昨日は行楽日和で、お仕事(落穂ひろい)をお休みしていたハクチョウたちが多くいましたが、今朝は6:00過ぎから出勤し始めて、7:00の開館時にはほぼすべてが安来に移動してしまいました。彼らには有給休暇はないので、仕事をしなければその分空腹になります。
昼間に園内にハクチョウが多くいた日の翌日は、殆どのハクチョウが安来に移動します。
今朝いたオオハクチョウ7羽のうち3羽はコハクチョウと一緒に飛び立ち、
残る4羽は、昨日と同じくネイチャーセンター前でくつろいでいたのですが…。
10:00頃、ネイチャーセンター前浜でくつろぐオオハクチョウたち。
後からやってきたコハクチョウ2羽も合流しています。
すると間もなく、池の奥にいたコブハクチョウ7羽のち4羽が、
こちらに向かって飛んできました。嫌な予感がします。
予想通りコブハクチョウは、前浜でくつろいでいた
オオハクチョウとコハクチョウに襲いかかりました。
体格では互角のオオハクチョウですが、
コブハクチョウの気迫(殺気?)に圧倒され、
あわてて避難してしまいました。
そして、オオハクチョウもコハクチョウもすべて飛び去ってしまいました。
これで、園内の在来ハクチョウは0羽になりました。
前浜でくつろいでいたオオハクチョウとコハクチョウの平和は、
コブハクチョウによって乱されました。
コブハクチョウたちは、オオハクチョウとコハクチョウを追い払って満足し、
再び池の奥へと帰っていきました。
これが、外来生物が在来生物に及ぼす悪影響です。
(きりぎりす)