2020年9月25日金曜日

コハクチョウの初飛来の認定基準

現在、コハクチョウ初飛来日クイズ2020の応募受付中です。

コハクチョウの初飛来の確認については、

様々な状況が考えられるので、

コハクチョウ初飛来日クイズ2020における

初飛来の認定基準をお知らせします。

1.職員が確認すること

2.コハクチョウが園内に降りること

以上の2点を満たした時点で初飛来とし、

初飛来日クイズの正解とさせていただきます。

上記の基準を満たしていない場合は初飛来とみなしませんので、

ご了承のほど、宜しくお願い申し上げます。

冬の鳥の受け入れ準備完了!

 昨日、野鳥保護区内の草刈りを行い、

これからどんどん飛来してくる

冬のカモ類の受け入れ準備を整えました。

今年の草刈りはこれで終了。

これから5月までは保護区内の管理作業は控えて、

鳥たちの平穏を守ります。

(写真提供:ボランティアのYさん)



岸辺に生える草を刈り払って

見通しが良くなった池の南岸。

これでネイチャーセンターから鳥の姿がよく見えるし、

カモたちもタカなどの天敵の接近を見張りやすくなります。



池の水面は、日々順調に

カモたちで賑わってきています。


左から、

コサギ、チュウサギ、ダイサギ、コブハクチョウ。

S,M,Lサイズのシラサギ3種が1か所に揃うのは、

結構貴重な風景です。コブハクチョウはおまけ。


少し雨が降っていても、

お構いなしに羽を干すカワウ。


今日も前浜にやってきてくれるカワセミ。

(きりぎりす)

2020年9月24日木曜日

シマセンニュウの渡りがピークとなりました

シルバーウィーク期間中、

鳥類標識調査を重点的に実施して、

秋の渡り状況を確認していました。

これらの調査は、

有資格者のボランティア1名と職員3名で実施しました。


2020年9月19日(土)

シマセンニュウ 12羽

コヨシキリ 11羽(R1)

オオヨシキリ 1羽

計3種類 24羽(R1)


2020年9月20日(日)

シマセンニュウ 32羽

コヨシキリ 16羽

セッカ 6羽(R1)

オオヨシキリ 1羽

計4種類 56羽(R1)


2020年9月21日(月)

シマセンニュウ 51羽

ウチヤマセンニュウ 1羽

コヨシキリ 26羽

オオムシクイ 1羽

ヒバリ 1羽

セッカ 4羽

計6種類 84羽


2020年9月22日(火)

シマセンニュウ 179羽

ウチヤマセンニュウ 1羽

コヨシキリ 54羽

計3種類 234羽


2020年9月23日(水)

シマセンニュウ 55羽

コヨシキリ 115羽

セッカ 2羽(N1R1)

計3種 172羽(R1)


※無印は新標識数、Rは再捕獲数

このとおり、

9月22日にシマセンニュウの渡りのピークが確認できました。

シマセンニュウは2017年9月22日に137羽捕獲されたのが

最高記録でしたが、それを大幅に上回りました。

続いて、翌9月23日にコヨシキリが多数捕獲されましたが、

これがピークなのかは今後の様子を見ての判断となります。

また、これまでほとんど捕獲されなかったウチヤマセンニュウが、

今年は度々捕獲されているのも興味深いです。


両種とも、目視ではなかなか姿が見られない鳥ですが、

私たちの知らないところで多数の鳥がヨシ原を渡っています。

だからこそ、ヨシ原を保全していかなければいけません。


(きりぎりす)


2020年9月21日に標識したウチヤマセンニュウ

シマセンニュウ(左)との比較

2020年9月20日日曜日

シマアジとトモエガモの2ショット!

 今日は、昨日と比べると

カモの数がやや減った感じで、

昨日までよく目にとまっていたシマアジが

なかなか見つからないな、

と思って探していたら、

トモエガモと一緒に泳いでいました。


今日は普段遠くの水面にいるカモたちが

ネイチャーセンター寄りに集まっていて、

普段よりも距離が近かったことと、

午後の西日に照らされて順光で観察できたので、

これまでで最も鮮明に観察できました。




左から、シマアジ、トモエガモ、オナガガモ。

こうして並ぶと、それぞれのサイズ感がよく分かりますね。




昨日から今日にかけては

カモの数が減ってしまいましたが、

明日の朝は一昨日以上にカモが増えていることを

期待しています。



昨日までサービスが良かったカワセミは、

今日はなかなか前浜にやってきてくれず、

夕方になってからようやく現れました。

さて、明日はどうかな?


