価されたことにとても感謝しております。今後とも、米子水鳥公園のご支援をよろしくお願いします。」



大きく立派な賞状です。ネイチャーセンターの入口に掲示してありますのでご覧ください。



縮小.jpgまた、財団の一年間の活動について報告もいたしました。



昨年は、中海のラムサール五周年、アロサウルスの展示、生物多様性条約、鳥インフル、大雪、震災と本当にいろいろなことのあった一年でした。





CIMG1000.jpg2011年は子供たちが活躍してくれました。

名古屋・石川・滋賀・宮城など、あちらこちらで発表をしてもらいました。



中海は、きっと有名なったと思います。



子供の発表報告展示を説明する職員。











2011年5月21日土曜日

クロハラアジサシ類が面白い!

ここ数日の米子水鳥公園のおすすめの鳥は、クロハラアジサシ類です。





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クロハラアジサシ夏羽。軽やかに池の上空を舞い、獲物を見つけると一気に急降下!(5/19撮影)







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何を食べているか注目してみると、ゴカイを食べているようです。ゴカイは砂の中にいる印象がありますが、水面近くを泳いでいるゴカイを食べているのかな?(5/19撮影)







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ハジロクロハラアジサシ夏羽も健在。モノトーンのおしゃれな装いがステキ。でも、獲物を捕ったクロハラアジサシを「ギリッ、ギリッ」と鳴きながら追い回す姿は、ちょっとカッコ悪い。(5/19撮影)







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いつも空を舞っているハジロクロハラアジサシが、珍しく杭の先で一休み。飛んでいる時は気づきませんでしたが、脚はこんなに鮮やかな赤色なのですね。(5/20撮影)



本日、5月21日現在は、ハジロクロハラアジサシ1羽が見られ、クロハラアジサシの姿は見えません。

ですが、いつの間にか数や種類が増えて、公園上空を飛ぶので油断できません。







●今日の鳥 2011年5月21日(土)12:00現在

・キンクロハジロ 300+羽

・スズガモ    80+羽

・ヨシガモ ♂7羽♀1羽(求愛ディスプレー)

・ハジロクロハラアジサシ 夏羽1羽

・チュウヒ 若鳥1羽(昨日から姿を見かけます)

・ハジロカイツブリ 夏羽1羽

・オオヨシキリ 5+羽(さえずりが賑やか!)

・チュウサギ 夏羽1羽(初認)

・カイツブリ 15羽(浮き巣3つで抱卵中!)

・ハマシギ 夏羽8羽

・アオアシシギ 2羽

・スズメ 巣材運びが忙しい!

・ハクセキレイ 同上!

など。











2011年5月18日水曜日

カワウの調査

ssaCIMG0725.JPG本日は休館日の米子水鳥公園でしたが、対岸の萱島に渡りカワウの繁殖および標識調査をしました。今年は、萱島に中海の繁殖カワウは集中しているようです。

















調査中、二年前に標識したカワウを確認しました。

2011年5月16日月曜日

貝殻でアクセサリーを作ろう!

2011.05.15貝殻でアクセサリーを作ろう! 003.jpg縮小.jpg

今日は6月の手作り自然教室               

「貝殻でアクセサリーを作ろう!」

を行いました。

まず、貝殻を発掘!

子供達もちょー真剣sweat01









コミミズク.jpg貝殻を掘りに行く途中、

超レアなコミミズクが出現!!

足元3メートル先からの飛び出し、

子供一同おったまげましたcoldsweats02













2011.05.15貝殻でアクセサリーを作ろう! 013.jpg縮小.jpg30分の採掘後…

こんなにたくさんの種類の貝殻が

かつての中海の豊かさを改めて

認識する事となりましたeye













2011.05.15貝殻でアクセサリーを作ろう! 026.jpg縮小.jpgネイチャーセンターに帰って

アクセサリーを作りました。

こんなんが出来ましたscissors

どげでしょう?

























2011.05.15貝殻でアクセサリーを作ろう! 021.jpg縮小.jpg最後に今日1番たくさん発掘し、

かつて中海で日本一を誇ったほどの

海産物「サルボウガイ」の網焼きを

試食restaurant













2011.05.15貝殻でアクセサリーを作ろう! 022.jpg縮小.jpgみんな喜んで食べてくれました!

歩いたり、掘ったり、作ったり、

焼いたりと、忙しいイベント。

子供達の最高の笑顔を最後に見て

今日の疲れも吹っ飛びましたhappy01

アクセサリーを作ってる時より、

楽しそうでしたが、あははcoldsweats01

とにもかくも、未来の中海復活、

中海産のサルボウガイを再び

食せる日はいつになる?

