数種類の水鳥たちが密集して園内の池を泳ぎまわっているのです。
その様子がこちら。
ミコアイサとオオバンが主要メンバーなのですが、それにヒドリガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリが合流して、イモ洗い状態になっています。
ここで不思議なのは、なぜ密集する必要があるのかです。
カワウはしばしば、このように泳ぎながら潜水を繰り返し、集団で魚を捕食する様子が見られます。ところが、この群れは魚食性の鳥ばかりでなく、植物食の鳥も加わっているのです。
目を凝らして観察してみても、魚食性の鳥は小魚を、植物食の鳥は水草を食べています。
一緒に採食することで何かいいことがあるのでしょうが、それが何なのかよくわかりません。謎の水鳥同盟が発足しているようです。
ミコアイサは、毎年この時期が最も数が多くなり、今日は32羽確認できました。オスはもうパンダ柄の繁殖羽に衣替えが終わりつつあり、見ごろを迎えています。ネイチャーセンターに近いところまで水鳥同盟が泳いでくるので、観察しやすいです。ミコアイサを見たい方は、まさに今がお勧め!
夕方、ごく短い時間ですが、夕焼雲が池の水面に写り込んで、水鳥が泳ぐ波紋がとても美しい幻想的な風景が見られました。
●今日の鳥の様子 2013年12月6日(金)
コハクチョウ 36羽 15:30~17:00頃塒入り
マガン 約380羽 昼寝と塒入りで餌場と二往復していました!
ヘラサギ 1羽 午前中に前浜に来ました!
トモエガモ 32羽 はるか遠くに群れていた!
ハジロカイツブリ 42羽 夕方に集会を開きます
カンムリカイツブリ 17羽 同上
ツグミ 20羽 観察小屋の後ろの枯れ木に群れる
アリスイ 1羽 枝が混んでいるところが好き!
キジ 1羽 Jr.レンジャーの森をお散歩。
など、43種およそ1500羽。
��文・写真:きりぎりす)