先日、カメ捕獲装置を設置しましたが、
カメ捕獲装置の必要性を実感する事件が起きました。
カイツブリの巣に居座るミシシッピアカミミガメと、
巣を乗っ取られて困惑するカイツブリ。
カイツブリがちょっと巣を留守にしていた隙に、
カメが甲羅干しをしようと巣に上がってしまいました。
カイツブリはどうしたものかと
巣の周囲をぐるぐる回っていましたが、
カメは全く動かず、どうしていいかわからない様子。
すると、つがい相手が助っ人に登場。
一気に形勢逆転。
2羽でカメに一斉攻撃。「でていけ~!!」
カメはたまらず巣から降りて去っていきました。
無事、巣を取り返したカイツブリのつがい。
幸い、まだ卵は産んでいないようでしたが、
もし卵があったらカメに踏みつぶされていたことでしょう。
このように、ミシシッピアカミミガメは、
カイツブリの繁殖を妨害することがあります。
園内のアカミミガメが少しでも減らせれば、
カイツブリは子育てがしやすくなります。
カメ捕獲装置の活躍が期待されます。
(きりぎりす)