天気が良い日は、

ネイチャーセンターからの景色が順光になる

午後の野鳥観察がおすすめです。


(きりぎりす)

2020年9月19日土曜日

今日もサービスが良かったカワセミ

今日もネイチャーセンター左下の岸辺に

カワセミが頻繁にやってきてくれました。

天気がよくて午後は光線の具合もよく、

姿がきれいに見えました。





時には、2羽が同時にとまることもありました。

2羽が出会うと、度々追いかけっこをしています。




今日はシマアジは3羽いました。

朝一番は4羽いたように思ったのですが、

その後は常に3羽で行動していました。





初認後姿を見かけなかったトモエガモが、

久しぶりに見つかりました。

撮影可能な距離まで近づいてきてくれましたが、

まだちょっと遠い?




今日からシルバーウィークです。

期間中天気がよさそうなので、

県外からのお客様のご来園も期待しています。


(きりぎりす)

2020年9月18日金曜日

カモの群れの中にシマアジ6羽!

 昨日に続き、午前中は雨でした。

そんな中、日に日に増えているカモの群れの中に、

シマアジが6羽いました。

こちらは、そのうちの4羽です。




この写真には5羽写っています。

なかなかまとまってくれないので、

6羽まとめては撮れませんでした。




ネイチャーセンター左隅に、

昨日、今日とカワセミが頻繁にやってきて、

お客様に喜ばれました。




さりげなくセイタカシギも1羽いました。




明日開催予定の「鳴く虫鑑賞会」にむけて、

活動予定地の下見をしていると、

近くの草にセッカがとまりました。

セッカはなかなか写真を撮る機会がないので

貴重な写真です。




セッカを観察していると、背後から

「パチッ、パチッ…」という小さな音が

聞こえてきました。

振り返ってよく見ると、

コガタスズメバチが肉団子を作っていました。

何の虫をかみ砕いているのかな?





秋のチョウ、ウラナミシジミを見つけました。

翅の裏の模様がとてもきれいです。





ようやく涼しくなって、屋外活動がしやすくなりました。

明日から4連休です。

秋の鳥を探しにぜひご来園下さいませ。


(きりぎりす)

2020年9月17日木曜日

吉田さんとてっちゃんペア健在!

2020年5月20日以降、
コハクチョウの吉田さんと
コブハクチョウのてっちゃんの様子が
未確認でしたが、
昨日、伯太川で吉田さんとてっちゃんを
久し振りに確認しました。

左が吉田さん、右がてっちゃん。
相変わらず仲が良く、
向かい合って首を左右にねじる
求愛ディスプレイをしていました。














2020年9月16日の9:12頃、
いつも吉田さんがくつろいでいる伯太川の中州に、
吉田さんとてっちゃんが仲良く寄り添っていました。

てっちゃんは羽毛が抜け替わっていて、
目印だった鉄さび色はすっかり落ち、真っ白な姿でした。
しかし、左側の首筋にあった傷のような模様は
まだ確認できたので、今後はこれが目印になりそうです。

これまで、安来市内に移動した
吉田さんとてっちゃんが合流している様子を
確認したことがありませんでした。

次の春に、
吉田さんがまた水鳥公園にやってきてくれるのか、
その時にはてっちゃんも一緒に移動してくるのか、
注目です。

(きりぎりす)

2020年9月12日土曜日

アオサギ大集結!

今朝は元々アオサギが多くいたのですが、
お昼ごろにアオサギの群れが上空に飛来し、
園内の群れと合流しました。
その結果、合計40羽の大群になりました。

このように、春と秋にアオサギの群れが
飛来することがあります。
一年中見られる鳥でも、
秋の渡りの最中のようです。
















一昨日草刈りをした、500m先の岸辺には、
様々な鳥が集まって賑わってきました。
これから11月にかけてどんどん数を増し、
岸辺が鳥たちに埋め尽くされていきます。
















アカアシシギは、今日は妙な場所で
くつろいでいました。
















よっぽど居心地がよいのか、
杭の先に座り込んで、ウトウトし始めました。
















ネイチャーセンター前の丸木作には、
これまでにシギ類では
ソリハシシギ、イソシギ、タシギが
時々とまっていましたが、
アカアシシギがとまっているのは
初めて見ました。

園路の方に目を向けると、
乾燥した天気が続いていて干上がっていた
メダカ池に、久しぶりに水が溜まりました。
これでメダカたちもホッと一安心?

















