2022年11月30日水曜日

コハクチョウが少ない時期に突入

これまで園内はたくさんのコハクチョウで賑わい、暖かい晴天の日には一日中コハクチョウがいることも多くありましたが、今年もついにコハクチョウたちが安来の田んぼにねぐらを移す時期となりました。

11/20の朝には540羽いましたが、11/23の朝には331羽に減り、11/27の朝には80羽になっていました。11/22頃から安来の田んぼに水が入ったようです。

今後、コハクチョウが北へ渡り始める頃まではコハクチョウの数が少ない日が続く見込みです。

今日の園内風景。カモ類も少なめです。16:14撮影。










この時は池の北西側にほとんどのカモが集まっていました。殆どがオナガガモです。16:14撮影。


オナガガモの群れをよく見ると、薄く広くトモエガモが混じっていました。昼頃には100羽以上の群れが二つ、池の上を飛び交っていました。おそらく250羽くらいはいたと思います。16:13撮影。










ネイチャセンター左手の入り江には、サギっぽい鳥たちが集まっていました。右寄りがヘラサギ、左寄りがコサギです。16:12撮影。




ネイチャーセンター正面のカモ島にいたツクシガモ2羽。これまで遠くや死角にばかりいましたが、やっと目の前にやってきてくれました。16:14撮影。
















14:20に1羽で飛来したオオハクチョウ。仲間はおろか、コハクチョウもおらず寂しそうです。16:20撮影。














突然何かに驚いて、連鎖反応のように次々と飛び立ったカモの群れ。奥に飛んでいる白い鳥はヘラサギです。16:21撮影。



水辺にいるときは7羽までしか見えませんでしたが、飛び立ったら8羽いました。まだ9羽いますが、なかなかひとまとまりになってくれません。16:22撮影。



1階と2階をつなぐスロープに展示している園内の生き物写真を、本日冬バージョンに更新しました。ご来館の際にはぜひご覧ください。





(きりぎりす)

2022年11月20日日曜日

コハクチョウ530羽越え!

今朝も素晴らしい日の出風景でした。ネイチャーセンターの前にもコハクチョウが多く集まっていました。7:00撮影。













マガンはいくつもの群れに分かれて採食に出かけていきました。合計217羽確認できました。7:08撮影。













マガンの群れの中でカリガネ1羽を確認できました。ヒシクイも10羽いて、7:16に採食に出発しました。


コハクチョウよりも早めに採食に出かけたオオハクチョウ。いつもはコハクチョウよりものんびりしているのですが、今日はお腹がすいていたのかな?成鳥10羽、幼鳥5羽を確認しました。7:12撮影。





今朝のコハクチョウは534羽でした。続々と飛び立つ光景は壮観でした。7:32撮影。















つばさ池(園内の大きな池)の南岸にあるウラギクの池のそばで、チュウヒが2羽格闘していました。7:43撮影。




ほとんどのハクチョウたちは安来の田んぼに出かけていきましたが、13:20現在、オオハクチョウ3羽とコハクチョウ15羽が園内に留まっていました。今日も暖かかったせいか、昼間にもハクチョウ類がいてくれたので、お客様に喜ばれました。


今日もヘラサギ9羽は健在です。いつもバラバラに散らばって過ごしていますが、今日は珍しくネイチャーセンター目の前のカモ島に全員集まってくれました。14:18撮影。







1か所にヘラサギが9羽も群れている光景は、全国的に見てもなかなか見られないと思います。

(きりぎりす)

2022年11月18日金曜日

コハクチョウ470羽越え!

