2019年8月25日日曜日

夏の残り?親子カルガモ

朝に秋風を感じるようになり、
秋の到来を告げるシマセンニュウの渡りも始まったようです。
シギの仲間も日替わりで入ってきており、
昨日は、タカブシギやアオアシシギが見られました。

そんな中、米子水鳥公園には、
先月まではとてもかわいかったであろうカルガモ親子たちが
たくさん集まってきています。
ほとんどの親子が、すでにどれが親鳥でとれがヒナか
わからないほどの大きさに成長しています。

そんな中、まだかわいいヒナを連れた親子を発見しました。














危険を感じているのか、ネイチャーセンターの目の前を
一列になって泳いでいきます。
朝の冷たい風を思い出すと、
こんな様子をみられるのもあと少しのようです。

2019年8月22日木曜日

夏休みの宿題「粘土で生き物作り」コーナー

夏休みもあと一週間!
米子水鳥公園の「紙粘土で生きものを作ろう!(8/25までいつでも)」
は、あと三日です。今日のお客さんはミサゴ大好きの少年で、
ミサゴがダイブする様子を紙粘土で作ってくれました。














まさに水面に飛び込んだ様子ですね。

2019年8月18日日曜日

サンコウチョウを2年連続で確認!

米子水鳥公園では、今年も8月14日から秋の鳥類標識調査を始めました。

そして、昨年に続いて、今年もサンコウチョウが捕獲されました。

2年連続で捕獲されたサンコウチョウ。
今回も昨年と同様、メス第1回冬羽でした。















特に特徴的なのは、くちばしの左右にあるひげ状の羽毛。
水鳥公園で見られる他の鳥では、ここまで発達していません。
この羽毛は、飛びながら昆虫を捕食するのに役立つとされています。
さすが、フライングキャッチの専門家ですね。















調査で捕獲される鳥は、
まだオオヨシキリ、セッカ、シマセンニュウが少々、
といったところですが、
これからどんどんシマセンニュウの数が増えてくる見込みです。
そのほかにも、秋の渡り鳥の動向に注目しましょう。

(きりぎりす)

2019年8月17日土曜日

台風が過ぎた後の鳥の様子

台風10号は、米子水鳥公園のすぐそばを中心が通過していきましたが、
驚くほど平穏でした。

カイツブリの巣は、台風接近時の強風で2か所消滅したものの、
今日、消滅した2か所で巣の再建が確認でき、台風前と同様、営巣は7か所になりました。
台風を乗り切った5か所の巣では、まだヒナは確認できていません。

鳥たちは少しずつ新たな顔ぶれが見られるようになってきて、
昨日はハシビロガモ2羽、今日はヨシガモ1羽が今季初認となりました。

ネイチャーセンター前の小島では、
カルガモの群れの中に、アオアシシギとトウネン、コチドリがいました。















タカブシギも2羽いましたが、
あまりいいところに現れてくれませんでした。















コチドリとトウネンは、前浜にやってきてくれました。










































前浜の常連であるハクセキレイが、
セグロセキレイと前浜の覇権?を争っていました。
今回は、強気だったセグロセキレイが優勢でした。















台風の後に期待していた珍鳥は、まだ確認されていません。
明日以降に期待しましょう。

(きりぎりす)

2019年8月16日金曜日

マガモの親子2年連続で確認!

昨年に続き、今年も園内でマガモの親子が確認されました。

昨年は500m先にいたので撮影はほとんど無理でしたが、
今回は奥から手前に泳いできて、
いつもカモやサギたちが集まっている池の北岸の木陰にやってきました。
ここなら約150mなので、どうにか姿が分かる写真が撮れました。

昨年はヒナが3羽確認できましたが、今年はヒナは1羽しかいません。
かなり大きく育っていますが、親鳥と比べるとまだ小さいです。

写真中央の泳ぐカモのうち、
左がマガモのヒナ、右の大きいのが母親と思われます。














マガモは本州中部以北の標高の高い場所で少数が繁殖していますが、西日本での繁殖例はアヒルやアイガモの事例と疑われているようです。
この親子も同様でアヒルやアイガモの可能性が否定できませんが、母親の姿を見る限り、アヒルやアイガモを疑わせる特徴は見受けられず、野生のマガモと同様に見えます。

