2014年11月8日土曜日

ど~してそうなるの?

今日は、コハクチョウにちょっとした事件がありました。

お昼前頃、安来方向からコハクチョウの数十羽の群れが飛来しました。園内に舞い降りたコハクチョウたちは、落ち着きなく鳴き交わしたり、バタバタと何かから逃げ回っていました。明らかに様子が変です。

















よく見ると、飛来してきたコハクチョウの中に、長い紐を引きずっている個体が1羽いました。この個体は、両翼に絡んだ紐を外したくて、バタバタと水面を走り回り飛び立とうとしていました。しかし、紐が水面を引きずられる抵抗で後ろに引っ張られ、何度助走しても飛び立てません。この個体の異常な様子に、他の仲間たちがおびえているようでした。

10mくらいもある長い紐は、リュックのベルトのように両翼の根元に絡んでいて、自力で外すのは困難に思えました。


しかし、しばらくすると群れが落ち着きを取り戻しました。
どうやら、もがいているうちに紐が外れたようです。

それにしても、なんでこのようなことになってしまったのでしょうか。絡んでいたひもは丈夫で堅そうな質感でした。農業資材の紐ではないかと思います。
採食していた田んぼに農業資材の紐が低いアーチ状に落ちていて、そのアーチ部分に首を突っ込んでしまったコハクチョウが驚いて前進して、このように絡まったのかな?

野鳥がいる場所にゴミが落ちていると、このように思いがけない形で鳥に絡み、鳥の自由を奪ってしまうのだということを目の当たりにした出来事でした。