2018年2月15日木曜日

コハクチョウの旅立ちを今季初確認!

今朝、今季初めてコハクチョウが北方向へ飛び去るのを(北帰行を)確認しました。















8:20の様子。池の奥に17羽の群れが飛び立ちに向けて待機していました。
いつもならば、南部町の採食地へ向かう群れがいる辺りです。
これが今朝、水鳥公園に残っていた最後の群れで、
他のコハクチョウたちは既に田んぼへ出かけていました。
















おそらく南部町へ採食に向かうだろうと思いつつ、
旅立ちの可能性もあると思い、飛び立った後、向かう方向に注目しました。
ここまでは南西に向かっていて、いつも南部町方面に向かう飛行ルートです。
左下に鳥取大学医学部の建物、その右後ろに米子城跡の丘が見えます。
















やっぱり南部町に向かったか、と思ったら、
突然進路を大きく左に変え、大山の前を横切って北東へ向かいました。
今朝は視界が悪く、そのまま白い霞の彼方へ飛び去りました。
これが今季初の旅立ちでした。

















コハクチョウの旅立ちを初確認した後、さらに驚く出来事がありました。
9:43頃、水鳥公園の北側上空を、
マナヅル2羽が弓ヶ浜に沿って、西から東へ通過していきました。
















粟嶋神社上空を東に向かって飛ぶマナヅル2羽。
現在、マナヅルもロシアに向かって移動する頃ですが、
この2羽はどこからきて、どこへ向かっているのでしょう?
ツルの渡りなら朝鮮半島がある北西方向を目指しそうですが、
日本列島沿いに北上するつもりなのかな?



昨日は中国地方で春一番が発表され、かなり暖かくなったので、
冬鳥たちもいよいよ繁殖地への移動を始めたようです。

今後、コハクチョウが水鳥公園に集まってきて、
水鳥公園はコハクチョウの越冬期後半の盛り上がりを迎えます。
そして、3月中旬にかけて続々と旅立ち、
3月20日ころまでに完了する見込みです。

あと1か月くらいでコハクチョウともお別れです。
今のうちに、ぜひコハクチョウ観察にお越しください。

(きりぎりす)