本日、GW自然観察会第6弾「コウモリの超音波を聴いてみよう!」を開催しました。
開催時間の設定を見誤りまして、予定よりも1時間遅らせてのスタートとなりました。
はじめに、今回観察するアブラコウモリのはく製を見ながら、コウモリとはどんな生き物なのかをご紹介しました。また、声が聞こえるコウモリのハンドブックを使って、コウモリがどんな超音波を出しているのか聴いていただきました。
さて、今日のテーマである超音波を聴くために使った器具がこれ。バットディテクターです。私たちには聞こえない超音波を可聴音に変換してくれるスグレモノです。コウモリの種類に応じて、周波数のダイヤルを調節して使います。今回はアブラコウモリが対象なので、45kHZに設定しました。
19:15頃、ネイチャーセンターの外へ出てみると、飛び交うコウモリの姿が見えました。さっそくバットディテクターを空にかざして、コウモリの超音波を聴いてみました。
「プチプチプチプチ…」とリズミカルに聞こえる超音波。私たちの耳には聞こえない音波が、確かに私たちの周りを飛び交っているのを実感しました。
ちょうど満月で、月明かりの下を飛び交うコウモリの影がよく見えました。
そして、バットディテクターと当時に披露したのがこれ。ナイトスコープです。
微弱な光を増幅して見えるようにする機器で、スイッチを入れてこれを覗けば、暗闇でも周囲がはっきりと見えます。
コウモリは超音波をたよりに夜空を舞いますが、暗視力を高めて夜空を舞うフクロウの視界をナイトスコープで疑似体験してもらいました。
ひととおりバットディテクターとナイトスコープを使って頂いた後、ネイチャーセンターに戻って満月ウォッチングをしました。
20倍の望遠鏡でみる満月はとても美しいですよ~♪
満月の夜に水鳥公園にいる人だけの、特別なひとときでした。
こうして20:00に観察会は終了となり、駐車場まで懐中電灯を持ってお見送りしました。
その途中、道端でにぎやかに鳴いていたクビキリギスを発見し、皆さんにご覧いただきました。
夜遅くまでお付き合いいただきました皆様、ありがとうございました。