2024年8月14日水曜日

シマセンニュウ到着!

8/12から秋の渡り調査が本格的に始まり、
シマセンニュウが今季初確認されました。

今朝行われた鳥類標識調査では、
オオヨシキリ5羽とシマセンニュウ6羽に加え、
ハクセキレイも1羽捕獲されました。

ハクセキレイ雄・幼鳥。
換羽中で頭の羽毛がボサボサでした。
















シマセンニュウ性不明・成鳥。
これからしばらくの間は、ヨシ原の渡り鳥の主役です。















シラサギ類でにぎわっていた、つばさ池北岸の木陰に、
オシドリが2羽いました。
頭上のサギたちが賑やかで、
ちょっと迷惑そうにしていました。13:32撮影。















近頃、ウラギクの池のシギ・チドリ類は寂しいのですが、
今日はコチドリ6羽とトウネン1羽、
ヒバリシギ1羽がいました。
左から、コチドリ、トウネン、ヒバリシギ、
コチドリ、コチドリ。17:53撮影。
















ウラギクの池にいたハクセキレイの右脚に、
金属の足環が付いていました。
今朝標識放鳥された個体(1枚目の写真)の
可能性が高いです。17:55撮影。















お盆になり、元気がなくなったカブトムシですが、
立派な角のオスが木の幹を登っていました。
オスはそろそろ見納めです。
キマダラカメムシの真上を通過していきましたが、
お互いに気にしていないようでした。18:00撮影。















木の高いところの樹液に、
虫がたくさん集まっていました。
その多くがシロテンハナムグリでしたが、
カブトムシのメスも一緒に頭を突き合わせて
樹液を舐めていました。18:02撮影。
















何かがブラブラと垂れ下がっていると思ったら、
大きなトビズムカデがアブラゼミを抱え込んで
食べていました。18:03撮影。




















樹液が出ている穴に潜り込んでいた
シロテンハナムグリが、
ヒラタクワガタに引っこ抜かれて
投げ飛ばされていました。18:06撮影。
















夏の虫がまだ見られる一方で、
秋の渡り鳥や日に日に賑やかになっていく
鳴く虫の声から、
季節の移ろいが感じられます。

(きりぎりす)

2024年8月4日日曜日

ツバメチドリ 立ち寄る

 










ウラギクの池のシギの群れの中にやや大きな鳥がいました。

ツバメチドリです。

写真では3羽ですが、全体で5羽いました。

すぐに飛び去ってしまいましたが、渡りの途中だったのでしょうか。

                 ポタチャン 2024.8.4

2024年8月2日金曜日

今日のいきもの20240802

今日も樹液酒場が賑わっていました。

だれかれ構わず襲いかかっているオオスズメバチを横目に、
隅っこでじっとしているコガタスズメバチ(右上)と
ヒメスズメバチ(右下)。
ヒメスズメバチはオオスズメバチと体格は同じくらいですが、
オオスズメバチには一切刃向かいません。16:34撮影。















しかし、自分よりも小さなコガタスズメバチに対しては
強気なヒメスズメバチ。
そして、追い払われてしまったコガタスズメバチ。
16:34撮影。















最もよい場所を占領していたのはシロテンハナムグリでした。樹液が出ている穴にすっぽりと収まってしまえば、オオスズメバチの猛攻にも耐えられ、カブトムシに弾き飛ばされることもありません。

カブトムシは次々と周囲の虫を弾き飛ばしていましたが、シロテンハナムグリが樹液の穴に収まっているので、満足に樹液を舐められないようでした。オオスズメバチは身軽なので、カブトムシに投げ飛ばされてもすぐに飛んで戻ってきました。カブトムシの攻撃は、オオスズメバチにはあまり効果的ではありませんでした。

今日の樹液酒場の動画。16:38撮影。


今日もウラギクの池にシギ・チドリ類が群れていました。
ネイチャーセンターからは、コチドリ2,メダイチドリ1,トウネン21,ハマシギ2,ソリハシシギ4,タカブシギ3、アオアシシギ1を確認していたのですが、夕方に様子を見に行ったところ群れは見られず、アオアシシギ1羽とタカブシギ2羽しかいませんでした。

2羽いたタカブシギ。16:46撮影。
















草影に隠れていたアオアシシギ。16:47撮影。
















Jr.レンジャーの森の中を歩くと、
目の前にアオスジアゲハがとまっていました。
飛んでいる時はとても素早くて写真が撮れませんが、
このように時々目の前でじっとしてくれることがあります。
17:07撮影。
















毎年夏に、Jr.レンジャーの森の出口あたりに1~2匹いる、
マユタテアカネの未熟個体。
真っ赤な成熟個体は、園内ではあまり見られません。
17:08撮影。
















メダカ池に大きなスッポンがいました。
この池の生態系の頂点に立つヌシです。
岸辺で何かを夢中になって食べていました。
普段、水槽の中でカメの餌を食べている姿ばかり見ていますが、
野生個体の捕食シーンは迫力満点でした。17:26撮影。



ここ数日、メダカ池に群れていたシギたちでしたが、夕方にどこかへ去ってしまいました。明日以降、またメダカ池で群れていたら嬉しいのですが、戻ってきてくれるかな?

