2019年3月31日日曜日

面白い鳥がいろいろ見られました

今日は、冷たい雨やみぞれが降ったりやんだりする悪天候でしたが、
面白い鳥がいろいろ現れました。

ツクシガモ 6
シマアジ オス2メス1
スズガモ 6
ミコアイサ 22(オス2)
ハジロカイツブリ 夏羽1
ヘラサギ 第1回冬羽3
ツルシギ 冬羽1
ハマシギ 42
ズグロカモメ 第1回冬羽1、成鳥夏羽1
ユリカモメ 冬羽1
カモメ 5羽くらい
チュウヒ 1
アオジ オス2
アリスイ 1

などです。

特に、頭が黒いズグロカモメはなかなか見られません。
アリスイも久しぶりの記録です。
ツクシガモとヘラサギの九州組?は、今日も健在です。
























































(きりぎりす)

白鳥のデコイに嘴色を塗りました

先日、到着した白鳥のデコイのくちばしに色を塗りました。
 
 
 
 
ご覧のとおり、立派なコハクチョウに変身です。
 
触ってもよいことにしていますので、ぜひ記念写真をいっしょに撮ってください。
 
 
 

2019年3月30日土曜日

近頃前浜にやってくる鳥

ネイチャーセンター正面の池の岸辺(前浜)には、
いろいろな鳥がやってきます。

ツルシギ。
基本的には、500m先の島の岸辺か、
水鳥観察桟橋向かいの岸辺にいるのですが、
時々前浜右手にもやってきます。














オオバンが、前浜の除草作業のお手伝いをしてくれています。














日本一汚い?ヘラサギ。
近頃、前浜にやってきてくれる機会が増えてきました。














ヘラサギは、夕方になると前浜左手にやってくることが多くなってきました。
ヘラサギ狙いなら、夕方がおすすめかもしれません。















(きりぎりす)

2019年3月28日木曜日

ヘラサギまだ4羽います!

近頃は2羽しか姿がが見られなかったヘラサギですが、
今日は久しぶりに4羽現れました。















それにしても、どの個体も羽色が汚い!
恐らく左から2羽目は、今国内にいるヘラサギの中で
最も羽毛が汚れている個体なのではないかと思います。
一方、右端の個体は夏羽への換羽が進んでいて、
冠羽が長く伸びていて羽色も白く、比較的美しいです。

ヘラサギの春の換羽は幼いほど遅く、
成鳥に近くなるほど早いようです。


今日はやや風が強かったので、
園内にカモメが集まっていました。
ネイチャーセンター目の前にもよく飛んできて、
観察を楽しませてくれました。






















ツクシガモは2羽に減り、シマアジは現れませんでした。
ミコアイサは、まだたくさんいます(オスは2羽いました)。

(きりぎりす)

2019年3月27日水曜日

冬の鳥と春らしい鳥

今日は終日暖かい西風が強かったです。
空気中に浮遊物が多いのか、遠景が霞みがちでしたが、
その割には大山がきれいに見えていました。














風が強いと現れるカモメ。
今日も繰り返し水面に買い降りて、何か獲物を捕らえていました。




























冬のカモがまだ多く残っていて、
ツクシガモが8羽、ミコアイサが30羽以上(うちオス4羽)がまだいます。
それでも、春らしい鳥の姿も目立ってきました。

サギが群れるのは春の風景です。
さりげなく、ダイサギの中にヘラサギが2羽紛れています。















生殖羽を身にまとい、一年で最も美しい姿のカワウ。















春らしい鳥の象徴、ツバメ。














春の旅鳥の代表、ツルシギ。
アカアシシギは近頃見かけなくなりました。














春の旅鳥の代表のひとつ、シマアジも雄が1羽いたのですが、
なかなかいいところに現れないので写真が撮れません。

このほかにも、普段はあまり見かけないカシラダカが近頃姿が見られていて、
これも春の渡りでしょう。

(きりぎりす)

野鳥カレンダー完成!

今年2月に開催しました「米子水鳥公園野鳥総選挙2019」の結果、お客様に選ばれた上位12種類の野鳥カレンダーがついに完成しました!

4月1日にミュージアムショップにて販売します。
発行部数が少ないので、早い者勝ちです。
ご興味がある方は、お早めにお買い求めください。

見本品は、レンジャーカウンターに置いてありますので、
どうぞ手に取ってご覧ください。































(きりぎりす)

2019年3月24日日曜日

ヘラサギ確認!

















今年は、五羽もやってきたヘラサギですが、最近確認できていませんでした。
移動したと思っていたのですが・・・
本日、数日振りに園内で確認しました。

以前からいた個体か?渡ってきた個体か分かりませんが、独特の採餌法で園内を歩いています。

また、シギも見られるようになってきました。
今日は、ツルシギ、クサシギ等を確認しています。
ツクシガモは、また゛八羽がいます。渡りのカモ達が入ってきたのか、
ヒドリガモや、コガモなどが見られました。
シマアジいないかなぁ~
米子水鳥公園では、シマアジ・オス・1羽が21日に確認されています。

2019年3月23日土曜日

遅れてきたハクチョウのデコイ




 先般のデコイ展で、米子水鳥公園の展示用に準備していたコハクチョウのデコイが
やっとやってきました。二羽セットになっていて首の形が違います。





プラスチック製なのでこの様に持てるほど軽いものです。
観察ホールで展示し、解説やハンズオン展示として利用する予定です。
くちばしの色は、コハクチョウの黄色を入れる予定です。
もし水鳥公園に入館の際は、優しく触ってあげて下さい。


