2009年11月30日月曜日

クロツラヘラサギがいなくなった!

 初飛来以降、皆様に親しまれていたクロツラヘラサギが、今日一日姿を見せませんでした。

先のブログで心配していたとおりになってしまいました。

http://nakaumi.blogspot.com/2009/11/blog-post_27.html



これは一時的な外出の可能性もあり、また戻ってくるのかもしれませんが、姿が見えなくなってしまうと心配です。



BIMGP2816.jpg早朝(6:45) の米子水鳥公園  



今日の鳥(2009年11月29日)

・コハクチョウ 179羽 今季最多数更新!今季は15:30ごろから帰ってきます。

・マガン 493羽 寒かったけれどお昼寝にきました!

・セグロカモメ1羽 毎年冬に1羽だけ居つきます。

・カワセミ 1羽

など。

今日の水鳥総数 約3000羽 ちょっと少なめ!



dIMGP2849.jpg













コハクチョウが帰ってきた。(16:00)


2009年11月29日日曜日

子ども自由研究発表会を開催

今日は、米子市内の小学生の自然科学に関する研究発表会を開催しました。研究ポスターをスクリーンに拡大投影して発表者が研究内容を説明し、ポスターの原本は会場の両側の壁面に掲示しました。





10名の小学生が、研究内容を発表。みんな堂々とした発表で、集まった大人たちは感心しっぱなしでした。大人からの質問にもはきはきと答え、分からないことはきちんと「わかりません」と答えていました。




子ども達の理科離れがささやかれる昨今ですが、このような子達に出会うと、まだまだ捨てたものじゃないな!と励まさせる思いがしました。

★今日発表された研究の題名
・オオヨシキリお子育てに必要な面積は?
・ありのすのかんさつ
・昔の中海はどんなかんきょうだったのか?
・水鳥公園の生き物調べ
・くもの巣はどうやってできるのか
・ヒメボタル調べ
・くず野菜の研究
・天気予報はどうやってするの?
・自然に還るプラスチック
・中海の水質

未来の自然科学者たちに拍手!

2009年11月28日土曜日

クロツラヘラサギが食べているもの

最近、クロツラヘラサギが時々ネイチャーセンターのすぐそばで食事するようになり、お客様に喜ばれています。



しかし、クロツラヘラサギが盛んに捕らえて食べているものは何なのか。いくら望遠鏡で見ていても分かりません。「う~、気になる!」



ということで、写真にとって調べてみました。



_MG_5682_.JPG.jpeg写真1

















_MG_5704_.JPG.jpeg写真2































クロツラへラサギのくちばしの間に踊っているものを拡大してよく見てみた結果、いずれもスジエビのようでした。写真1、写真2以外の画像にも、スジエビと思われる小動物が写っていました。確かに、この時期に園内の池をタモ網ですくってみると、スジエビばかり捕れます。

 

結論:水鳥公園のクロツラヘラサギがよく食べているものは、スジエビである。



今日、クロツラヘラサギは一日中盛んに食事をしていました。観察している立場としては楽しいのですが、喜んでばかりはいられません。なぜなら、クロツラヘラサギが姿を消す前には、一日中獲物探しをしている様子がよく見られるからです。食べ物が不足してくると、より食べ物の豊富な場所へと引っ越してしまうのではないか、と思うのです。



クロツラヘラサギに会いたい方は、お早めに水鳥公園にお越しいただいたほうがよいかもしれません。



●今日の鳥(2009年11月27日)

・コハクチョウ 156羽 今季最多数!

・オオハクチョウ 1羽 はるか遠くでマイペース!

・マガン 約500羽  中海のマガンを観るなら昼間の水鳥公園へ!

・ヒシクイ 1羽 警戒心弱すぎ!

・クロツラヘラサギ 1羽 スジエビ大好き!

・ハヤブサ 1羽 何かをお腹いっぱい食べてハト胸になっていた!

・ノスリ 1羽 ハヤブサの食べ残しを食べてハト胸になっていた!

