米子市の子ども達による夏休みの研究発表のうち、自然に関する11題についての発表がありました。生き物の不思議やラムサール条約など幅広い報告で、皆さんとても上手に発表してくれました。
また、先日、韓国でのKODOMOラムサールに参加したメンバー5名も、「KODOMOラムサールin韓国参加報告」と題して発表しました。
本日の鳥:
コハクチョウ 200羽
マガン 460羽 ねぐら入り(17:00~17:30)
クロツラヘラサギ 1羽
など。
はじめに米子水鳥公園で双眼鏡と野鳥図鑑を貸し出して、使い方の練習をしました。ノスリとオオタカが観察でき、みんな大興奮でした。「オオタカすげ~!」
次に、バスで安来の水田地帯へと移動しました。移動にはバスで26分かかりましたが、コハクチョウは10分弱で移動できるよ、とお話ししたら、みんな驚いていました。自由に空を飛べるコハクチョウがうらやましいですね。
お弁当を食べた後、東出雲町の意東海岸へ行きました。ここは、かつてコハクチョウの餌付けが行われていた場所で、中海のコハクチョウの歴史上、重要です。「コハクチョウが暮らすためには、採食場とねぐらの両方が隣接していることが重要なんだよ。」
意東海岸では、児童達は貝殻拾いに夢中。沖に浮かぶ鳥たちよりも、みんな足元を一生懸命見ていました。「きれいな貝殻をたくさんみつけたよ!」
こちらの子は、カニの死体を拾いました。中海の湖岸にはいろいろなものが落ちていて、児童達は興味津々でした。
幼稚園児の皆さんに、望遠鏡の覗き方を説明。「太陽を見ると、おめめが目玉焼きになっちゃうよ~!」
望遠鏡に背が届かないので、園児達が椅子の上にひざで立って、一生懸命望遠鏡を覗く姿がとてもかわいいです。「とりさん いた!」
小学4年生の皆さんには、二班に分かれて交互に活動しました。ひとつの班には、鳥を観察しながらビンゴゲームに挑戦してもらいました。
もうひとつの班には、米子水鳥公園の一年を紹介した映像を見てもらった後で、映像で紹介された生き物達を発表してもらいました。そして、それらのつながりについて考えてもらいました。「水草がたくさんあるから、いろいろな生き物が暮らしていけるんだよ!」
今日は、地元の小学校三年生約30名が社会科見学に来園しました。観察ホールから野鳥観察。水鳥公園特製の鳥ビンゴゲーム秋編に挑戦中です。「くちばしが白い鳥ってどこにいる?」
鳥ビンゴの次は、ネイチャーセンターの展示物を見学。日本唯一のコハクチョウの本物の巣を紹介。「え~!そんなにすごいものなの??」
ひととおりのご案内が終わったところで、自由見学の時間にしました。そこで、昨日職場体験学習で作りたての鳥パズルで遊んでもらいました。製作者である中学生達も、その様子をドキドキしながら見守っていました。さて、小学3年生の反応やいかに?
はじめに鳥の種類を選んでデザインを決めます。パズルの下絵を描いて担当職員のチェックを受けます。なかなかOKが出ないので、生徒からは「もう無理~!」の声も。
鳥パズルのデザイン。なかなか難しそうなパズルになりそうですね。
デザインが仕上がったら、いよいよ板に下絵を転写して、電動糸のこ盤で切り抜き作業。思うように切断方向をコントロールできず、切りたくないところまで切ってしまったり、のこ刃が次々と折れました。でも、いつの間にか刃が折れなくなり、生徒達は上手に糸のこ盤を使いこなしていました。
切り抜きが終わったら、切断面の角を紙やすりで滑らかにします。今日の作業はここまで。続きは木曜日に行う予定です。どんなパズルを仕上げてくれるか楽しみです。
16:30頃から、園内の水鳥観察桟橋に移動して、西の空からコハクチョウの編隊が飛んでくるのを待ち構えました。「まだかな~!」
水鳥観察桟橋でじっとしていると、カモたちが少しずつ近づいてきて、普段どおりの行動を間近で観察させてくれました。
窓のすぐ外にはコハクチョウの群れがいて、ギターの生演奏を聴けるなんて、なんとも贅沢な時間でした。 今日はコハクチョウが180羽がねぐら入りし、今季最多数でした。
ギター演奏は、地元のギター愛好家グループ「六弦倶楽部」(むげんくらぶ)の皆様。皆さん数10年のキャリアをお持ちなだけあって、とても心地よいギター演奏を楽しませていただきました。窓の外のコハクチョウも、ギターの音色を聞きながら眠りについていました。
通常、ハクチョウやカモなどの水鳥は、天敵に襲われたときにすぐ水の中へ逃げられるよう、池の岸辺に集まり、内陸へはあがりません。ところが、今日はご覧のとおり、眼下の陸地の中央部に堂々と上がり、雑草を食べています。ここまでコハクチョウがネイチャーセンターに接近したのは初めてです。
今日も、ネイチャーセンターの目の前にコハクチョウとクロツラヘラサギが集まってくれて、お客様にとても喜ばれました。どのくらい近いかはご覧のとおり。20倍の望遠鏡ではコハクチョウの体の一部しか見えません。
どうしてネイチャーセンターの前にコハクチョウが集まるのでしょうか。その理由は、春から秋に行っていた環境管理作業にあります。たくさんの人たちに獣よけの水路を掘ってもらったり、雑草を抜いてもらったお陰で、安心して休憩できる岸辺とコハクチョウたちが認めてくれたのです。
今年行ってきた環境管理の様子はこちら!↓
http://nakaumi.blogspot.com/2008/09/520.html
http://nakaumi.blogspot.com/2008/09/blog-post_22.html
http://nakaumi.blogspot.com/2008/09/blog-post_18.html
今日の珍しい光景。
オオタカの目の前を、マガンの群れが悠然と泳いでいました。このオオタカは、1時間ほど前にカモを捕獲し、お腹いっぱい食べた後です。お腹がいっぱいのオオタカは怖くないというわけです。それにしても贅沢なツーショットですね。