今朝からネイチャーセンター前にいるヘラサギ。顔を上げたときにくちばしを見ると、この冬にいる個体よりも先端の黄色斑がとても小さく、別個体だと気づきました。これは香川さんでは?
参考:2022年3月6日に確認された個体
くちばしの模様が比較的よく見える写真をトリミングして拡大。
右下が香川さん(2016年3月撮影)、他3枚が今朝の個体。香川さんで間違いなさそうです。
本日、香川の福丸さんから提供いただいた写真もご紹介します。香川県の越冬地で今季最後に確認されたときの写真です。くちばしの模様にご注目ください。
11:28、香川さんは飛び立って、ネイチャーセンターから300m先の死角に移動しました。午後の光線状態が良い時に、またネイチャーセンター前に戻ってきてくれることを期待します。
その後、期待どおりネイチャーセンター前に帰ってきてくれました。以後、夕方までネイチャーセンタの近くで過ごしていました。くちばしの模様が午前中よりも鮮明に確認できました。13:39撮影。
「香川さん」とは、毎年秋と春の渡りの際に米子水鳥公園を中継して香川県で越冬する、常連のヘラサギ成鳥のことです。標識はついていないのですが、くちばしの模様から個体識別に成功し、発見以後、継続観察されています。昨年の冬は群馬県で越冬していることが確認され、水鳥公園には立ち寄ってくれませんでした。2年ぶりに再会できてうれしいです。
長年、香川県でこの個体を継続観察している福丸さんにお知らせしようと思っていたところ、先方から先にお電話があり、昨日の昼に姿を見たのが最後だったということでした(先述の写真)。昨晩のうちに香川県から米子に移動してきたのですね。
ようこそ、香川さん!米子でのんびりと旅の疲れを癒してくださいね。
香川さんの過去記事
(きりぎりす)