メダカ池の周囲のヨシ原では、
ヨシの穂が伸び始めています。
急速に秋の風景に変わりつつあります。































(きりぎりす)

2020年9月11日金曜日

草刈り明けの鳥の様子

昨日夕方、野鳥保護区内の草刈りを行いました。
ネイチャーセンター正面の景色も、
すっきり見通しが良くなりました。
これで、鳥たちが喜んで
集まってくれるようになるかな?
















開館時に、正面の小島で
コブハクチョウとコサギがくつろいでいました。
















その後、カルガモたちも集まってきました。
















砂浜には、常連のアカアシシギがやってきました。
昨日まではヨシが手前に茂っていて
鳥が隠れ気味でしたが、
これからはさえぎるものがなく、
観察しやすいです。














これから、秋の渡りで鳥の数が増えるにつれて
ネイチャーセンター前にも様々な鳥が
集まるようになる見込みです。
草が刈り払われて見晴らしがよくなった
ネイチャーセンターから、
ぜひ野鳥観察をお楽しみくださいませ。

(きりぎりす)

2020年9月10日木曜日

トウネンとハマシギ、秋の草刈り

今日は、ネイチャーセンター前浜に
トウネンがやってきてくれました。

肉食の鳥なのですが、
それを全く感じさせない可愛らしさです。
さすが、日本一小さなシギですね。
















ネイチャーセンター前右手の小島には、
ハマシギもやってきました。
















アカアシシギ1羽は今日もいますが、
目の前の砂浜にやってきてくれません。
はるか奥の岸辺には、
アオアシシギとコアオアシシギの姿も
確認できました。

今季初めてハジロカイツブリを確認しました。















バンの親子。
ヒナはすでに幼鳥に成長していますが、
まだ親鳥と一緒にいます。
幼鳥は他にもう1羽いて、
親子3羽で行動していました。















今日から、
保護区域内の草刈りを再開しています。
夏休み中に生い茂った草の刈り払いを
今月中に終えて、
10月初めに渡ってくるマガンや
たくさんのカモ類に備えます。
















 (きりぎりす)

2020年9月9日水曜日

前浜の鳥の様子20200909

これまでは熱風が吹いていたのに、
今日は涼しい東風が吹き、すっかり秋らしくなりました。
鳥たちも日々賑やかさを増しています。

期待しているのになかなか賑わわないシギ類のなかで、
唯一、サービスしてくれるアカアシシギ。
ネイチャーセンター前の小島と目の前の砂浜(前浜)を
行ったり来たりして過ごしています。




























砂浜から小島へと帰るアカアシシギ。
次列風切を中心に、
翼の後縁が広く白いのが特徴。
シギ類は飛んでいる時の羽の模様が
美しいものが多いです。
















秋になると、いい声でさえずるイソヒヨドリ。
目の前に飛んできて、
「何をしているの?」
といった感じで、こちらを覗き込んできました。
はじめは5m以内の至近距離にとまっていて
ピントが合わなかったのですが、
適度に離れたところを撮影。
現在改修工事中で、ネイチャーセンターを
取り囲んでいる足場を
楽しそうに?渡り歩いていました。




























今日はネイチャーセンター前浜に、
ハクセキレイ2羽とセグロセキレイ1羽が
頻繁にやってきて、
牽制し合っていました。

水面上の虫を追うハクセキレイ。














ハクセキレイ2羽とやり合っていた
セグロセキレイ。
















運がよければ、カワセミも前浜にやってきて
食事をしていきます。




























近頃増えてきたオナガガモ。
この夏は居残るオナガガモがほとんどいなかったので、
オナガガモの姿を見ると秋の到来を感じます。















前浜に1羽でやってきたカイツブリのヒナ。
まだ顔つきはヒナですが、
体はもうすっかり大きくなって、
親に頼らず自分で獲物を捕っています。
どこの浮巣の出身の子かな?















夏の間全く姿を見せなかったコブハクチョウが、
近頃は数羽やってくるようになりました。
これも秋が深まってきた証、なのかな?














(きりぎりす)