水鳥公園がある彦名干拓地の湖岸を散歩していた地元の方から、翼を傷めているハクチョウがいると教えていただき、現地を案内して頂いたところ、何とコハクチョウが中海湖岸に座っていました。
右の翼が途中から折れて、180度ねじれてしまっています。
はじめは、今日も園内に滞在中の、数年前から中海に住み着いている個体かと思いましたが、今回の個体は右翼を折っており、左翼を折っている園内の個体とは明らかに違います。現在、中海には少なくとも2羽の飛べないコハクチョウがいることが分かりました。
早速、現場から鳥取県西部総合事務所生活安全課へ連絡し、担当職員さんが到着して保護を試みるまで立ち会いましたが、あと一歩のところで中海に逃げられてしまいました。
この個体も、水鳥公園で滞在している個体と同様、飛べない以外はいたって元気なようでした。保護して治療するのは難しそうです。
この個体も水鳥公園にやってきて、数年前からいる個体と合流してくれれば、飛べなくなってしまったもの同士、お互いに寂しさが紛れるかもしれませんね。
(きりぎりす)