7月12日(日)
米子水鳥公園Jr.レンジャークラブ7月の活動として、
中・高生達とカイツブリ営巣を手助けする為の巣台を、
実験的に製作してみました。
カイツブリは、体長30センチ程のとても小さな水鳥で、
米子水鳥公園では1年間を通してその姿を観察出来ます。
そして何より特徴的なのが、彼らが作る巣の場所です。
なんと!カイツブリは水上に浮かぶ巣を作ります。
水上に伸びた葦の周りや水草が茂った水面に、巣材である
水草や葦の茎などを積み、水に浮かぶ盛り上がった皿状の
巣(浮き巣)を作り、その様子は夏の風物詩になっております。
しかし、このカイツブリの浮き巣、水上に浮かんでいる為、
陸上からくる外敵の攻撃には強い反面、風雨にめっぽう弱く、
大風や大雨が降ると、巣の補修が間に合わず、
卵ごと水の中に沈んでしまう様子もよく目にします。
そんなカイツブリの浮き巣が、少しでも風雨に耐え、子育てを
手助け出来る場所として製作したのが、↓の人工浮き巣台です。
実際にかれらが利用してくれるかは判りませんが、
いつ利用してくれるか、毎朝観察する事が、楽しみの
日課となっています。
そして↑の写真の様に、子育ての様子を皆様にも
観察して頂ければと思います。
By MARUKOME