今年もカモの群れの中に交雑個体が時々見られます。
その中に、興味深い個体が1羽います。
オカヨシガモの群れの中央にいる個体です。
ヨシガモとオカヨシガモの交雑個体です。
今年は11月7日に初認でした。
この組み合わせは珍しいそうです。
毎年1羽現れるので、過去の記録を調べたところ、
2014年12月8日に確認されて以降、毎年現れています。
これが同一個体と仮定すると、6年連続の飛来となります。
もはや常連さんなので、毎年この個体を探すのが
楽しみの一つでもあります。
なお、この個体は自分のことをオカヨシガモと思っているようで、
いつもオカヨシガモの群れの中にいて、
オカヨシガモに対して求愛ディスプレイを行っています。
こちらは最もよく見かける交雑ガモである、
ヒドリガモとアメリカヒドリの交雑個体。
毎年数羽見られますが、今年も3~4羽います。
近年毎年飛来しているアメリカヒドリは、今年はまだ確認できていません。
カモの交雑個体は、2種類の特徴が両方現れている姿が面白いですし、
意外と美しい個体もいます。
今日は、約4000羽の群れの中で、
・ヨシガモ×オカヨシガモ 雄1
・ヒドリガモ×アメリカヒドリ 雄3
・マガモ☓カルガモ 雌1
が見つかりました。
交雑ガモがお好きな方は、是非探してみてはいかがでしょうか。
(きりぎりす)