(きりぎりす)

2019年8月14日水曜日

今季初!エリマキシギ飛来

台風に伴う強風の中、
ネイチャーセンター前の砂浜には
ソリハシシギ、イソシギ、ハクセキレイが
頻繁にやってきました。
7月に中学生たちと一緒に作った砂浜を利用してくれて、
とてもうれしいです。

ハクセキレイの幼鳥。
前浜の常連さんです。















イソシギとすれ違うソリハシシギ。














イソシギとソリハシシギが出会うと、
時々ケンカになります。
なぜか、いつもケンカを仕掛けるのは
体が小さいイソシギのほうで、
ソリハシシギは弱気に見えます。















シギたちが行き交う砂浜の上には、
たくさんのツバメがぐるぐると飛び交っていました。
みんな幼鳥でした。
ショウドウツバメやコシアカツバメも飛んでいましたが、
今日は前浜には来てくれませんでした。
















飛び交っているツバメを撮影中、
シギ類の声が聞こえたので視線を移すと、
前浜の小島にエリマキシギがやってきました。
今季初認です。




























一瞬、小島に降りましたが、
すぐに飛び去ってしまいました。















台風は明日が最接近の見込みです。
災害が心配ですが、この台風が思わぬ珍鳥を運んできてくれることを期待します。

(きりぎりす)

台風接近中!

現在、山陰地方に台風が接近しています。
ちょうど米子水鳥公園がある鳥取県西部付近を台風が通過する見込みです。

北西の風がどんどん強まっています。















 ネイチャーセンターから見えるカイツブリの巣7個のうち、
2個は波にあおられて消滅してしまいました。

杭の列の中に作っていた巣















ドーナツ島の北の端に作っていた巣
















ネイチャーセンター前の砂浜では、
イソシギやハクセキレイが
強風にあおられながら食べ物探しをしています。














この台風で、大きな被害がないことを祈ります。

(きりぎりす)

2019年8月13日火曜日

台風接近にカイツブリの浮巣は?

明後日には、台風の接近が予想されている米子水鳥公園です。

そこで心配なのがカイツブリの浮巣です。
水草だけで作り、水に浮かぶカイツブリの巣は、波が高くなると崩れてしまいます。
崩れてしまうと卵が水に落ちてしまい、カイツブリ夫婦の努力も水の泡です。




 米子水鳥公園は、だんだん、風が強くなってきました。
波当たりの強い所に作られた巣の親鳥は、一生懸命に巣の補修をしています。





明後日の天気がとても心配です。


2019年8月10日土曜日

カルガモとソリハシシギ

カルガモの親子は、どの親子もすっかりヒナが成長し、
親鳥と区別がつきにくくなっていますが、
今でも幼いヒナを連れた親子が2組います。

こちらは今もっともお勧めの、ヒナ6羽の親子。
500m先からネイチャセンター前まで、
毎日かなり広範囲を周遊しています。















そして近頃、ネイチャーセンター前に
ソリハシシギが時々やってきます。














ネイチャーセンター前浜からちょっと飛んで、
正面のヨシが茂る小島へ移動したソリハシシギ。
カルガモの親子と相席です。
(中央は親鳥、左端は大きく育ったヒナです)
こうして並ぶと、お互いの大きさがよくわかりますね。















カルガモの親子に近づいて行ったところ、
親子から一斉に威嚇されてしまいました。
ソリハシシギは慌てて飛び去ってしまいました。














このほか、池の上空にはショウドウツバメが飛び交っています。
ツバメ、コシアカツバメと一緒に池の上を飛んでいるので、
順光になる午後の観察がおすすめです。

これからどんな秋の渡り鳥がやってきてくれるのか、楽しみです。

(きりぎりす)

仲良しなキジバト

猛暑の中、キジバトのつがいが仲良くお互いの羽を繕いあっていました。



ダンゴムシレースや生き物缶バッチづくりの会場から丸見えの場所だったのですが、
長時間仲良くしていました。これから子育てを始める予定なのかな?

