2019年11月23日土曜日

今朝の米子水鳥公園20191123

米子水鳥公園の開館時間は11月から冬時間になっています。
土日は、朝7:00~開館しています。
今朝はコハクチョウ138羽 マガン58羽 確認しました。

とてもきれいなのでご紹介します。





日の出前の様子







ネイチャーセンターの前浜でコハクチョウ達か寝ていました。すでに採食を始めている個体もいます。



























夏の間に草を刈っておいたワンドを
ヘラサギやマガン、ハクチョウたちが塒にしていたようです。






夏の間に何度も草を刈った甲斐がありました。













(夏の草刈りの様子)この写真だけ今年の八月の写真です。   











2019年11月22日金曜日

シベリアジュリン今季初認!

本日行いました鳥類標識調査で、
シベリアジュリンを今季初確認しました。

最初に捕獲されたオス成鳥。
茶色味が強い個体でした。














その後、もう一羽捕獲されたオス成鳥。
こちらは白っぽい個体でした。















そして、今日の調査の一番の目玉はベニマシコでした。

メス第1回冬羽。
赤くありませんが、顔のパーツが全て丸っこくてかわいいです。















調査の終盤に捕獲されたオス第1回冬羽。
鮮やかな紅色と羽毛の形状から成鳥かと思われましたが、
頭骨の骨化が未完成でした。















ベニマシコは珍しい鳥ではありませんが、
水鳥公園の鳥類標識調査で捕獲されることは少なく、
過去に5羽も標識放鳥できた年はありません。
1日で5羽も捕獲されるとは小さな快挙です。

本日の調査結果
・オオジュリン   42羽(R1)
・ベニマシコ    5羽 過去最多記録!
・ウグイス     3羽 なぜかメス第1回冬羽ばかり
・シベリアジュリン 2羽 今季初認!
以上、4種52羽(うち再捕獲1羽)

(きりぎりす)

2019年11月20日水曜日

ヘラサギ類が近くにいました

今朝、ネイチャーセンター正面左手にみえる
ドーナツ型のヨシの島に、ヘラサギ類が3羽いました。

左がクロツラヘラサギで、他の2羽はヘラサギです。
日曜日にヘラサギが1羽追加飛来して以来、今日現在も園内に滞在中です。
クロツラヘラサギが丸くなっている隣で、
ヘラサギ同士で互いの羽毛を繕いあっていました。
仲がよさそうですね。















その後ヘラサギ類は、お昼前にいつもの500m先の島に移動してしまいました。
またネイチャーセンター前浜に来てくれることを期待しましょう。

月曜日からコハクチョウのねぐら入りがとても少なくなりました。
いよいよ安来の田んぼに水が張られて、ねぐらを引っ越してしまったようです。
→本日夕方現在、まだ100羽くらいはねぐら入りしています。
今後、北帰行が始まる頃まで、
コハクチョウが少ない寂しい風景になりそうです。

(きりぎりす)

2019年11月17日日曜日

新規の鳥3種登場!

本日、新たに確認された鳥をご紹介します。

●ビンズイ 1羽
米子水鳥公園開園以来初記録です。








●オオハクチョウ 成鳥2羽幼鳥1羽
一昨日、成鳥2羽が今季初確認され、昨日は成鳥2羽が追加飛来。
そして本日3羽が合流し、成鳥6羽幼鳥1羽となりました。















●ヘラサギ 第2回冬羽1羽
これまでに、ヘラサギ第3回冬羽1羽(写真左端)、
クロツラヘラサギ第1回冬羽1羽(写真左から2羽目)が滞在中でしたが、
本日10:30頃、新たにヘラサギが1羽加わりました(写真右端)。

















現在、池の水面にはカモ類を中心に約40種類、3000羽から4000羽が観察できます。
近頃の見どころは、ハシビロガモが集まって採食する「カモ団子」です。

(きりぎりす)

2019年11月14日木曜日

トモエガモの群れの飛来

今年は、暖かい秋が続いていましたが、
いよいよ寒波がはいってきました。
米子水鳥公園の鳥の様子も変化が見られます。
今日は、トモエガモの約230羽の群れが観察されました。
独特な過密な群れをつくって飛び回っています。

例年だと、長くて一か月ぐらい観察できるでしょうか?


