2025年5月26日月曜日

今週は草刈り












米子水鳥公園は、今週は草刈りウィークです。

ちょっと鳥たちを脅かしてしまいますが、

一年に三回草刈りをしないと、環境が変わってしまいます。

水辺の草刈りは、特に水鳥たちが安心して休息するために重要です。











乗用式の草刈り機は、強い味方です。












公園の外周の国交省管理の堤防も草刈をしていました。

こちらは年に一回です。


 










最大の難所のウラギクの池は、重い機械が入らないので職員が自ら胴長をはいて草刈りに入ります。

どろどろになりながらの作業です。

作業が終わった後に鳥たちが戻ってくるのが楽しみです。

草刈りは、秋まで三回行います。

(ポタチャン)

カエルの縄張り争い

園路沿いの茂みに、虫をいっぱいくわえた
ホオジロがいました。
巣に入るヒナに餌を運んでいるのかと思いましたが、
巣だったヒナを連れ出すために餌を
見せびらかしているのかもしれません。11:21撮影。


















13:45撮影。
















メダカ池では、シオカラトンボが羽化していました。
11:48撮影。
















ただいま、メダカ池はトノサマガエルの縄張り争いで
大賑わいです。トノサマガエルのオス同士の乱闘に
シオカラトンボが巻き込まれないか、ハラハラしました。
11:58撮影。
















鳴のうを膨らませて鳴くトノサマガエルのオス。
この個体は両眼の虹彩が変形していましたが、
視力に問題はないようで、他の個体と互角に
戦っていました。11:58撮影。

















自分の縄張りに入ってきて鳴いていたオスに
体当たりをするトノサマガエル。11:59撮影。

















成熟したシオカラトンボのオスも、
メダカ池でなわばりを守っていました。
12:07撮影。
















朝からシギ島にキアシシギがいました。
ほとんど寝て過ごしていました。12:13撮影。















芝生広場の横の茂みにうごめく鳥の影が見えたので、
先日確認されたシマセンニュウかな?と期待して
注目していたら、オオヨシキリが飛び出してきました。
飛び出した先にあったベンチにとまってさえずる
オオヨシキリ。12:18撮影。















先ほどメダカ池で羽化していたシオカラトンボが、
もう飛び立って園路沿いの茂みにとまりました。
まだ色が白っぽいのにいきなり飛んだので驚きました。
13:07撮影。
















なわばり争いでメダカ池に群れていた
トノサマガエルのオスたち。
この賑わいは夕方前まで続きました。13:19撮影。
















トノサマガエルのなわばり争いの動画はこちら。
13:16撮影。



メダカ池の岸辺で、ナナホシテントウが
モジモジしていました。
何をしているのか注目すると、
左の後翅を開きたいのに開かなくて
困っているようでした。13:25撮影。
















メダカ池でシオカラトンボのメスが
単独で産卵していると、
オスが飛んできてメスを捕らえ、
交尾体勢になりました。13:32撮影。
















そして、再び産卵を始めたメスと、
それを警護するオス。
トンボは最後に交尾した個体の精子が受精するので、
産卵中にほかのオスと交尾されると
自分の子孫を残せません。
そのため、オスは産卵中のメスを警護します。
13:33撮影。
















まだ同じ場所にとまっていた、
羽化したてのシオカラトンボ。
かなり色が濃くなっていました。14:11撮影。
















メダカ池に水を飲みに来ていた、カワラヒワのつがい。
16:41撮影。
















今日は乗用草刈り機をレンタルして、
園内の平たんな場所の草刈りを行いました。
草刈り後の草地に、ハシボソガラスのつがいが
なにか食べ物が落ちていないか、探しに来ました。
17:02撮影。

















いよいよ鳥がとても少なくなり、
他の生き物が目立つ季節になりました。
これから7月中旬ごろまで、
風がない日はヌカカの活動が活発になるので、
虫よけ対策をしてお越しください。
風が強く涼しい日は、
ヌカカの活動が鈍るのでおすすめです。

(きりぎりす)

2025年5月25日日曜日

甘えん坊のツバメの子

今朝もオシドリがいました。
滞在3日目。とても珍しいことです。8:34撮影。
















マガン半島の先端で、
ハヤブサが獲物を食べていました。8:35撮影。















ネイチャーセンター南側の枯れヨシに、
巣立ったばかりの子ツバメが1羽とまっていました。
9:09撮影。
















親鳥が子ツバメに時々餌を運んでいました。
9:13撮影。

















9:23撮影。
















9:31撮影。
















この子ツバメがとまっていた枯れヨシの隣に、
ショウドウツバメがとまりました。
展望ホールから近く、これほどの近距離で
とまっている姿を観察したのは初めてです。
10:01撮影。
















子ツバメが給餌を受ける様子を眺めていた
ショウドウツバメ。10:01撮影。















翼を伸ばすショウドウツバメ。10:02撮影。
















飛び立つショウドウツバメ。
約3分間のサービスタイムでした。10:03撮影。
















今日はツバメ類4種(イワツバメ、ツバメ、
ショウドウツバメ、コシアカツバメ)が
ネイチャーセンターの目の前をよく飛んで、
肉眼でも種類がわかるほどでした。

水面すれすれを飛ぶコシアカツバメ。
臨時解説員Aさん撮影。
















観察ホールの窓の外の欄干に、
ツバメの成鳥が時々とまりました。
数羽とまっていましたが、そのうちの1羽はお腹が赤っぽく、
同じ個体が何度も欄干にとまっていたようでした。
11:09撮影。
