今朝のネイチャーセンター前風景。今日もネイチャーセンター前にたくさんのコハクチョウが集まっていて、その中にヘラサギ7羽の姿もありました。6:49撮影。


















今朝のコハクチョウは474羽確認され、マガン半島の裏に隠れていた群れを含めたら500羽以上いたかもしれません。今シーズンの最多数を更新です。
昨日初飛来したオオハクチョウも、さらに増えて14羽(うち幼鳥5羽)になっていました。

今朝のマガンのねぐら立ちは7:08でした。ようやく土日祝日の開園時間(7:00~開園)内に収まってきました。今朝は152羽確認されましたが、夕方ねぐら入りする数をみると200羽以上いるような気がします。他にも隠れている群れがいるのかもしれません。












以上、みとら撮影。

今週は昼間にコハクチョウが居残らなくなっていましたが、今日は久しぶりに昼間も残ってくれました。北日本の寒さが厳しくなって、新たな群れが渡ってきた効果かもしれません。14:15撮影。











もう秋のシギの渡りはほぼ終わった印象ですが、アオアシシギ3羽とハマシギ1羽が居残っていました。ハマシギは越冬個体も多くいますが、このアオアシシギたちは越冬するつもりなのかな?14:18撮影。



今日もよく飛んでいたヘラサギ。カメラ目線でした。14:21撮影。



オオハクチョウ、コハクチョウ、ヘラサギが一か所に集合。今のオールスターが勢ぞろいです。14:26撮影。



昼間にコハクチョウが居残っているといういうことは、夕方が近くなると残っていたコハクチョウたちが次々と飛び立つ、ということです。今日も15:00過ぎから飛び立ち始めました。15:26撮影。



当園でコハクチョウが飛び立つのは、早朝で逆光の中であることがほとんどです。昼間の青空の中、順光でコハクチョウたちが飛び立つ光景が見られるのは、とても贅沢です。この時間にお越しだったお客様はとても幸運でした。

アオアシシギがカモ島にやってきました。15:44撮影。




今朝行われた鳥類標識調査で、ベニマシコとシベリアジュリンが今季初確認されました。

ベニマシコのメス、第1回冬羽。メスには紅色味がありません。















シベリアジュリンのオス、第1回冬羽。昨年は多く捕獲されましたが、今季は今日ようやく1羽目が捕獲されました。





今日の調査結果:
2022年11月18日(金) 晴れ
・オオジュリン N55R3
・ウグイス N1
・ベニマシコ N1
・シベリアジュリン N1
以上、4種類、61羽(うち再捕獲3羽)

今年の鳥類標識調査もそろそろ終了です。終了間際に新たに2種類追加できて良かったです。

今日は17:30にマガンの群れが帰ってきました。コハクチョウが帰って来たのはその後からで、いつもはコハクチョウの方が早いのに珍しいことです。
さらに、普段はカモたちが昼間に園内に群れていて、夕方に飛び立ち採食に出かけるのに、今日は昼間のカモが少なく、夕方にコハクチョウと一緒にカモの群れが多数飛来しました。不思議です。

(きりぎりす)

2022年11月17日木曜日

オオハクチョウようやく到着!

もう11月半ばを過ぎたのに、なかなかやってこなかったオオハクチョウが、ようやく今日飛来しました。

池の中央に着水し、ネイチャーセンターに向かって接近してきました。成鳥3羽と幼鳥5羽のオオハクチョウに、コハクチョウの幼鳥1羽(右から3羽目)が同行していました。



オオハクチョウたちは、迷わずネイチャーセンター左手のヨシがまばらに生えているところにやってきて落ち着きました(赤丸)。ここは毎年オオハクチョウが落ち着く場所でお気に入りなのですが、ここを目指して迷わずやってくるということは、常連なのかな?17:07撮影。
















今日は17:00頃からコハクチョウのねぐら入りが始まりました。今はコハクチョウの数が最も多く、閉館時間前にコハクチョウが帰ってくる絶好の時期といえます。
もう間もなく、コハクチョウの採食地である安来の田んぼに水が張られる見込みで、水が張られた途端、コハクチョウたちは水鳥公園にほとんど帰って来なくなります。今年はいつ水が張られるのかは分かりませんが、開園時間中にコハクチョウのねぐら入りを観察したい方は、できるだけ早く、夕方の水鳥公園にお越しください。17:00頃がおすすめです。


