今日、ネイチャーセンター前浜にいるカモの中に、見慣れない模様のカモが1羽いました。
ん?なんか変な色のカモがいるぞ。
でも、眠っているし、手前にいるカモが邪魔で姿がよく見えません。
そこで、全身が見えるようになるのを待ちました。
ようやく目を覚まして泳ぎ始めた謎のカモ(手前)。
全体的にホシハジロとよく似ていますが、栗色の胸と白い下尾筒、褐色がかった体、オレンジ色っぽい光彩が気になります。
こんな姿のカモは図鑑に載っていないので、カモ類によくある交雑個体と思われます。それにしても、あなたの親は誰と誰?
二種類のカモの交雑個体なら、両親の形質を半分ずつ引き継いでいるので、姿を見れば大体両親の見当がつきます。片親はホシハジロだと思うのですが、もう片親が謎です。白い下尾筒とオレンジの光彩、体型から、メジロガモかアカハジロが疑われます。アカハジロならばもっと頭が黒っぽくなりそうなので、もう片親はメジロガモかな?
それにしても、なかなか渋い美しさがある個体です。
近頃、昼寝をしていたコハクチョウが、夕方に安来に向かうことがよくあります。朝のねぐら立ちは逆光条件なので、夕方の順光条件でみるねぐら立ちは、とてもきれいです。
マガンは、7:10に飛び立ち、17:40に帰ってきました。
今日は暖かくてお天気がよかったのに昼寝に帰って来ず、朝と夕方の1往復だけでした。数は230羽くらい。
アリスイは、昨日、今日と姿を見せませんでした。
ヘラサギ1、アメリカヒドリ1、トモエガモ約20、ミコアイサ、オオハクチョウは健在です。
猛禽類は、ミサゴ1、トビ2、チュウヒ2、ハイイロチュウヒ雌1、ハイタカ幼鳥1、ノスリ1、ハヤブサ1が現れました。近頃、園内上空をハイタカが飛ぶのをよく見かけます。
コハクチョウは約520羽。数が伸びません。宍道湖に流れているのでしょうか。
今日は50種類、約4000羽の鳥がいました。
(文・写真:きりぎりす)