2016年4月30日土曜日

オグロシギとセイタカシギがオススメです!

昨日から、ネイチャーセンター前にオグロシギがやってくるようになりました。






































一瞬、目の前にも飛んできました!
この鳥は、翼と腰の黒白のコントラストがとても美しいので、
飛んでいる姿が最もオススメです。

















上空を通過した鳥の影に緊張するオグロシギ。
キンクロハジロもびっくり顔(元々?)。


















毎日セイタカシギが目の前を歩いてくれるので、お客様に喜ばれています。
今日は2羽いました。
昨日は5羽いたのにさらに減り、もうすぐいなくなっちゃうかもしれません。


















ハマシギはすっかり夏羽になり、美しくなりました。
今日は73羽いました。


















ハシビロガモは、今が旬です。


















強風で巣が消滅したカイツブリは、
新たに巣を作ってがんばっています。


飛べないマガンは健在ですが、昨日までいたツクシガモが見られなくなりました。
ついに旅立ったのかな?


(きりぎりす)

2016年4月29日金曜日

GW始まる!米子水鳥公園の観察会

今日からゴールデンウィークです。
米子水鳥公園では、様々なイベントを準備しております。
イベント情報をご覧ください。

さて今日は、GW自然観察会第一弾の「クズのツルの輪投げ大会」でした。
クズという植物は、名前のとおり、土手にはびこる雑草ですので、
遠くアメリカでは、最悪の外来種の一つとされています。
しかし、意外と面白く、すごく役に立つ植物でもあります。


最初に、米子水鳥公園でクズのツル探し。
一番長い人は、10メートル近くのツルを採集していました。
この季節は、クズのツルに葉がないので、丸めるのも採集も簡単です。


































クズの輪ができたら、早速、特設輪投げコーナーで輪投げ大会スタートです。
ちなみに、できた輪をリースにすることもできます。
もっと頑張れば、籠を編むこともできます。



最後に、クズの別の利用方法である、葛餅をふるまいました。





















クズ(葛)はクズ(屑)じゃない、ということを、
ご理解いただけたでしようか?

(ポタちゃん)

2016年4月25日月曜日

カラスが子育て準備中!

現在、園内でハシボソガラスが営巣中です。

















営巣場所は、ジュニアレンジャーの森のオオバヤシャブシの上です。
この前までは、枯れ枝を拾ってはせっせと運び込んでいましたが、
近頃は枝を持ち込まなくなりました。巣が仕上がったのかな?

















葉が茂っていてとても分かりづらいですが、
写真の下側に木の枝が積み重ねてある巣があり、
中央上に親鳥の姿が見えます。

番いが頻繁に出入りしていますが、
留守にしている時間が長いので、
まだ卵は産んでいないのかもしれません。

これまでにも野鳥保護区内で営巣したことがありましたが、
お客様が歩ける範囲で営巣したのは初めてです。
ネイチャーセンターの展望ホールから望遠鏡で見えるので、
動向を見守りたいと思います。

→4/30追記:
 4/28以降、親鳥の姿が見られないので、放棄したようです。

(きりぎりす)

2016年4月24日日曜日

今日の鳥日記20160424

今日は朝から昨日以上に視界が悪く、遠くにいる鳥がよく見えませんでした。
午後になると、少しずつ視界が良くなってきて、鳥も見やすくなりました。






























今日は前浜にセイタカシギの美しいオスが1羽、
一日中居てくれて、お客様を楽しませてくれました。

















コアオアシシギも、少しだけ前浜に来てくれました。



















前浜を横切って飛んだホシハジロ。
よくみると、右の翼が半分くらい無くなっていました。
こんなに羽が失われても飛べるのですね~。


















ヨシ原をキジのメスが歩いていました。
はじめは、いつもネイチャーセンターから見えるオスと寄り添って歩いていたので、
番いになっているのかと思ったのですが、後にそれぞれ別行動をとっていました。
このオスの縄張りの環境をチェックしているのかもしれません。



ネイチャーセンターの屋根の上からは、
ハクセキレイのさえずりがよく聞こえてきました。

















ネイチャーセンターの軒先から、雨どいを覗きこむハクセキレイ。
今年の営巣場所探しをしているようです。

















実際に雨どいに入ってみて居心地をチェック。
今年の営巣場所は、ここに決めようかな?


















今日の新着の鳥はキアシシギです。
前浜の島に群れるハマシギに混じって、いつの間にかいました。



オオヨシキリの声も複数個所から聞こえるようになりました。
水鳥公園は、だんだんと春の賑わいが濃くなってきています。

(きりぎりす)

2016年4月23日土曜日

オオヨシキリ到着!























