2008年6月29日日曜日

季節はずれトリオ

CIMG5877_s.jpg今日は朝から雨降りで視界不良です。悪天候の中、ネイチャーセンターの前に3羽の鳥が並んで休憩していました。皆さんは、この3羽の名前が分かりますか?



答えは、手前からオシドリ(性不明)、ハシビロガモ♂、キンクロハジロ♂です。いずれも冬鳥で、季節はずれの顔ぶれ。しかも、オシドリは年に数回しか見られない珍客です。

鳥達が繁殖で忙しいこの時期に、この季節はずれトリオは何をしているのでしょうね。子育てしなくていいの?

 

昨日飛来したソリハシセイタカシギは、今日も健在です。


ソリハシセイタカシギ飛来!

CIMG5826_s.jpg本日、米子水鳥公園にソリハシセイタカシギ1羽がやってきました。水鳥公園では1998年4月以来2度目の記録です。灰色の長い脚に白黒模様の体がなかなかおしゃれです。





水鳥公園の中央にある大きな島の岸辺で食べ物を探したり、お昼寝をしたりして過ごしています。



2008年6月27日金曜日

さわやか天気でカメも甲羅干し。でも…。

今日は梅雨の中休み。さわやかな晴天の下、カメさんたちが5匹も並んで甲羅干し。のどかな光景に見えます。
でも、この景色は決して穏やかな光景ではありません。このカメたちは、人間がペットとして外国から日本に持ち込んでおきながら捨てられたものたちです。そして、園内でも多数が自然繁殖しています。
 
このカメはミシシッピアカミミガメという北アメリカ原産のカメで、ミドリガメとしてペットショップで普通に売られています。大きくなると可愛くなくなるので、野外に捨てる人が後を立たないようです。その結果、本来ならば、ここにはクサガメやイシガメ、スッポンなどが並んでいたはずなのに、外来のカメに住みかを乗っ取られてしまっています。


一方、こちらはカイツブリの親子。現在、最もよく見える巣で4羽の幼いヒナが親鳥の世話を受けています。親が食べ物を運んでくると、兄弟が早い者勝ちとばかりに殺到。勢いあまって巣から転がり落ちてしまう子もいます。この光景は本当に微笑ましくて、心が温まります。

2008年6月24日火曜日

カイツブリの親子続報!

DSCN0017s.jpg昨日ご紹介しましたカイツブリの親子についての続報です。昨日夕方に1羽確認されていた雛は、今日は2羽に増えていました。











DSCN0034.JPG.jpegでも、まだ親鳥のおなかの下には卵が4個見えます。全部無事産まれたら6羽兄弟!なかなかの子沢山夫婦ですね。













DSCN0024s.jpg


親鳥から食べ物を受け取る雛。体は小さくても食欲旺盛。親鳥は小魚捕りに忙しくなりそうです。


 














このカイツブリ一家の履歴はこちら!





2008年6月23日月曜日

地元小学校で出前授業をしました

今日は、地元小学校に出向きまして、総合学習の授業をしました。テーマは、「米子水鳥公園について」。4年生の総合学習で、米子水鳥公園やラムサール条約など、地元の湿地環境について学習する授業です。
はじめに、水鳥公園が出来た経緯やどんな鳥がいるのかなど、水鳥公園の概要について説明しました。

次の時間は、班毎に自分たちが理想とする水鳥公園作りをしました。模造紙に自由に池を書いて、その中にネイチャーセンターや道路、生き物などをレイアウトしました。グループワークを通して、水鳥公園に必要な要素を学んでもらうことがねらいです。
 
 
今回は、水鳥公園が受け持つ5回の授業のうちの1回目です。これからの学習で、水辺環境についての理解を深めてもらえるように頑張りたいと思います。

ほかの巣でもカイツブリのヒナを確認!


6月20日にご紹介しました、たくさんの卵を抱えたカイツブリの巣

http://nakaumi.blogspot.com/2008/06/blog-post_20.html

でも、ヒナ1羽が孵化しているのが本日夕方に確認できました。



暗くて撮影はできませんが、後日撮影してまたご紹介したいと思います。

大雨の試練を頑張って乗り越えた末のヒナの誕生です。


 







雨の日はカタツムリの観察会

DSC03390b.JPG.jpeg

いよいよ山陰地方も梅雨に入りました。

こんな季節にぴったりの企画として、講師に島根大学の大学院生をお招きして

カタツムリの観察会を行いました。

 米子水鳥公園の中は、あまり観察されないので、近くの粟嶋神社まで出かけました。



DSC03384b.JPG.jpegうっそうとした照葉樹林の話の中に


サンインマイマイやイズモマイマイ、ウスカワマイマイなどが観察されました。


 



←サンインマイマイ





2008年6月20日金曜日

大雨でカイツブリの巣がピンチ!

CIMG5160s.jpg今日は朝から大雨。ようやく梅雨らしくなってきました。

園内のつばさ池は、昨日までは水位がかなり下がっていましたが、 今朝は満水。ネイチャーセンター前にある島も水没しました。







CIMG5154s.jpg大雨は抱卵中のカイツブリにとって災難です。水の上に浮かぶ巣は、どんどん崩れて平べったくなっていきます。













CIMG5175s.jpg親鳥は巣の維持に全力を注いでいます。

一羽は巣の上で卵を守り、もう一羽は巣の材料をどんどん集めて巣を補強しています。



※この巣の番いは、昨日ご紹介した親子とは別です。


大雨でカイツブリの巣がピンチ!