今日の水鳥総数 約6000羽


2009年11月26日木曜日

あたたかいので…

ネイチャーセンターから見て、園内の池の突き当たりに浮かぶ枕木。
距離およそ800m。
枕木の上には、何かがずらりと並んでいる様子。





拡大。
何と、カメさんが並んで甲羅干し中~♪
もうすぐ12月だというのに、日中は上着が要らない暖かさ。カメたちはまだ冬眠せず、元気に活動しています。





それにしても気になるのは、カメの種類です。

並んでいるカメは、全て外来種のミシシッピアカミミガメです。
時々、真冬なのにカメがいる、というニュースを見かけますが、
それらも全てミシシッピアカミミガメ。
日本在来のカメはどこへ行ってしまったのか。

カメの甲羅干し風景はのどかですが、
外来種に占拠されてしまっている光景はなんだか恐ろしいです。

台湾からのお客様 クロツラヘラサギ?

米子水鳥公園に、台湾から観光のお客様がいらっしゃいました。
 クロツラヘラサギが飛来中でしたのでご紹介したところ、大変な大盛り上がりです。台湾は、世界で最もたくさんのクロツラヘラサギが越冬する場所で、クロツラヘラサギは、日本のトキのような扱いのようです。
 若い人からお年寄りまで、皆さんこの鳥をご存知でした。今、米子水鳥公園飛来中のクロツラヘラサギは、台湾に行ったことがあるかもしれません。台湾からのお客様と不思議な縁を感じました。
 
また、当館自慢のロシア生まれのクロツラヘラサギの標本http://nakaumi.blogspot.com/2008/04/blog-post.htmlをご案内したところとても熱心に聞いていただきました。

鳥の羽根のブローチできました!!

先日お約束していた鳥の羽根のブローチ(フェザーカービング)
が完成しましたのでアップします!
参加者12名中、10名の方が完成しました。
親子連れも方も多く、満足出来る作品に仕上がった様子でした。
写真は親子連れの完成時の記念写真です。

                                                                  
ちなみにこちらが参加者の完成作品です。
上から、チョウゲンボウ・カケス・カケス・コガモの羽です。
予想以上の出来にびっくり(・<>・)!!
来年も企画していますので、興味のある方は是非ご参加を!!

2009年11月25日水曜日

オオハクチョウが4羽!

今日は、予報どおり暖かな晴天に恵まれました。大山山頂の雪は、かなり溶けてしまっています。







今日のような暖かい晴天の日は、コハクチョウ、マガンともに日中いっぱい観察できます。今日はマガンがかなり近くに集まり、いつもよりも姿がはっきり観察できました。






例年、昼間はハクチョウがいないことが多いのですが、今季は一日中コハクチョウが数十羽います。マガンも昼寝に戻ってきたら夕食に出かけず、そのまま塒入りしてしまいます。暖かい日が多いからかな?

クロツラヘラサギは、コハクチョウやコサギたちと一緒にお昼寝するのが日課になっています。今年新たに作った砂浜が水鳥たちに大人気です。






今日、オオハクチョウが新たに3羽飛来し、元々いた1羽と合わせて計4羽が水鳥公園にいました。中海・宍道湖ではオオハクチョウは珍しく、コハクチョウ1000羽に対してオオハクチョウ2~3羽程度しかいません。しかし、午後には姿が見えなくなりました。
●今日の鳥(2009年11月25日)
・コハクチョウ 90羽 
・オオハクチョウ 4羽 すべて成鳥!
・マガン 510羽
・ヒシクイ 1羽 久しぶり!
・コサギ 27羽 最近妙に多い!
・クロツラヘラサギ 1羽 健在!
・ハイイロチュウヒ 1羽 ♀タイプ
・オオタカ 1羽 幼鳥。今日は存在感が薄かった!
今日の水鳥およそ8000羽 今季最多レベルの賑わいでした!
●おまけ
・アカミミガメ16匹 甲羅干し。まだ冬眠せず。
・ヌートリア 2+頭 意外と人気者。