夕方に安来の方の田んぼへ出かけてゆきました。

2019年11月10日日曜日

秋の中海一斉清掃

今朝は、秋の中海一斉清掃で、米子水鳥公園周辺の中海湖岸のごみを拾って頂きました。
ボランティアで120名の方が参加されています。















今日は眼下にヘラサギ・クロツラヘラサギ3羽

現在米子水鳥公園に飛来しているヘラサギとクロツラヘラサギは、
夜はネイチャーセンターの前浜ですごし、昼間は池の奥に行って過ごしているようです。
そこでヘラサギを撮影する為に何人ものカメラマンさんが、
今朝7:00の早朝開館に合わせて入館いただきました。

しかし、今日に限ってヘラサギはなぜか開館とほぼ同時に池の奥へ・・・




ところが、9:00過ぎに目の前浜へ戻ってきてくれました。




クロツラヘラサギと一緒に休んでいます。















2019年11月9日土曜日

やっぱり17:00に前浜にやってきた!

近頃、夕方になるとネイチャーセンター前浜に飛来する、
ヘラサギとクロツラヘラサギ。
今日も一日中500m先の島で寝てばかりいるので、
夕方に活動を始めるかどうか注目していたところ、
期待どおり17:00に前浜に飛んできました!

16:30頃、ネイチャーセンターから800mくらい先の
北岸に移動して採食を始めたので、
更に距離が遠くなりがっかりしていたのですが、
その後飛び立ち、池を中心に時計回りで
ネイチャーセンター前にめがけて飛んできました。















3羽前浜に集合!















17:00まで粘ってヘラサギたちを待っていた
お客様はラッキーでした。














その後、3羽とも前浜で眠ってしまい、
そのまま日が暮れました。
そして閉館後、暗闇の中で前浜の浅瀬を歩き回って採食していました。
やはりヘラサギたちは夜行性なのですね。


近頃、昼間にコハクチョウが30羽前後、園内で過ごしているのですが、
いつも16:00頃になると、ほとんどが安来方向へ飛び去ってしまいます。
マガン約20羽、ヒシクイ2羽も同様で、
今日は10:30に飛来し、16:02に安来方向へ飛び去りました。
時計がないのに、とても規則正しい生活をしていて感心します。
ガン類は、この時期は昼寝のために一度水鳥公園に帰ってきて、
夕方に再び採食に出かける行動パターンが見られるのですが、
このコハクチョウ達もお昼寝組なのかな?

16:04に一斉に飛び立ったコハクチョウたち。
暗い曇り空を背景に、西日を浴びて飛ぶ姿は
とても美しかったです。














おまけ:
今日はカワセミのサービスがとても良かったです。
ネイチャーセンター前浜左端の丸木柵に頻繁に飛来し、
15:00頃から20分くらいじっととまっていました。
いつもならとまってもすぐに飛び去ってしまうので、
こんなに長時間じっとしているのは珍しいです。
いつもメスの若鳥なので、同一個体かもしれません。















 (きりぎりす)

常連?の珍しい交雑ガモ今年も現る

今年もカモの群れの中に交雑個体が時々見られます。
その中に、興味深い個体が1羽います。


オカヨシガモの群れの中央にいる個体です。














ヨシガモとオカヨシガモの交雑個体です。
今年は11月7日に初認でした。















この組み合わせは珍しいそうです。
毎年1羽現れるので、過去の記録を調べたところ、
2014年12月8日に確認されて以降、毎年現れています。
これが同一個体と仮定すると、6年連続の飛来となります。
もはや常連さんなので、毎年この個体を探すのが
楽しみの一つでもあります。

なお、この個体は自分のことをオカヨシガモと思っているようで、
いつもオカヨシガモの群れの中にいて、
オカヨシガモに対して求愛ディスプレイを行っています。


こちらは最もよく見かける交雑ガモである、
ヒドリガモとアメリカヒドリの交雑個体。
毎年数羽見られますが、今年も3~4羽います。
近年毎年飛来しているアメリカヒドリは、今年はまだ確認できていません。















カモの交雑個体は、2種類の特徴が両方現れている姿が面白いですし、
意外と美しい個体もいます。

今日は、約4000羽の群れの中で、
・ヨシガモ×オカヨシガモ 雄1
・ヒドリガモ×アメリカヒドリ 雄3
・マガモ☓カルガモ 雌1
が見つかりました。

交雑ガモがお好きな方は、是非探してみてはいかがでしょうか。

(きりぎりす)

2019年11月7日木曜日

ヘラサギとクロツラ前浜に飛来!