今日は朝から大雨。ようやく梅雨らしくなってきました。
園内のつばさ池は、昨日までは水位がかなり下がっていましたが、 今朝は満水。ネイチャーセンター前にある島も水没しました。
 
 
大雨は抱卵中のカイツブリにとって災難です。水の上に浮かぶ巣は、どんどん崩れて平べったくなっていきます。
 
 
 
 
親鳥は巣の維持に全力を注いでいます。
一羽は巣の上で卵を守り、もう一羽は巣の材料をどんどん集めて巣を補強しています。

※この巣の番いは、昨日ご紹介した親子とは別です。

2008年6月19日木曜日

カイツブリのヒナが産まれました!

本日夕方、ネイチャーセンター付近でカイツブリの親子が初確認されました。この家族は4羽で、幼いヒナ二羽が両親に甘えていました。
 
親鳥から食べ物をもらえるのを待っているヒナたち。
カイツブリのヒナは産まれて間もなく泳げます。
 
 
親の背中におんぶされている二羽のヒナ。カイツブリはオスとメスが全く同じ姿をしているので、お父さん、お母さんの見分けは出来ません。
おんぶしているのは父親?母親?


 
 
 
カルガモ親子に加えて、これからはカイツブリの親子も見ごろとなってきました。
ヒナの成長はとても早いので、産まれたてのかわいいヒナに会いたい方はお早めに水鳥公園までお越しくださいませ。

2008年6月15日日曜日

バードコールを作りました。

今日は、米子市児童文化センターで「米子市環境フェアー2008」が開催されました。米子水鳥公園は、「バードコールを作ろう!」という工作コーナーを出展しました。
バードコールとは、鳥の鳴き声そっくりな音を鳴らせる道具で、うまく使えば鳥が近づいてきます。

CIMG5040s.jpgぶつ切りにした木の枝にドリルで穴を開けます。電動ドリルの威力に子ども達はおっかなびっくり。


















CIMG5010s.jpg穴が開いたら、ボルトをねじ込みます。固くてなかなかねじ込めませんが、頑張っています。











CIMG5025s.jpg最後に、ボルトに紐を通して完成!
いい音が鳴ってみんな目を輝かせていました










バードコールは簡単に作れますが、その取り扱いには注意が必要です。
小鳥の繁殖期に野外でバードコールをむやみに鳴らすと、小鳥の繁殖を妨げてしまう恐れがあります。使うのは秋から冬にかけての寒い時期だけにして、使うときも控えめにしましょう。
 
バードコールについて感心がある方は、どうぞ米子水鳥公園までお尋ねください。




米子市環境フェアーでバードコールを作りました!

今日は、米子市児童文化センターで「米子市環境フェアー2008」が開催されました。米子水鳥公園は、「バードコールを作ろう!」という工作コーナーを出展しました。
バードコールとは、鳥の鳴き声そっくりな音を鳴らせる道具で、うまく使えば鳥が近づいてきます。
 
ぶつ切りにした木の枝にドリルで穴を開けます。電動ドリルの威力に子ども達はおっかなびっくり。










穴が開いたら、ボルトをねじ込みます。固くてなかなかねじ込めませんが、頑張っています。






最後に、ボルトに紐を通して完成!
いい音が鳴ってみんな目を輝かせていました。







バードコールは簡単に作れますが、その取り扱いには注意が必要です。
小鳥の繁殖期に野外でバードコールをむやみに鳴らすと、小鳥の繁殖を妨げてしまう恐れがあります。使うのは秋から冬にかけての寒い時期だけにして、使うときも控えめにしましょう。
 
バードコールについて感心がある方は、どうぞ米子水鳥公園までお尋ねください。

2008年6月14日土曜日

草刈りが始まりました

今年も草刈りをする季節となりました。
今年は6月12日(木)が初日で、毎週木曜日の朝に行います。
カモなどの多くの水鳥は、見晴らしのよい岸辺で休息することを好みます。そのため、池の岸辺の草を定期的に刈り払い、見晴らしをよくしています。これによって水鳥の天敵が隠れる場所をなくしているのです。
 
12日の草刈り作業中にカヤネズミを見つけました。巣はよく見つかるのですが、カヤネズミの本体を見つけたのは初めてです。

6月の自然観察会「カルガモの親子に会おう!」

今日は、月に一度の自然観察会の日です。今日のテーマは、「カルガモの親子に会おう!」でした。
 
昨日は地元ラジオで、11日には地元ニュースでカルガモの親子を紹介していただいた効果もあって、たくさんの方が観察会に集まってくださいました。
観察会では、あちらこちらからカルガモの親子が現れ、3羽~9羽の雛を連れて水面を泳ぐ様子が観察できました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 

こちらはクロハラアジサシ。
水鳥公園の初夏のレギュラーメンバーの渡り鳥です。昨日から1羽います。