2022年6月24日金曜日

久しぶりのセイタカシギ

近頃、園内の鳥の様子の変化が乏しいのですが、今朝は久しぶりにセイタカシギが1羽いました。隣には、近頃の常連さんのコガモのオスがいます。











そのほかの居残りガモの皆さん。
左から、マガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、マガモ。
















目が座っているスズガモのメス。今でもスズガモの数羽の群れが、500m先の半島の先端付近に時々います。
















今の主役であるカルガモの親子は、近頃はヒナ6羽の親子ばかりよく見かけます。これまで数組の親子が確認されていましたが、みんなどこかへ引っ越してしまったのかな?


唯一、頻繁にネイチャーセンターの前にやってきてくれるヒナ6羽の親子。ヒナは生後2週間くらいかな?














池の水面に藻が浮遊するようになってきました。巣材となる藻が増えてきたことで、カイツブリの巣作りが本格化するのが楽しみです。


(きりぎりす)




2022年6月23日木曜日

ノコギリクワガタ登場!

6月22日以降、園内でノコギリクワガタが見られるようになりました。

なかなか立派なオスです。































手に乗せるとこんな感じです。体長は64mmくらいでした。とても大きいというわけではありませんが、ワインレッドの体と強く湾曲した大あごがカッコいい個体でした。















一方、こちらはヒラタクワガタ。近頃は洞から出て、よく歩き回っています。















このほかにも、大きなコクワガタも1匹いました。
カブトムシが現れるのはいつかな?楽しみです。

※園内のカブトムシやクワガタムシは持ち帰ることができません。見つけても観察するだけにしましょう。

(きりぎりす)

2022年6月19日日曜日

メジロガモを確認

昨日から夏が来たといった雰囲気の米子水鳥公園です。

カモの姿もまばらでさみしい感じです。そのような状況の中ですが

 今朝(2022.06.19 9:00 a.m.) メジロガモを観察ホールから

安食一歩君が確認しました。

逆光で観察しづらかったのですが、メジロガモの♂と判断しました。

しかし、撮影をはじめるとすぐに飛び去ってしまいました。











※2022年06月19日 14:00現在 メジロガモは朝飛び立ち園外に飛び去り戻ってきません。


カルガモ親子が休憩中


 









現在、米子水鳥公園の鳥たちは子育ての真っ最中です。

カルガモ親子は、五組以上園内にいるのですが、なかなか姿を見せてくれません。そんな中、ネイチャーセンター前につくってある島でカルガモのお母さんがヒナを休憩させていました。

とても、可愛いヒナたちと、周りを警戒し続ける親鳥の姿が微笑ましいです。

動画もご覧ください。

https://youtu.be/v7OyfnienP8







2022年6月16日木曜日

今日の水鳥公園20220616

カルガモの親子は毎日姿を見せてくれていますが、出会えるかどうかは運次第です。


カルガモのヒナだけが泳いでいました。親鳥はどこに行ってしまったのかな?
このように、ヒナの群れだけが泳いでいることが時々あります。11:17撮影。










300mくらい先を泳いでいた親子。ヒナは8羽います。12:07撮影。










ネイチャーセンター正面の小島(カモ島)では、オオバンが仲良く互いに羽繕いをしていました。この調子で、園内で子育てを始めてくれたらうれしいのですが、今のところその兆しはありません。12:26撮影。



















15:26にクロハラアジサシ2羽が東から西へ通過していきました。まだ夏になっていませんが、もう夏羽から冬羽に換羽し始めていて、お腹が白くなっています。









まだ水草の生育が不充分で、思うように巣作りができないカイツブリ。なかなか巣作りの場所が定まらず、今日は新しい場所に水草を集めていました。15:49撮影。










これまでカイツブリが巣を作りかけていた場所では、オオバンがくつろいでいました。16:10撮影。


一方、こちらはヒラタクワガタの大型のオス。今日もお気に入りの洞のヌシとして君臨していました。よく見ると交尾中で、メスが洞の中に隠れています。16:00撮影。













大型のオスがいる洞の上にあるやや小さめの洞には、中型のヒラタクワガタのオスがいました。それぞれ体のサイズに応じた洞を占有しているのが面白いです。この近くには小さなオスも1匹いて、今日はL,M,Sサイズのオスが1匹ずつ観察できました。巨大なオオスズメバチもいました。













