2020年9月4日金曜日

コヨシキリの新着と悩ましい変なセンニュウ類

今朝実施した鳥類標識調査で、
今季初めてコヨシキリが捕獲されました。
昨年より2日早い初認です。
目の上の黒い線と白い眉が凛々しい顔つき。














オオヨシキリと異なり、正面顔もかわいいです。
(オオヨシキリに失礼!)














台風9号の通過直後ということで、
何か面白い成果が得られるかと期待していたのですが、
・シマセンニュウ 14羽
・オオヨシキリ    4羽
・セッカ       1羽
・コヨシキリ     1羽
合計4種・20羽(すべて新放鳥)
と、低調な結果に終わりました。

ところで現在、
シマセンニュウの渡りの真っただ中なのですが、
今季は悩ましい個体が時々捕獲されています。

そのうちの一羽がこちら。
今朝捕獲された個体ですが、
翼式(初列風切羽の長さの順番)が
シマセンニュウと異なっているのです。
もちろん、羽はすべて伸長しきっています。

初列風切羽を内側から数えて、
長い羽から順に
8>7>6>9>5となっています。
これは、ウチヤマセンニュウの特徴です。
ところが体の各部の計測値は、
シマセンニュウと同じくらいです。














一方こちらが、一般的なシマセンニュウの翼式。
8>7>9>6>5となっています。
(8>9>7>6>5の場合もあり)














そして、ウチヤマセンニュウの特徴のひとつに、
シマセンニュウと比べて
くちばしが細長い点が挙げられます。
変な翼式の個体のくちばしがこちら。
計測値はシマセンニュウの範囲内で、
特にくちばしが長めの印象は受けません。














そしてこちらが、シマセンニュウのくちばし。
上の個体と比べても、特に差は感じられません。
むしろ、こちらの方がやや長く見えるかも?














この翼式の異なるセンニュウ類が何者であるか、
判断に困っています。
シマセンニュウ、ウチヤマセンニュウ、
どちらなのかな?
それとも、どちらでもない第3のセンニュウ類
だったりして??

(きりぎりす)