本日朝、園内で「ギョギョシ、ギョギョシ…」という声が聞こえました。
今季初めてのオオヨシキリです。
昨年の初認日は19日で、昨年より4日遅れです。

まだ1羽しか到着していないようで、
早速ネイチャーセンター南側のヨシ原で縄張り宣言していました。

















こちらは、前浜の小島に近頃群れているハマシギ。
一昨年、昨年とやってきた、アラスカの標識をつけた個体を探しているのですが、
まだ見つかっていません。
実は、米子市内では今年もこの標識個体を確認しており、
3年連続で米子にやってきていることはわかっているのですが、
ぜひ水鳥公園にも立ち寄ってほしいものです。

地上に降りてしまうと、障害物で足元が見づらくなるので、
着陸する直前が標識を探すチャンスです(写真判定)。



●今日の春らしい鳥:
・セイタカシギ 12羽
・コアオアシシギ 2羽
・ハマシギ 53羽
・さえずるウグイス
・さえずるハクセキレイ
・さえずるヒバリたち
・上空を飛び交うツバメたち
・求愛に熱中するキジバトたち

●今日の春らしくない鳥:
・マガン 1羽 片翼を傷めているので仕方なし!
・ツクシガモ 1羽 とっても呑気!
・キンクロハジロ 444羽(春の渡りで集まっているので妥当ともいえますが)

(きりぎりす)


2016年4月18日月曜日

いろんな鳥がやってきました!

今日は、いろいろな鳥が現れました。

鳥の動きが活発なので、
鳥のことが気になって、事務仕事が手につきませんでした(笑)。
































今日一番目立ったのは、セイタカシギの群れです。
15羽もやって来ました。一斉に飛ぶととてもきれいです。
ネイチャーセンター右手の池にずっといて、
近くにやってこなかったのが残念!

















セグロカモメ。
時々みかけますが、ネイチャーセンターの近くで見られることは珍しいです。
すぐに去ってしまいました。


















新着の鳥。オバシギ。5羽やって来ました。
水鳥公園では見る機会が少ない、珍しいシギです。
一緒にいるコアオアシシギ2羽も新着です。

●今日新着の鳥:
・オバシギ       5羽
・コアオアシシギ   2羽
・オグロシギ    3羽
・タカブシギ     1羽
・ノビタキ               1羽(オス夏羽)

このほか、ハマシギが昨日に続いてたくさんいて、
64羽までは数えました。
あちらこちらに散らばっていたので、もっと居たかもしれません。

ツクシガモが1羽、まだいます。
ずいぶんと呑気な個体ですね~♪

春の渡り鳥がたくさんやって来るようになってきました。
次はだれが現れるのか、今後が楽しみですね。

(きりぎりす)

2016年4月17日日曜日

猛烈な風に耐える鳥たち

今日は、一日中南寄りの猛烈な風が吹いていました。
屋外での野鳥観察は無理だったでしょう。

一方、ネイチャーセンターからの野鳥観察は快適でした。
屋外にいる鳥たちは、小さな体で暴風に耐えていました。


















風上を向いて腰を落とし、強風に耐えるシラサギたち。
ダイサギ4羽とコサギ3羽が写っているのですが、
右から1、2羽目のダイサギと、
右から3羽目、左から2羽目のダイサギの
大きさの違いに注目。

右寄り2羽は冬鳥の亜種(オオ)ダイサギです。
残る2羽の夏鳥のチュウダイサギと比べると、かなり大きいことが分かります。

















こちらは、前浜右手の島に群れるハマシギたち。
水鳥公園だよりで今月のオススメに紹介しているとおり、
今日はたくさん前浜に集まっていました。
午前中は42羽でしたが、夕方には66羽にまで増加。
手のひらサイズの小さな体で、目を細めて強風に耐えていました。

キンクロハジロを中心としたカモ類は、
ネイチャーセンター左手の水面に群れていました。

このほか、今日新着の鳥は、
チュウシャクシギ1羽、トウネン1羽、アマツバメ1羽でした。


この度の強風で、南西から珍しい鳥が飛ばされてきているかもしれません。
明日も要注意ですね。

(きりぎりす)

卵どろぼうが現れる時期になりました

















今年も卵どろぼうが現れました。




















ネイチャーセンター左手にあるドーナツ型の島にハシブトガラスが舞い降りて、
合計3個の卵をさらっていきました。

おそらくカルガモの卵だと思いますが、
まだ草丈が充分伸びていない中で抱卵していたようで、
巣が丸見えだったのでしょう。
カラスに見つかってしまいました。

巣には親鳥の姿はなく、カラスに見つかった時点であきらめて、
去ってしまったのかもしれません。

















カラスはヨシ原の刈り跡に降りて、盗んだ卵を隠していました。
卵を地面に置き、枯れ草をかぶせています。


もうカルガモは抱卵の時期なのですね。
この巣はだめになってしまいましたが、ほかにも抱卵中の巣があるはずです。
抱卵して約一月でヒナが孵化するので、
順調にいけば、来月中旬ごろに親子が見られるかもしれません。

(きりぎりす)

2016年4月15日金曜日

シマアジとソリハシシギが来ました!


