未来はみんなの胃袋!?いやいや、

みんなの知恵袋にかかっとーよgood


ハジロクロハラアジサシ舞う!

今日もいいお天気です。今日も西寄りの風が強いですが、強い西風の中を白黒の鳥が華麗に舞っていました。



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ハジロクロハラアジサシです。

春と秋に水鳥公園にチラリと立ち寄る旅鳥ですが、今回飛来したのは美しい夏羽です。しかも8羽!第一回冬羽など地味な姿で飛来することが多いのですが、夏羽が見られるのは珍しいです。



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拡大。

漆黒の体からスラリと伸びる、細長い白い翼がカッコいい!8羽が強風の中を入り乱れて舞っていました。







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こちらも健在、アカエリヒレアシシギ。池の中央部に数十羽が散らばって泳ぎ回っています。時々ネイチャーセンターのそばにも寄ってきます。ウロウロしながら水面にいるユスリカを食べているようです。





今日は池の上空をハジロクロハラアジサシ、ショウドウツバメ、アカエリヒレアシシギが飛び交っていました。春ならではの光景ですが、なかなか贅沢な顔ぶれです。



そして、今日最も驚いたのが、イベント開催中に偶然発見したコミミズク1羽です。

発見したY指導員補助によると、3m位先の草むらの中から突然飛び出し、木の先に止まり、まもなく飛び去ったそうです。冬でもなかなか姿を見ないのに、こんな時期に見つかるのはとても珍しいです。

発見時の様子はこちら!→貝殻でアクセサリーを作ろう!



コミミズク.JPG



































証拠画像。後姿なのが残念!



2011年5月14日土曜日

わくわく弓ヶ浜 お疲れ様!!

米子水鳥公園では、中学生の職場体験を実施しています。今週は、地元の中学校から4人の子供たちかさんかしてくれました。池の桟橋や樹木の片づけ、島づくりなどの環境管理作業などをけいけんしてもらいました。

SS2011.05.09わくわく弓ヶ浜1日目 022.jpg鳥の休息場所となる島づくりの作業中

この時期にみられる鳥たち

10日から11日にかけて大変な大雨でしたが、ようやく天気がよくなりました。雨で空気中の塵が片付き、遠景がきれいに見えるようになったと思ったら、今日は南西の風が一日中強く、再び視界不良になってしまいました。残念。

大雨の影響で、園内の池の水位はかなり上がり、ネイチャーセンター前の小島は水没しています。



今、水鳥公園では、こんな鳥達が見られます。



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アカエリヒレアシシギ。

この春はたくさん飛来しているようで、あちらこちらで目撃のうわさを耳にします。水面を忙しく泳ぎまわる様子がかわいいです。





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クロハラアジサシ。

毎年春と秋に飛来しますが、春のほうが姿も美しくて観察にオススメです。杭の先に止まって強風に耐えています。





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カイツブリ。

ただいま、抱卵中の浮き巣が2箇所、ネイチャーセンターから観察できます。





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オオヨシキリ。

大きな口を開けてにぎやかに囀っています。木の枝に止まってさえずっていますが、やっぱりヨシの茎に止まっているほうがお似合いですね。



このほか、今日はショウドウツバメが多数飛び交っていました。

昨日は、雨の中、ツバメ、アマツバメ、ショウドウツバメが入り混じって公園上空を飛んでいました。水鳥公園は、悪天候時にツバメが多数集まり、その中に、他のツバメの仲間やアマツバメがしばしば混じります。



また、近頃コムクドリの十数羽の群れが園内をうろついています。ナワシログミの実をついばんでいるようです。そろそろ実が少なくなってきたので、移動してしまうかもしれません。



池の岸辺には、アオアシシギが十数羽集まり、水面にはキンクロハジロが100羽程度泳いでいます。数は少なくなりましたが、カモ類は一般種がそれぞれ少数ずつ居残っています。





2011年5月9日月曜日

NHKドラマ「鳥帰る」15年ぶりの再放送

 米子水鳥公園開園当初に水鳥公園でロケが行われた、山田太一監督のNHKドラマ「鳥帰る」が、主演の田中好子さんの追悼番組として本日再放送されたそうです。とても懐かしいです。ドラマのクライマックスシーンの舞台が、米子水鳥公園となっています。

http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2011/110508.html

 当時、水鳥公園の野鳥に影響を与えないようにロケするにはどうすればよいか、頭を悩ませました。また、ほんの一言しゃべるだけの水鳥公園の指導員役をされる役者さんに、ずいぶん長い時間仕事の内容について取材されたのを思い出します。台本に名前すらなかったその役者さんが、その年の内にNHKの朝ドラの主要キャスト(内野聖陽さん)になっていたのをみて驚きました。