ネイチャーセンターの間の前を泳ぐ、ヒナ3羽のカルガモの親子。今日はヒナ3羽、6羽、8羽の3組が確認できました。16:08撮影。











近頃はこの時期らしからぬ涼しさで、さわやかな風がやや強めに吹いているので、幸いなことにヌカカの活動が鈍っていました。今後どんどん蒸し暑くなってくる予報なので、これまで不活発だったヌカカの勢いが増してくるのが心配です。

(きりぎりす)

2022年6月10日金曜日

今日の鳥の様子20220610

カルガモの親子は、今日も昨日と同じくヒナが5羽と7羽の2組が時々現れました。前日と数が一致するとホッとします。

ヒナ5羽の親子。10:00撮影。










ヒナ7羽の親子。 17:23撮影。










2組とも、ネイチャーセンターの目の前にも時々やってきてくれました。観察のコツは、とにかく窓際で動かないことです。動いてしまうと、すぐに遠ざかってしまいます。


ネイチャーセンター正面の眼下を横切っていくヒナ5羽の親子。15:47撮影。










ネイチャーセンター目の前左端に現れたヒナ7羽の親子。15:48撮影。










ネイチャーセンターのすぐ横に生えるエノキにやって来たコゲラ。折れた枯れ枝の断面を念入りにつついて虫を探していました。 11:13撮影。










上空を飛んでいたトビが何かをぶら下げていたので、抜けかかった尾羽が垂れ下がっているのかと思って望遠鏡を除くと、立派な魚を掴んでいました。コノシロのようです。どこで調達したのかな?魚をぶら下げたまま飛ぶところはトビらしい。魚の頭を前に向けて持つミサゴとは違いますね。 11:28撮影。



一方、ミサゴもコノシロを捕まえてきて、300m先の杭にとまって食べていました。今日は園内で小さめのフナらしき魚を捕獲するところも観察されました。 14:31撮影。














今日もネイチャーセンター正面の小島(今後はカモ島と呼ぶことにします)にスズガモのオスがやってきました(手前から2羽目)。今日は怖いメスがいなかったので、くつろいでいました。 14:52撮影。


久しぶりにクロハラアジサシが現れました。ずっと300m~500m先を飛んでいましたが、夕方にネイチャーセンター前の杭にとまってくれました。17:10撮影。














ネイチャーセンター北側の水際にいたコチドリのペア。いい産卵場所がまだ見つかっていないのかな? 17:15撮影。


カモ島に茂るヨシのさきにとまって囀るオオヨシキリ。ここで囀るということは、先日の水上決戦の勝者かな? 17:31撮影。


一時はネイチャーセンターから見える風景に全然鳥が見えないこともありましたが、近頃は少し鳥の数が増えてきてホッとしています。新たなカルガモの親子の登場にもこうご期待です。


(きりぎりす)


2022年6月9日木曜日

今日のカルガモの親子と気になるスズガモ

今朝も、開館直後からカルガモの親子がネイチャーセンター目の前に現れました。

ところが、ヒナの数が7羽しかいません。昨日確認できたのは、ヒナが9羽と11羽の親子でした。昨日とは別の親子なのかな? 8:50撮影。










ゆったりと泳ぐ7羽親子。このように、ヒナが散らばって親鳥よりも前に出て泳いでいるときは、安心している証です。










午後に、100mくらい先を泳ぐ別の親子が登場。この親子はヒナが5羽でしたが、これまでに現れた親子よりも少しヒナが大きいので、明らかに新規の親子です。 14:00撮影。










池を南から北へ横断した後、北岸の石の上で一休みする5羽親子。隠れる場所が全くない池の真ん中を泳いでいる時は、全速力で北岸を目指していましたが、岸に近づくにつれて、見る見るうちに緊張がほぐれていきました。 14:07撮影。