今日は、今季初認の鳥が2種類やってきました。
シマアジとソリハシシギです。

シマアジは、美しい雄1羽です。
3月20日に水鳥公園付近で確認されていましたが、
なかなか園内にやって来てくれませんでした。
ヨシの刈り株の根元を熱心に探って採食しているのですが、
なかなか開けたところに出てきてくれません。


ソリハシシギは、前浜左手の丸木柵にとまっていましたが、
後にはるか先の島に移動してアオアシシギと一緒に歩いていました。


シギ・チドリ類は、ハマシギ、アオアシシギ、クサシギ、ツルシギ、セイタカシギ、タシギ、コチドリが近頃確認されていますが、数が少なめで、日によって現れる種類も不安定です。

(きりぎりす)

2016年4月14日木曜日

お花畑を散歩するキジ
































キジがシバザクラの花壇を散歩していました。

サクラはもう終わってしまいましたが、
水鳥公園のシバザクラは、これからが見頃です。

(きりぎりす)

2016年4月9日土曜日

久しぶりの賑わい

















今日は、近頃にしてはカモがたくさんいました。

特にキンクロハジロは、お昼頃は300羽程度でしたが、
夕方には500羽くらいにまで増えました。

この写真では賑わいをうまく表現できていませんが、
実際に望遠鏡で見ると、池がかなり賑わっていました。

ミコアイサ13羽(雄1含む)、ツクシガモ5羽のほか、
近頃あまり見られないオカヨシガモ7羽、ヨシガモ7羽も現れました。
突然増えたカモたちは、春の渡りで道の駅として立ち寄ってくれたのでしょう。

















ネイチャーセンター正面の小島でくつろぐカモたち。
風が無い日は、このようにばらばらの向きに座っています。
種類が異なる者同士がケンカをしないで肩を並べて座っている様子は、
水鳥公園の平和な風景です。

















現在、カイツブリの巣が2ヶ所確認されています。
ネイチャーセンターからみて左手のすぐ近くに作られた巣。
とても見やすい位置にあり、なかなかしっかりとした作りです。

















もう1か所の巣。
ネイチャーセンターから見て左手の対岸にあり、
距離が遠くて背景に溶け込み気味なので観察しづらいです。

一見、順調に見えるカイツブリの子育て準備ですが、
この時期の巣は大変もろく、悪天候の度に消滅してしまうことが殆んどです。
このまま順調に抱卵、育雛できることを祈ります。


今日の鳥
コブハクチョウ3、キジ雄1、飛べないマガン1、ツクシガモ5、オカヨシガモ7、ヨシガモ7、ヒドリガモ20、マガモ17、カルガモ67、ハシビロガモ30、オナガガモ34、コガモ37、ホシハジロ44、キンクロハジロ490、スズガモ4、ミコアイサ13、カイツブリ33(巣2)、キジバト1、アオサギ2、ダイサギ4、バン1、オオバン19、アオアシシギ1、イソシギ1、ハマシギ5、ミサゴ1、トビ1、カワセミ1、モズ2、ヒヨドリ3、ツグミ9、シロハラ1、ウグイスさえずり1、セッカさえずり1、ヒバリさえずり1、コチドリ1、マガモ×カルガモ1、オカヨシガモ×ヨシガモ雄1  以上、37種類+交雑2

(きりぎりす)

堂々としたキジに出会いました

















今朝出勤すると、胸を張ってじっと立つキジのオスに出会いました。
いつもなら、目が合った途端にそそくさと去ってしまうのに、
この個体は微動だにしません。


あちらこちらからライバルの声が聞こえてくると、
こちらも負けずに鳴きかえします。

















「ケーン!ケーン!」と二声鳴いて、

















「ドドドッ」と翼を打ち下ろし、

















「どうだっ!」とドヤ顔。
この後、満足げにゆっくりと歩いて去っていきました。
「ここは俺の縄張りだぞ!」とライバルたちに見せつけた、キジのオスでした。


この時期は、ネイチャーセンターからキジの姿がよく観察できます。
今回のように、自信に満ちた個体に出会えたら、
近くでその美しい姿をじっくり観察できることもあります。


(きりぎりす)

2016年4月8日金曜日

コブハクチョウ同士の威嚇


米子水鳥公園は、春真っ盛りです。
コブハクチョウがネイチャーセンターの目の前で、ほかの個体を威嚇していました。
外来種同士ですが、ここを自分の縄張りと思っているのでしょうか?
自然を守る施設でこの光景は、なんともいえない気分です。

カモ類もまだひととおり残っており、キンクロハジロやコガモ以外にも、ツクシガモや、ミコアイサなどが見られます。

また、今日は遠くですがセイタカシギも確認できました。
近くに来てくれないかな・・・



ポタチャン