2019年3月9日土曜日

常連ヘラサギ、美しい夏羽で現る!

今朝、明け方からネイチャーセンター目の前に冠羽が長いヘラサギがいました。
お客様はその先にいるコハクチョウばかりを注目していて、
このヘラサギに気付く方はほとんどいなかったようでした。














この個体は、水鳥公園にこの冬滞在していた5羽とは明らかに異なります。
(冠羽長すぎ、羽毛美しすぎ)
この時期に飛来する美しい夏羽のヘラサギは、いつも水鳥公園と香川に飛来する個体ではないかと思ったのですが、逆光かつ後ろ向きなので、くちばしの模様が見えません。
順光になる午後まで待って、くちばしの模様に注目しました。

既存の個体と合流。
今季滞在中の5羽のうち、
昨日、今日は3羽しか姿が見えませんでした。
(右端が新規)















水浴び。














ようやく順光になったところで、くちばしの模様に注目。
やはり常連さんでした。
この冬は、2018年11月1日に水鳥公園に現れて翌日には姿を消し、
その後、11月3日から香川で確認されていました。
そして今日、春の渡りで香川から再び水鳥公園に立ち寄ってくれました。
2016年3月以降、春と秋に立ち寄ってくれる律儀な個体です。
くちばし先端の黄色い模様はほとんど変わっていませんが、
しわは少しずつ変化が見られている(先端よりのしわが太くなってきている)
ので、今後も継続して観察しようと思います。

※追加情報!
この件を香川で継続観察している方にお知らせしたところ、
この個体は昨日17:30過ぎまで香川で確認されていたそうです。
昨晩のうちに香川から米子へ移動してきたのですね!


今日現れた個体

























参考として、昨年11月1日に現れた個体。
くちばしの模様が一致しています。


























大山風景を眺める常連ヘラサギ。
一日中ネイチャーセンター目の前でのんびり過ごしていました。
この余裕たっぷりのたたずまいは、水鳥公園に通い慣れている証のように思えます。

























日没後、既存の3羽が前浜に飛来し、
常連さんと一緒に採食を始めました。
(写真では奥が常連1、手前が既存2)
















18:30ごろの風景。
コハクチョウは昼間は6羽だけ居残っていましたが、
17:00頃から続々と安来方向から飛来してきて、
見える範囲で数えたところ172羽まで増えました。
明日の朝どうなっているか、楽しみです。














(きりぎりす)