今朝はすばらしい晴天でした。その分冷え込みもきつく、霜が降りていました。
今日は大山がとても鮮明に見える、抜群の風景でした。あまりにも見事すぎて、池に集う鳥たちよりもつい大山に見とれてしまいました。
空気は冷たいが日差しが暖かい午前中、マガンの群れがお昼寝のためにやってきました。およそ370羽のマガンの群れが、雪化粧をした大山の前を何度も渦巻く光景は、とても贅沢でした。
12月に入った途端、水鳥公園に帰ってくるコハクチョウの数が激減しました。
いよいよ安来の田んぼに水が張られたためです。安来の水田地帯に冬期湛水田(ふゆみずたんぼ)ができると、田んぼで採食しているコハクチョウが、5km離れた水鳥公園に帰るのが面倒?になり、ふゆみずたんぼにねぐらを引っ越してしまうのです。
それでも、今日は数十羽のコハクチョウが園内で昼寝をして過ごしていたほか、オオハクチョウ6羽も終日園内で過ごしていました。
採食地内に「ふゆみずたんぼ」ができても、律儀に水鳥公園にねぐら入りしてくれる数十羽のコハクチョウたちの存在は、とても有難いです。そして、一日中園内に居てくれるオオハクチョウ6羽にも感謝です。
これから北帰行が始まる2月ごろまで、コハクチョウの数はさびしくなりそうです。
時間がたつに連れて雲が立ち込め、午前中の晴天がうそのような薄暗さになった夕方、園内中央部の島の岸辺にヘラサギ類が1羽いました。「クロツラヘラサギが戻ってきた!」と思って喜んだのですが、ちょっと違和感が…。
高倍率スコープで確認したところ、ヘラサギの若鳥でした。
今週末にクロツラヘラサギ観察会を控えているので、是非クロツラヘラサギには帰ってきてほしいのですが、ヘラサギでも居てくれたら嬉しいです。このまま居ついてくれないかな~、と期待していたら、東方向へ飛び去ってしまいました。
明日以降、戻ってきてくれていることを祈ります。