2023年7月8日土曜日

雨の中いきもの観察が面白い一日でした

雨の止み間に園内を歩いてみたところ、メダカ池にカワセミの幼鳥がいました。カワセミの幼鳥を見たのは今季初めてです。

メダカ池の近くを通りかかった時、園路沿いの柵から飛び立ったのが見えて存在に気づきました。その後すぐにメダカ池を渡る橋の上にとまり、至近距離でじっくり観察できました。10:21撮影。
















10:22撮影。















成長と比べると全体的に色がくすんでいて、胸や脚が黒っぽいのが幼鳥の特徴です。内またの短い脚がカワイイです。10:25撮影。















そっと観察位置を変えても逃げませんでした。真剣なまなざしでメダカを狙うカワセミ幼鳥。10:28撮影。















上手にメダカを捕らえて食べていました。水鳥公園は、巣立ったばかりのカワセミが独り立ちするための修行の場所となっています。10:30撮影。















今季はカイツブリの繁殖状況がとても悪いのですが、シギの入り江の奥に1箇所だけ抱卵中の巣があります。写真中央のヨシの株の根元に注目。10:45撮影。















幼いヒナを7羽連れたカルガモの親子が時々ネイチャーセンターのそばにやってきました。10:49撮影。















今日一番の注目の鳥、コムクドリ。ネイチャーセンターのそばに生えているエノキとネムノキに繰り返し飛来して、何かを食べていました。オス成鳥2羽と幼鳥1羽の3羽で行動していて、幼鳥が成鳥に餌をねだっていたので親子と思われます。メス親の姿は見えませんでしたが、もう1羽のオス成鳥は誰なのでしょう?

オス親に餌をねだるコムクドリ幼鳥。11:47撮影。















コムクドリ雄成鳥。木の葉の茂みを素早く動き回るので、なかなか全身をみるチャンスがありませんでした。11:48撮影。















コムクドリ幼鳥。顔つきが幼くてかわいいです。11:49撮影。















雨の中、クロハラアジサシがネイチャーセンター前によくやってきました。頭部とお腹の黒い部分に白い羽毛が混じり始め、冬羽への換羽が始まっています。12:22撮影。















クロハラアジサシは飛び回った後、ネイチャーセンター正面左手に見える5本杭によくとまって休んでいました。14:13撮影。















セグロセキレイの幼鳥。とても気が強く、池の上を飛ぶクロハラアジサシを時々追い掛け回していました。14:14撮影。















シギの入り江付近で何か丸いものをくわえていたハシブトガラス。14:22撮影。















謎の丸い物体を草の中に置いた後、付近を歩き回っていたハシブトガラス。ハシブトガラスが岸辺に近づくとカイツブリがやってきて、ハシブトガラスに水を浴びせて追い払おうとしていました。近くに巣があるので警戒しているのでしょう。14:24撮影。















またネイチャーセンター前右手の砂山にスッポンがやってきて、卵を産もうとしていました。スッポンの卵は2ヶ月くらいでふ化するようなので、9月まではこの砂山はそっとしておくことにしました。

砂山に後脚で穴を掘っている最中のスッポン。15:25撮影。
















場所を変えて、再度穴を掘り始めたスッポン。15:30撮影。


その後、スッポンが産卵を終えて穴を埋め戻して去っていくところを見届けたかったのですが、いつの間にか去っていました。残念。

幼いヒナ3羽を連れたカルガモの親子が、ネイチャーセンター前で羽繕いをしていました。16:39撮影。















雨天時は園内の池の上をツバメが多数飛び交うのですが、今日は少なめでした。
雨の中ネイチャーセンター前を飛ぶツバメ。16:42撮影。
















コシアカツバメも一緒に飛んでいました。16:44撮影。
















ネイチャーセンター前に設置されている水位計。この度の大雨で池の水位が上がり、52cmを指しています。普段は35cmくらいです。水位計の横に、写ってはいけないものが写っていますね。16:51撮影。


今日は一日中雨でしたが、生き物観察が楽しい一日でした。


(きりぎりす)