2019年3月21日木曜日

謎のカモメの正体

本日、園内の池の上を多数飛び交っていたカモメの中に、
カモメではないカモメ類が2羽混じっていました。















最初は、この時期に飛来するこんな雰囲気のカモメはズグロカモメだろう、
と思っていたのですが、よく見るとそのうちの1羽に違和感がありました。

ズグロカモメにしては、明らかにくちばしが細長い。
でも、ユリカモメ冬羽ならば赤いはずのくちばしが黒い。
このカモメは何なんだ?と混乱しました。














ズグロカモメ冬羽と似ていてくちばしが黒くて細長いカモメは、
ボナパルトカモメ、ワライカモメ、ヒメカモメ、アメリカズグロカモメが考えられます。
もしかして、これらの超珍しいカモメなのでは?
と思ったのですが…。

ボナパルトカモメやワライカモメ、ヒメカモメ、アメリカズグロカモメにしては、
初列風切下面が黒すぎる。
また、ワライカモメ、アメリカズグロカモメにしては背中が白すぎる。
ということで、いずれもあてはまりません。

結局は、くちばしが黒いユリカモメ、と判断して決着しました。
以前にも、宍道湖で同様な個体を見たことがあって、
その時も混乱しました。
図鑑にはあまり記載されていませんが、この時期のユリカモメには、
羽衣は冬羽なのに、遠くから見るとくちばしと脚が黒く見える個体が時々います。

こちらはズグロカモメの第1回冬羽。
ユリカモメがこの個体とあまり体格差が感じられなかったことも、
混乱した要因でした。















このように、今は冬羽から夏羽に移行する時期なので、
図鑑とは異なる姿でいる鳥が時々います。
種類の識別にはご用心ください。

(きりぎりす)