本日夕方、ネイチャーセンター前に
ヘラサギとクロツラヘラサギが3羽揃って飛来しました!







今日も一日中500m先の島で寝てばかりいたので、
ようやく近くに来てくれて、その場にいたお客様に喜ばれました。
(職員の方が興奮していたかも?)

クロツラ2羽は昨日の夕方にも前浜に来てくれましたが、
ヘラサギは初めてです。
嘴の模様もようやくはっきりと見えましたが、
夕方で暗くなっていたので、鮮明な写真は撮れませんでした。

ようやくヘラサギ類が前浜に来てくれるようになってきました。
ヘラサギ観察には、17:00ごろの来館がお勧めかもしれません。

(きりぎりす)

2019年11月6日水曜日

新たなヘラサギ現る!

11月3日に現れたヘラサギ成鳥は、
4日を最後に姿を消してしまいましたが、
本日、新たなヘラサギが1羽現れました。

写真の白い鳥の左端が、新たに現れたヘラサギ。
陸にいる右の2羽はクロツラヘラサギ、
水の上にいるのはコハクチョウ。
今日はクロツラヘラサギの成鳥が見当たらず、
第1回冬羽2羽だけでした。















風切羽は真っ白ですが羽軸が黒いので、
第3回冬羽と思われます。
また、くちばし先端の黄色斑が大きいのも
3日に現れた個体と異なります。
年齢とくちばしの模様が異なることから、
3日に現れた個体とは別個体です。















17:07頃、ネイチャーセンター前にふと目を向けると、
クロツラヘラサギ2羽が目の前にいました。
この秋初めて前浜にやってきてくれました。
しかし、滞在時間は短く、すぐに奥へ飛び去ってしまいました。




























現在、園内にいるヘラサギ類は、
ヘラサギ第3回冬羽が1羽、
クロツラヘラサギ第1回冬羽が2羽です。

明日以降、またネイチャーセンター前に
やってきてくれるといいですね。

(きりぎりす)

賑やかな芝生広場

今季は、いつもの年以上に芝生広場が賑やかです。

その中心はジョウビタキ。
芝生広場を縄張りとしていて、他の鳥の侵入を許しません。
縄張りへの侵入者があまりにも多いので、
「ヒッ…、ヒッ…、カッ、カッ…」という鳴き声に、
力がこもっています。














しかし、そんなことはお構いなしに、
色々な鳥が芝生広場にやってきます。


スズメ。
数羽の群れで芝生広場周辺にやってきます。
ジョウビタキが追い払いにやってきても、
あまり気にしていない様子。















ジョウビタキを追い払うように現れたシロハラ。
ジョウビタキよりもはるかに大きく、
気が強いシロハラには、ジョウビタキもかなわないかも。
今季初認です。















芝生広場を見下ろせる、ネイチャーセンターの屋根のてっぺんには、
イソヒヨドリがやってきました。
水鳥公園ではみるイソヒヨドリの多くは第1回冬羽で、
この個体も雄の第1回冬羽です。















今季は芝生広場周辺に様々な鳥が現れて面白いです。
その分、ジョウビタキも縄張り防衛に追われて
とても忙しそうです。

(きりぎりす)

2019年11月3日日曜日

今年も彦名・水鳥ふれあいウォーキング大会実施!!

今年も彦名・水鳥ふれあいウォーキング大会を
彦名校区自治連合会さんと共催で実施致しました。
多くの地元の皆さんやボランティアさんに支えられて
開催できましたことに感謝いたします。



















今年は、恒例の芋汁にくわえ、地元の休耕田の復活に取り組まれている
石田コーポレーションのシルクファームさんより
参加者全員に無償でイモの袋詰めがプレゼントされました。


とてもかわいいステッカー付です。


 来年も開催したいと思っています。ぜひ、ご参加ください。


のごまつり延長中?