2019年3月21日木曜日

謎のカモメの正体

本日、園内の池の上を多数飛び交っていたカモメの中に、
カモメではないカモメ類が2羽混じっていました。















最初は、この時期に飛来するこんな雰囲気のカモメはズグロカモメだろう、
と思っていたのですが、よく見るとそのうちの1羽に違和感がありました。

ズグロカモメにしては、明らかにくちばしが細長い。
でも、ユリカモメ冬羽ならば赤いはずのくちばしが黒い。
このカモメは何なんだ?と混乱しました。














ズグロカモメ冬羽と似ていてくちばしが黒くて細長いカモメは、
ボナパルトカモメ、ワライカモメ、ヒメカモメ、アメリカズグロカモメが考えられます。
もしかして、これらの超珍しいカモメなのでは?
と思ったのですが…。

ボナパルトカモメやワライカモメ、ヒメカモメ、アメリカズグロカモメにしては、
初列風切下面が黒すぎる。
また、ワライカモメ、アメリカズグロカモメにしては背中が白すぎる。
ということで、いずれもあてはまりません。

結局は、くちばしが黒いユリカモメ、と判断して決着しました。
以前にも、宍道湖で同様な個体を見たことがあって、
その時も混乱しました。
図鑑にはあまり記載されていませんが、この時期のユリカモメには、
羽衣は冬羽なのに、遠くから見るとくちばしと脚が黒く見える個体が時々います。

こちらはズグロカモメの第1回冬羽。
ユリカモメがこの個体とあまり体格差が感じられなかったことも、
混乱した要因でした。















このように、今は冬羽から夏羽に移行する時期なので、
図鑑とは異なる姿でいる鳥が時々います。
種類の識別にはご用心ください。

(きりぎりす)

コハクチョウの北帰行は終わったようです

今朝の風景。
もうコハクチョウの姿はありません。
3月18日月曜日を最後に、コハクチョウの姿が見られなくなっていることから、
もう中海のコハクチョウは全て旅立ったと思われます。
















今朝は、暖かい猛烈な南風が吹き荒れる中、
カモメが多数、池の上空を飛び交っていました。
不思議なことに、風が強い日に園内にカモメが集まる傾向があります。
風が強いと何かいいことがあるのかな?
水面に軽く降りることを繰り返しているので、
池に漂う何かを食べに集まっているように思います。














今、園内で見られる春らしい鳥は、
ヒバリがにぎやかにさえずっているほか、
ウグイスのへたくそなさえずりが面白いです。
春の旅鳥は、アカアシシギ、ツルシギ、シマアジがやってきていますが、
シマアジはここ数日姿を見かけません。今日はオスが1羽いました!
今後、続々と新たな旅鳥たちが姿を見せてくれることでしょう。

(きりぎりす)

2019年3月17日日曜日

ヨシ刈り作業お疲れさまでした

本日は、朝から雨模様の米子水鳥公園です。
年に一度の刈ったヨシの運び出し作業の日です。















お昼からボランティアの方が集まってくれました。


中高生のボランティアグループのジュニア・レンジャークラブもお手伝いです。

  
重さの軽いリアカーならヨシ原にも入っていけます。
最近リアカーを使う方が少ないようで、借りようと思ったのですが、
どなたも持っていませんでした。
 















20人以上の方が集まっていただきました。
皆さん心強いボランティアです。

一haほどのヨシ原が
二時間ほどの作業で終了しました。
皆様、ありがとうございました!!

スーパーサイエンス高校(SSH)のお手伝い

最近では、高校自ら研究課題を探して探求するSSHの活動を手伝いしています。


米子鳥公園では、以前から小学生の皆さんの自由研究をお手伝いを行ってきました。
そんな小学生だった子供が、早くも高校生になってスーパーサイエンス高校(SSH)の
カリキュラムで鳥の研究なんて感動です。



本日は、オーストラリアに行った子供(高校生3名)たちと、京都で発表した子供(高校生3名)たちがそれぞれ報告に来てくれました。


オーストラリア派遣グループの立派な鳥のレポート
















オーストラリアの絵葉書のお土産を頂きました。














京都へ行った子供たちの壮行会の様子(3/10)












指導の様子(3/8)

2019年3月16日土曜日

近頃コハクチョウの帰りが早い!

近頃、コハクチョウの帰宅(ねぐら入り)が早く、
まだ明るいうちに安来方向から続々と帰ってきます。

昼間は0羽でしたが、16:21から続々と帰ってきて、
急に園内が賑やかになりました。

閉館後の17:40ごろに帰ってきたコハクチョウたち。
陽が伸びて、この時間でもまだ充分に明るいです。

























ヨシ刈り後のヨシ原の向こうに群れるコハクチョウ。
18:20現在、78羽帰ってきました。
さて、明日の朝はコハクチョウはどうなっているでしょう?
天気が悪い予報で旅立ち日和ではなさそうですが。
















(きりぎりす)

ヨシ刈り2回目実施

明日予定している運び出し作業に備えて、
ヨシ刈りの2回目を実施しました。

一昨日はネイチャーセンター北側を刈り払いましたが、
今回はネイチャーセンター南側、
メダカ池と水鳥観察桟橋に面した区域を刈り払いました。

作業前














作業中
















作業後















これで予定していた範囲の枯れヨシの刈り払いが完了しました。
あとは、明日ボランティアさんのお力をお借りして、
刈った枯れヨシを園路沿いに運び出す予定なのですが、
天気予報が悪いので、予定どおり作業ができるのか心配です。


おまけ:
ヨシ刈りを行うと、毎回いろいろなものが見つかります。

ヌートリアのお昼寝用ベッド。
















オオバンが食べられた跡。















カヤネズミの巣。(3/13発見)















オオヨシキリの古巣。(3/13発見)



















私たちが見ることができないヨシ原の中では、
人知れず色々な営みがあるのですね。

(きりぎりす)