ネイチャーセンター前に集まってきたコハクチョウ。ネイチャーセンター前は、夜間のコハクチョウのお気に入りの休息場所の一つです。17:11撮影。
















コハクチョウのまわりでヘラサギが獲物を探して歩き回る光景は、米子水鳥公園ならではです。今日もヘラサギは9羽いて、その一部が時々ネイチャーセンターに近くにもやってきます。夕方はヘラサギたちがネイチャーセンターの近くによくやってくる時間帯です。17:13撮影。




このほか、マガンの群れも17:25に飛来しました。大雑把に数えて270羽くらいいました。ヒシクイやカリガネも含まれているかもしれません。

今がまさに観察のピークといえる、コハクチョウとマガンのねぐら入りや、目の前で採食するヘラサギたちの観察に、夕方の水鳥公園にいらっしゃいませんか?今月末までしか見られない(安来の田んぼに水が張られ次第終了)、特別な光景です。

(きりぎりす)

2022年11月13日日曜日

今朝の様子20221113

 昨日はとても穏やかな一日で、夕方のコハクチョウやマガンの塒入りの様子はとてもきれいでした。

今朝は、打って変わって強風が吹き、曇天となっています。










コハクチョウ達は、池の風上のワンドに入って風をしのいでいました。

強風の為、他の塒から避難してきたのか、それとも北から南下してきたのかコハクチョウが、100羽程増えて470羽程になりました。


マガン・ヒシクイは、水面に降りているのを確認できなかったのですが、6:50頃に塒立ちしました。こちらも、池の奥に風を避けて隠れていたのかもしれません。もうすぐ、200羽を超える群れになりそうです。

※米子水公園は、11月~3月の土日祝祭日は、早朝7:00~開館しています。

2022年11月12日土曜日

今日の鳥の様子20221112

今朝の夜明け風景。朝のうちは大山がきれいでしたが、日中は空が霞んで大山が不鮮明でした。6:16撮影。



今朝は右手に見えるウラギクの池に7羽群れていました。今日もヘラサギは9羽でしたが、なぜか7羽とその他に分かれていることが多いです。その内訳は特に定まっていないようです。6:39撮影。

















マガンのねぐら立ち。まだ昼間は暖かいのに、近頃は昼寝に帰って来なくなってしまい寂しいです。約160羽確認できましたが、この中にカリガネもいるのかな?6:45撮影。
















今季のヘラサギは活発で、よく飛びます。群れで周囲を飛び回るので、そのまま飛び去ってしまうではないかと心配になりますが、いつも舞い戻ってきてくれてホッとします。6:55撮影。
















以上、ここまでは、みとら撮影。

お昼過ぎに東側からコハクチョウの群れが飛来しました。新規で渡ってきた群れかな?大山が霞んでいなければ絶好の光景だったのに残念!13:58撮影。



















今日、特に目立っていたのが、500m先のマガン半島に群れるカワウです。300羽以上が半島の先端を中心に群れていて、真っ黒になっていました。なぜこんなに集まってきたのでしょう?14:17撮影。















ミミカイツブリ1羽は今日も確認できましたが、あいかわらず遠く、頻繁に潜水するので、カメラのファインダーに捕らえた途端に姿を消し、次にどこに浮上してくるか分かりません。今日は比較的近く、250mくらい先にいました。15:45撮影。















西日を浴びて飛ぶヘラサギの幼鳥。風切羽の黒い範囲がよく分かります。加齢に伴い黒色部が縮小して、成鳥になると純白になります。15:48撮影。















周囲をぐるぐる飛び回った後、群れに合流。















突然、マガン半島に群れていたカワウたちが一斉に池に入りました。池の奥の水面がカワウだらけになりました。16:01撮影。















ネイチャーセンター目の前の浅瀬に1羽でやって来たコハクチョウ。まだ独身のようです。時々声を上げていましたが、誰に何を訴えていたのかな?
夕方に池の水面が暗色になった中で、西日を浴びているコハクチョウの姿はとても美しいです。16:09

 











もう11月半ばですが、まだオオハクチョウが確認できません。


(きりぎりす)