いい場所を見つけた!という感じで、長時間ここでくつろいでいました。14:15撮影。











一方、今いる水鳥たちでにぎわっていた、ネイチャーセンター正面中央の小島。















群れの中央にスズガモのオスとメスが並んでいたのですが、メスは隣のオスが気に入らないらしく、しきりに威嚇していました。戸惑い気味のオス。 12:11撮影。















空気を読んで、その場を立ち去るオス。 12:15撮影。















でも、やっぱりここでくつろぎたいようで、しばらくすると引き返してきました。















小島にあがろうとするオスと、そのオスをにらみつけるメス。















やっぱり、メスに怒られてしまいました。















でも、威嚇するだけで攻撃はしてこないだろう、と思っていたら、何とメスがオスに体当たりしてきました! 12:16撮影。















池に落ちるオスと、巻き添えになるオオバン。















突然突っ込んできたメスに何か言いたそうなオオバンと、黙ってその場を離れるオス。







その後もこのスズガモのオスは、小島から離れたり上陸したりを繰り返していました。

メスに怒られないように距離をとって小島にあがっていたオス。一方、メスはずっと島の上にいました。
12:29撮影。





14:11撮影。


スズガモは、米子水鳥公園では春のカモです。冬は中海に多数群れていますが園内には入って来ず、春になると園内に入ってきて、ネイチャーセンター前にも時々寄ってきてくれます。緑の光沢がある黒い頭と、細かい縞模様がある背中、白い脇が美しいカモです。 14:24撮影。





カルガモの親子は、昨日から今日にかけて、ヒナの数が9,11,10,8,7,5の6組が確認されています。このうち、9羽、11羽、5羽の3組いたのは間違いないのですが、10羽と8羽と7羽は、11羽か9羽から減ったものの可能性があります。今日確認できたのは、ヒナが7羽と5羽の2組だけでした。さて、今園内には何組のカルガモの親子がいるのでしょう?

(きりぎりす)

2022年6月8日水曜日

カルガモ親子19日遅れで現る!


今朝、開園準備をしている時に、ネイチャーセンターの眼下にカルガモの親子がいました。ようやく今年も確認できました!昨年よりも19日遅れで、開園以来2番目に遅い初認です。(最も遅い記録は2013年6月17日です)

目の前にいたのはヒナ9羽の親子でした。私と鉢合わせになったので、お互いにびっくり。急いで沖へと離れていく親子。8:42撮影。



















そのまま左手奥側(北東側)へと離れていく親子を観察していると、右手の手前側からもう一組の親子が現れました。8:48撮影。















手前に現れた親子はヒナが11羽いました。















どんどんネイチャーセンターに接近してくるヒナ11羽の親子。


























ヒナ11羽の親子は、あちらこちらに寄り道をしながら、ネイチャーセンター前を横切って南側へと向かいました。10:03撮影。





午後にネイチャーセンター目の前に現れた親子は、ヒナが8羽でした。朝一番に確認した親子のヒナが1羽行方不明になったのか、別の親子なのかは不明です。15:06撮影。














ところで、カルガモの親子には、しばしば謎のオス個体が付きまといます。今回もヒナ8羽の親子に付きまとうオスが1羽いました(写真左奥)。15:08撮影。
実は、5枚目の写真でヒナ11羽の親子の母親が口を開けているのは、付きまとう雄を牽制しているためです。




振り切られそうになると、飛び立って親子の前に回り込みます。15:09撮影。




















突然母親に襲い掛かるオス。母親を取り囲んでいるヒナは眼中になし。














ビックリして避難するヒナと母親。よく見ると、オスが母親の右尾羽に噛みついていますね。














色々と邪魔が入りつつも、母親はヒナたちを連れて先を急ぎました。そして、間を空けつつ親子を追跡するオス。これが父親ならば面白いのですが、母親に疎まれているので違うようです。このオスはヒナたちは眼中にないようで、母親に関心があるストーカーかもしれません。ヒナに危害は加えていませんでしたが、子育ての邪魔をしてほしくないものです。15:10撮影。




ネイチャーセンター左手に見えるヨシ原の縁で、カイツブリが巣作りをしていました。これまでも、あちらこちらで巣作りはしていましたが、ここまできちんとした巣が仕上がっているのは初めてです。ようやく池の中に水草が伸びてきて、巣材が調達できるようになってきたのかな? 14:44撮影。





近頃停滞気味だった園内の鳥たちの様子に、ようやく光明が見えました。今後、新たなカルガモの親子が続々と現れ、カイツブリの巣も増えて抱卵する様子が観察できるようになる見込みです。ぜひ、ヌカカ対策の上、水鳥の子育ての様子を観にお越しください。

(きりぎりす)