ただいま、数年に1度という最強寒波が到来しており、
鳥取県は全国で最も寒い地域になっているようです。
そんな中で過ごしている園内の鳥の様子をご紹介します。
朝6:45の様子。
西からの強烈な寒風を避けて、カモやハクチョウたちはネイチャーセンター前左手の浅瀬に群れていました。ここはライブカメラに映りません。
望遠鏡が並ぶ真下に、オナガガモとコハクチョウが群れています。
アメリカコハクチョウとコハクチョウとの交雑個体も2羽いました。
吹雪で田んぼに出かけるのをあきらめ、丸くなっているハクチョウたち。
こうなると種類が分かりにくくなりますが、
丸くなっているコハクチョウとコブハクチョウを見分けるポイントをご紹介します。
これがコハクチョウの寝姿。
この姿を基準として見慣れておきましょう。
そして、こちらがコブハクチョウの寝姿。
コハクチョウと比べると大きくて横長。
尾羽が長く斜め上に突き出るのが特徴です。
目先が黒いのもポイントです。
コハクチョウとツクシガモが一緒にいるのは、
山陰地方ならではです。
ネイチャーセンター付近に群れるオナガガモの中には、さりげなくトモエガモも混じっています。
このように大雪の時は、絶好の冬鳥観察日和なのですが、
人にとっては厳しい条件です。
その困難を乗り越えてこそ、素晴らしい鳥との出会いが味わえます。
雪道の事故や風邪をひかないようご注意の上、
野鳥観察に出かけてみてはいかがでしょう。
(きりぎりす)