近頃、水鳥公園の野鳥観察で面白いおすすめ鳥がハマシギの群れです。
今日も群れがネイチャーセンター前浜に飛来して、ぐるぐると目の前を旋回してくれました。
その様子を撮影してみると、群れの中の1羽に足環がたくさんついている個体がいました。
写真を見ると、右脚にフラッグ/赤リング/金属リング、左脚に緑リング/黄リング/赤リングがついています。
これはカラーマーキングといって、鳥を捕獲してその鳥の生活に支障がない範囲で目立つ印をつけることにより、再捕獲しなくても個体識別ができる調査方法です。詳しくは
山階鳥類研究所のHPをご覧ください。
現在、この鳥の画像と観察データを山階鳥類研究所にお送りして、どの研究グループが標識した鳥なのかを調べてもらっています。結果が楽しみです。
今日、鳥の写真を撮る方がとても多くなっているので、標識がついている鳥が撮影される機会が増えていると思います。標識付きの鳥を発見、撮影した方は、是非山階鳥類研究所にご連絡ください。標識調査では、その鳥がどこからどこへ移動し、今何歳なのかなど、ただ観察しているだけでは分からない貴重な情報が得られます。この調査は標識鳥を再発見して初めて効果が得られるので、是非ご協力をお願いします。
(文・写真:きりぎりす)