(きりぎりす)

2024年8月1日木曜日

秋の渡り調査始めました

秋の渡りが始まっているので、今年も鳥類標識調査を始めました。

7月28日に、有資格者のボランティアによって今年初めて調査が行われ、オオヨシキリ7羽が標識放鳥されました。今日はポタチャンがウラギクの池のシギ・チドリ類の捕獲を試みたところ、ソリハシシギ1羽を標識放鳥できました。

私にとって今季初標識となった、ソリハシシギ性不明、成鳥。
















本格的に調査を始めるのはお盆頃からで、11月末まで実施予定です。

(きりぎりす)

今日の鳥と虫たち20240801

園路にイソヒヨドリが5羽くらいいました。目にとまったのはみんな幼鳥でしたが、もしかしたら、コムクドリと同様に親子の群れかもしれません。

メス幼鳥。暑さで口が開きっぱなしです。16:12撮影。

















オス幼鳥。こちらも開いた口がふさがりませんが、
何かに呆れているわけではありません。16:12撮影。















メダカ池の横の柵にとまったオス幼鳥。16:13撮影。
















メス幼鳥がオオコフキコガネを捕らえました。
脚や翅をちぎり取って無力化して食べようとしていました。
16:14撮影。















樹液酒場には、久しぶりにカブトムシがいました。
今年の夏はカブトムシが少なく、寂しいです。
シロテンハナムグリがカブトムシの頭にしがみついて、
カブトムシがとても迷惑そうでした。16:17撮影。
















樹液酒場に集まる虫たちの動画。
皆さんは、この中で一番勝っているのはどの虫だと思いますか?
16:21撮影。


ウラギクの池には、今日もトウネンを中心としたシギ・チドリの群れがいました。しかし、チュウヒが現れて一時避難して以降、数が半減してしまいました。16:40撮影。













夏羽から冬羽に換羽が始まったアオアシシギ。
この羽衣のアオアシシギは、なかなか園内で
観察する機会がありません。16:40撮影。
















夕方、私の頭上を飛んでいたチョウトンボ。
毎度のことですが、なかなか順光で観察させてくれません。
17:06撮影。















昨日から、マツムシとカンタンの鳴き声が聞こえるようになりました。
夏真っ只中ですが、シギの渡りや鳴く虫から、
早くも秋の気配が感じられつつあります。

(きりぎりす)

2024年7月31日水曜日

シギがたくさんやってきた!

近頃、ウラギクの池にコチドリやトウネンが少数飛来するようになってきたのですが、今日はさらにシギの仲間が多数飛来しました。

ネイチャーセンターからでは遠くて内訳がよく分からなかったので、
ウラギクの池の近くに行って調べた結果、

コチドリ   3羽
メダイチドリ 1羽
トウネン   33羽
ハマシギ   1羽
ソリハシシギ 3羽
タカブシギ  4羽
アオアシシギ 2羽

を確認しました。

群れるトウネン。夏羽が多く見られます。16:35撮影。
















トウネンの群はいくつかに分かれていました。16:35撮影。















左から、メダイチドリ、タカブシギ、ハマシギ、アオアシシギ、ソリハシシギ。
16:38撮影。

















トウネン、タカブシギ、ソリハシシギ。16:38~16:39撮影。




















連日猛暑が厳しいですが、いよいよ秋の渡りの観察が面白い時期となりました。
今季はこれからどんなシギ・チドリが飛来するか、楽しみです。

ご注意!
ウラギクの池は野鳥保護区内にあるため、一般の方が近づくことはできません。

(きりぎりす)

2024年7月25日木曜日

今日の生きものたち20240725

今日も暑さが厳しい一日でした。

正門横駐車場近くの水たまりで、
カワラヒワの群れが水浴びをしていました。
13:34撮影
















オオシマザクラの枝先にいたカワラヒワ。
羽毛が擦れてボロボロでした。13:37撮影。















昼間は見かけなかったカブトムシが、
夕方に樹液にやってきていました。17:46撮影。















いつもは暗くなってから鳴き始めるカヤキリが、
まだ明るいうちから鳴いていました。
夕方になって暑さが和らいだからかな?17:50撮影。
















トウネズミモチの幹は、
今日もシロテンハナムグリとカメムシだらけでした。
17:52撮影。
















樹上の枝先にとまったチョウトンボ。
このトンボは翅の上面が紫色に輝いてとても美しいのですが、
いつも高いところにとまるので、
このように下から見上げる角度からしか観察できないのが残念です。
17:56撮影。

















カミキリムシが開けた穴に潜んでいたコクワガタ。
幹のあちらこちらに開いた穴には、
それぞれコクワガタやヒラタクワガタが潜んでいます。
18:00撮影。
















昼間は暑すぎてセミが鳴きません。夕方になりちょっと涼しくなると、あちらこちらからアブラゼミが鳴き始め、ヨシ原ではカヤキリが大音量で鳴きます。虫たちにとっても、この暑さは辛いようです。

今日もコムクドリが6羽、ネムノキにやってきていましたが、木の下を歩くと飛び出してくるのを見て、いつも存在に気づきます。飛び去る前に存在に気づいて、じっくり観察したいものです。

園内の動植物は採集できません。
また、いうまでもありませんが、
閉園中に園内に侵入することも固くお断りします。
カブトムシやクワガタムシなどを見つけても、
触らずに観察して頂きますよう、ご協力をお願い致します。

(きりぎりす)