本日行われた鳥類標識調査で、
ノゴマが23羽標識・放鳥されました。
11月1日の調査で、前回よりもかなり数が減ったので、
もうそろそろ渡りも終わりかと思いましたが、
まだ多く渡っているようです。
ノゴマ祭り(のごまつり)は延長開催中です。

今の時期の渡りの中心は、ホオジロ類です。

アオジのメス。
水鳥公園で3羽も捕れるのは珍しいです。





ホオジロのオス。
年中いる鳥ですが近頃見かけなかったので、
お久しぶり。






これで、今季の調査でホオジロ類は、
・オオジュリン
・ホオアカ
・アオジ
・カシラダカ
・ホオジロ
が標識放鳥されました。
残るはシベリアジュリンですね。

また、目視ではキクイタダキ4羽が
今季初確認されました。

本日の調査結果
・オオジュリン 99羽(うちR3)
・ノゴマ    23羽
・アオジ    3羽
・ウグイス   2羽
・カワセミ   1羽
・ホオジロ   1羽
以上、6種129羽(うちR3)

(きりぎりす)

ヘラサギも飛来!

本日早朝、ヘラサギ成鳥1羽を見つけました。

写真右から2羽目がヘラサギ。
右端はダイサギで、左端はクロツラヘラサギ。















写真の左端と、
右から3羽目でコハクチョウと重なっているのが
クロツラヘラサギ。














現在、クロツラヘラサギ3羽、ヘラサギ1羽で、
計4羽のヘラサギ類が園内にいます。
昨年の秋はヘラサギしかいなかったのですが、
今年はクロツラとヘラサギが両方揃いました。
贅沢なことです。

しかし、気になることもあります。
今朝確認されたヘラサギは、
毎年春と秋に水鳥公園に立ち寄り、
香川県のため池で越冬する常連個体ではないかと思うのです。
もしそうならば、明日にはすでに香川に旅立ってしまって
いなくなっている可能性が高いです。

せめて、いなくなる前にネイチャーセンター前浜にやってきてくれれば、
顔の確認で個体識別ができるのですが。
明日以降も居てくれることを祈ります。

→このヘラサギは翌4日にもいてくれましたが、
 休館日を挟んで6日には姿がありませんでした。
 5日に香川のいつものため池に常連個体がやってきた、と
 現地の方から連絡を頂きましたので、
 やはりこの個体は、米子水鳥公園経由で香川で越冬する
 常連個体だった可能性が高いと思います。

(きりぎりす)

2019年11月2日土曜日

謎の声の正体

近頃、園内の樹木の繁みの中から
「ジリッ…、ジリッ…」という鳥の声が聞こえます。
しかし、声の主に心当たりがなく、ずっと正体が気になっていました。

今日もその声が聞こえてきたので、
鳴き声が聞こえた茂みを注視して、正体を探りました。

カメラを持って現場に行くと、もう謎の鳴き声はやんでいましたが、
かすかに茂みの中を動く小さな影が見えました。














動きが早く、かつ小さいので追うのに苦労しましたが、
ようやく姿をとらえることができました。
茂みの中を動き回っていたのはメボソムシクイでした。















謎の声の正体がメボソムシクイなのかどうかは分かりませんでしたが、
確かにメボソムシクイの鳴き声の一節と謎の声が似ている気がしました。
そこで、メボソムシクイの鳴き声を調べてみたところ、
謎の声と一致する鳴き声がありました。
謎の声の正体はメボソムシクイで間違いなさそうです。

連休初日の今日は素晴らしい天気で、
昼間でもコハクチョウが園内でくつろいでいました。
さらに珍しいことに、マガンが40羽夕方まで見られました。
マガンの今季最多数です。





























クロツラヘラサギは今日も健在ですが、
一日中500m先の島の岸辺で丸くなっていました。















 夕方、クロツラヘラサギの周りにダイサギの群れが舞い降りて、
どこにクロツラヘラサギがいるのか
分かりにくくなってしまいました。

さて、みなさんはどこにクロツラがいるか、
わかりますか?














明日は「彦名・水鳥ふれあい中海ウォーキング大会」が開催されます。
ウォーキング中に園内にコハクチョウがいて、
お天気に恵まれることを祈ります。
9:30までに彦名2区公民館に集合で、どなたでも参加できます。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。

(きりぎりす)