 ところで、水鳥公園のシーンでは、地元の方と一緒に職員もエキストラで出演していました。お気づきになりましたか?当時の水鳥公園職員は、現在私一人しか残っていません。月日の流れるのは早いものです。

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 田中好子さんのご冥福をお祈りいたします。 



 当時の台本が書庫に残っていました。

2011年5月8日日曜日

子どもラムサールクラブin大山!

今日は、子どもラムサールクラブのバス遠足の日でした。行ってきたのは新緑の大山!週間天気予報では雨となっていましたが、子どもたちの日ごろの行いが良かったのか、当日に近づくにつれてどんどん予報が好転。当日は青空でした!



IMG_7893s.JPG到着して早々、ジュリジュリとにぎやかに鳴く小鳥の群れを発見。双眼鏡でのぞいてみると…。

















IMG_7900s.JPGイワツバメの群れでした。泥をたくさん口に含んで持ち帰り、ただ今巣作り真っ最中、といった様子でした。















IMG_7915s.JPG私個人的に今日一番の衝撃生物、オオシモフリスズメ。ボランティアスタッフのMくんが発見しました。日本最大のスズメガの巨体や渋い模様、意外とかわいらしい顔、キイキイという鳴き声に、みんなの視線は釘づけでした。









IMG_7926s.JPGクロモジの香りを体験中。「う~ん、いい匂い♡」

















IMG_7944s.JPGまたしてもMくんが大きな虫を捕まえてきました。持ってみたいという子に手渡したところ、なんか変なにおいがします。これはマイマイカブリ。大きくてかっこいいのでつい触ってみたくなりますが、ウンコのような体臭が指について取れなくなるので要注意です。「うえっ、臭~い」





DSCN3886s.JPG2年生以下の子は別グループで自然観察。中の原スキー場で転げまわっておおはしゃぎでした。















IMG_7963s.JPG新緑の大山をたっぷり満喫した一日でした。

2011年5月6日金曜日

春の昆虫ウォッチング!

今日は、ゴールデンウィーク自然観察会の最終回として、春の昆虫ウォッチングを開催しました。少々風が強かったのですが、晴天に恵まれ、たくさんの方にご参加いただきました。



CIMG0116s.JPG昆虫は隠れる名人です。どこに隠れているかな?



















CIMG0123s.JPG昆虫採集範囲を2箇所決めて、それぞれで採集と解説をしました。



















今日観察できた昆虫やその他の生き物は、ハナムグリ、クビキリギス、ギンイチモンジセセリ、ナツグミシギゾウムシなど22種類でした。



皆さんも、身近な春の虫を探してみてはいかがですか。気になる虫を見つけたら、水鳥公園に持ってきていただくか、画像を送っていただければ、(分かる範囲で)お答えします。

2011年5月5日木曜日

コウモリの超音波を聞いてみよう!

今日は、ゴールデンウィーク特別観察会の第4弾、コウモリの超音波を聞いてみよう!を開催しました。ネイチャーセンターの閉館時間は17:30ですが、コウモリは夜に活動する生き物なので、特別に閉館時間を延長しました。



CIMG0087s.JPGはじめに、アブラコウモリの剥製を披露してコウモリの特徴や生態についてご紹介しました。

















CIMG0094s.JPG子ども達は目の前にある本物のコウモリ標本に興味津々でした。



















CIMG0103s.JPGコウモリのウンチクを聞いた後は、いよいよ屋外でコウモリ探し。この緑色の機械が、コウモリの超音波を人が聞こえる音に変換してくれる「バットディテクター」です。これをコウモリにかざすと、コウモリが出している超音波を聞くことができます。













しかし、今日は寒いせいか、なかなか姿を見せません。私たちも風邪をひきそうなので、ネイチャーセンターに戻って建物の中から窓を開けてコウモリを観察しました。コウモリは19:00過ぎに飛び始めましたが、19:30頃には姿が見えなくなりました。やっぱり寒すぎたかな?



コウモリの超音波を聞くのと同時に、フクロウの視界を疑似体験できる「ナイトビジョン」も使いました。真っ暗な夜に活動する、コウモリとフクロウの能力のすごさを実感できたかな?