2008年6月27日金曜日

さわやか天気でカメも甲羅干し。でも…。

今日は梅雨の中休み。さわやかな晴天の下、カメさんたちが5匹も並んで甲羅干し。のどかな光景に見えます。
でも、この景色は決して穏やかな光景ではありません。このカメたちは、人間がペットとして外国から日本に持ち込んでおきながら捨てられたものたちです。そして、園内でも多数が自然繁殖しています。
 
このカメはミシシッピアカミミガメという北アメリカ原産のカメで、ミドリガメとしてペットショップで普通に売られています。大きくなると可愛くなくなるので、野外に捨てる人が後を立たないようです。その結果、本来ならば、ここにはクサガメやイシガメ、スッポンなどが並んでいたはずなのに、外来のカメに住みかを乗っ取られてしまっています。


一方、こちらはカイツブリの親子。現在、最もよく見える巣で4羽の幼いヒナが親鳥の世話を受けています。親が食べ物を運んでくると、兄弟が早い者勝ちとばかりに殺到。勢いあまって巣から転がり落ちてしまう子もいます。この光景は本当に微笑ましくて、心が温まります。