今日もカッコウが見られました。
園路の終点近くの電線にとまってさえずるカッコウ。
11:40撮影。















昨日見られなかったダイシャクシギが登場。
マガン半島付け根の死角によく降りていたほか、
ウラギクの池にもやってきました。11:42撮影。















昨日、今日と雨天の中、
メダカ池のトノサマガエルが一日中にぎやかに
鳴いていました。人にとっては悪天候でも、
カエルにとってはよい天気なのです。11:52撮影。















前浜にコサギが2羽飛来しました。
2羽とも婚姻色が薄くなっている途中でした。

カモ島に降りたコサギ。12:00撮影。















今日も観察できたシマアジ雄。
シギの入り江に向かって泳いでいました。
12:05撮影。
















シギの入り江から遠くへ移動したシマアジ。
右翼の外側初列風切に欠損がありました。
12:07撮影。
















子ツバメは一日中枯れヨシにとまったままで、
親鳥が餌を運んでくれるのを待っていました。
あまりにも飛ばないわが子を心配してか、
両親と思われる成鳥が近くの枯れヨシに
時々とまりました。左が母、右が父?
13:34撮影。















カンムリカイツブリ夏羽2羽は今日も健在です。
髪形がおしゃれです。16:18撮影。
















前浜にやってきたカルガモのつがい。
まだ営巣場所を確保できていないようです。
今年はいつ現れるかな?16:56撮影。















子ツバメのそばにとまっていた、母親と思われる個体。
子を見つめる顔が心配そうに見えます。17:04撮影。















一方、甘えん坊の子ツバメ。
時々飛びましたが、飛んでいる虫を捕まえるのは
無理そうな頼りない飛び方で、
すぐに元の枯れヨシにとまりました。
自分で虫とりができるようになるには、
もう少し時間が必要そうです。17:05撮影。
















アカエリヒレアシシギは確認できませんでした。
いつも悪天候の時にだけ現れる鳥で、
なかなか好条件で観察できません。

一方、ダイシャクシギ、カンムリカイツブリ、
ハジロカイツブリ、シマアジは長居してくれています。
いつまで見られるかな?

(きりぎりす)

2025年5月24日土曜日

3年ぶりにアカエリヒレアシシギ飛来!

いつもはるか遠くにいるシマアジが、
今朝はシギの入り江にいました。8:32撮影。











雨の中、アカエリヒレアシシギが1羽いました。
2022年5月以来、3年ぶりです。9:55撮影。
















泳いでいるアカエリヒレアシシギは
喫水線の位置が低く、
まるで水面を歩いているかのように
軽やかに動き回ります。9:46撮影。


アカエリヒレアシシギは、
常にネイチャーセンターから100~200mくらい先の
水面を泳ぎ回っていて、
シギの入り江にもやってきました。
時々飛び立って採食場所を変えていました。
15:14撮影。
















美しい方のカンムリカイツブリが、
時々前浜に寄ってきました。
もう1羽のこれまであまり美しくなかった個体は、
現在換羽が進んで美しさを増し、
この個体との差が少なくなっています。
10:12撮影。
















昨日は確認できなかったカッコウが、今日は
大雨の中、つばさ池北岸のヤナギにとまって
さえずっていました。10:20撮影。
















南側の枯れマツにもとまってさえずっていました。
翼を垂らして体を反らせるカッコウ独特のポーズです。
10:39撮影。
















大雨でもなわばりを守らなければいけない
オオヨシキリ。
眼の上にシミがあるいつもの個体です。
10:37撮影。
















毎年、この時期になると目立つ、変な色のスズガモ。
雄化個体と思われます。11:18撮影。















カモ島に、モノトーンな3種が並びました。
左からスズガモ雄、オオバン、キンクロハジロ雄。
少し奥にいるのはカルガモです。11:19撮影。












今日もオシドリの雄がいました。
オシドリが発見日の翌日までいることは珍しいです。
今日は活発に移動していて、
いつも見られる北岸の木陰だけではなく、
開けている南岸、ウラギクの池にも現れました。
南岸の板の上で長時間落ち着いていたオシドリ。
11:22撮影。
















長期滞在中のハジロカイツブリの夏羽は、
今日はシギの入り江付近で過ごしていて、
カモ島の裏にもやってきました。
この個体は、ハジロカイツブリにしては
比較的観察距離が近いです。
15:17撮影。















体を起こして雨が降ってくる方向に向くスズガモ。
大雨の時に見られる姿勢ですが、
周りにいるほかのカモはこの姿勢を
とっていませんでした。
この姿勢にはどんな意味があるのでしょう?
16:09撮影。

















今日は一日中強い雨が降り続き、肌寒い日でした。
そんな中でも、室内から快適に野鳥観察を楽しめるのが
当施設の強みです。
カッコウやアカエリヒレアシシギ、オシドリ、
シマアジなど、野鳥観察が楽しい一日でした。

(きりぎりす)