このように、野鳥のつがいがお互いの羽を繕いあう「相互羽繕い」は、いろいろな種類で観察したことがありますが、いつ見ても微笑ましい光景です。

(きりぎりす)

2019年8月9日金曜日

児童クラブさんがダンゴムシレースとうちわ作り!

 夏の米子水鳥公園と言えば、ダンゴムシレースです。

本日は、遠方から来ていただいた児童クラブの皆さんに、
団体用特別ルールのダンゴムシレースを体験して頂きました。
※普段は、直線50センチメートルのタイムレースです。















最初にルール説明。
Jr.レンジャーの森へ行って、
チームごとに人数分のダンゴムシをつかまえました。
間違えてワラジムシをつかまえないように要注意!






同心円の中央に、
みんながつかまえてきたダンゴムシを置いてスタートです。









































誰のダンゴムシが一番早く外側まで走るかな?
一番早かったダンゴムシの脱出時間がチームの記録です。





最後に、優勝チームを表彰して終了です。



本日は他にも
「オリジナル生きものうちわ作り」や
「鳥ビンゴゲーム」も実施しました。













暑い一日でしたが、子供達には米子水鳥公園をたっぷりと楽しんで頂けたでしょうか?

2019年8月7日水曜日

サギが目立つようになってきました

近頃、園内にサギの姿を多く見かけるようになってきました。
そのほとんどはダイサギとアオサギですが、
少しずつチュウサギも見られるようになってきました。
恐らく、周辺で生まれて巣立ったばかりの
幼鳥たちではないかと思います。これも秋の兆しです。


夕方にネイチャーセンター前の小島にいたダイサギとチュウサギ。
こうして並んでくれると、大きさや顔つきの違いがよくわかります。
















園内の池の北岸に茂る樹上には、
チュウサギとコサギが集まっていました。















池の南側の浄化設備に隣接する小さな池には、
ダイサギとチュウサギが群れていました。
また、池の干上がっている泥の上には、
コチドリの親子7羽とソリハシシギ2羽もいました。














鳥たちの様子に次々と変化が見られるようになってきました。
これからの秋の渡り鳥の動向に注目しましょう。

(きりぎりす)

2019年8月4日日曜日

チュウヒがヒナを持ち去る!

この夏、園内にチュウヒが時々現れます。
少なくとも2羽いて、いずれも羽衣から昨年生まれの若鳥と思われます。
そのうちの1羽には足環がついていて、
左脚の黒い足環に「U4」と書かれています。
昨年の冬から確認されている個体で、
まだ越冬地に留まっています。
https://yonagomizutori.blogspot.com/2018/12/5.html
この個体は、足環番号から2018年6月に石川県羽咋市で
ヒナの時に標識されたことが分かっています。

17:00頃、この足環付きのチュウヒがネイチャーセンター前に飛来し、
正面のヨシが茂る小島からヒナを捕獲し、連れ去りました。



撮影体制が整ったときには、すでにヒナを持ち去っていました。
羽毛が生えていない赤裸のヒナですが、
オオヨシキリのヒナにしては大きすぎるように思います。
何のヒナなのでしょう?















その後しばらくすると、また戻ってきました。
まだ巣内にヒナがいるようです。
ヨシ原の上でしばらくホバリングして狙っていましたが、
降りずに去っていきました。



















































今後もまた襲撃に来るかもしれません。
襲われている鳥の種類が気になります。

(きりぎりす)

2019年8月3日土曜日

秋の渡りはじまる?

近頃は連日の猛暑で、人も鳥もバテ気味です。

今まさに夏本番といった感じですが、
今日、園内の鳥にわずかな変化が見られました。
今季はじめて、トウネン2羽、アオアシシギ1羽、イカルチドリ1羽を確認しました。
鳥の世界では、もう秋の渡りが始まっているようです。

トウネンとイカルチドリ(右)。
イカルチドリは当園では珍しい鳥で、
2017年9月30日に初めて確認されて以来、2例目です。
















(きりぎりす)

2019年8月1日木曜日

ロシア環境団体ロストクとの交流

 鳥取県国際交流事業として鳥取県をおとづれているロストクが二年ぶりに米子水鳥公園を訪れてくれました。
 
  米子市のエコクラブの子供達も交流に参加し、みんなで楽しく自然観察やバーべーキューをして交流しました。