2013年9月5日木曜日

小学生の会話

水鳥公園では、開館時間中いつでも楽しめる園内クイズラリーを用意していますが、これを全問正解した方のために特別クイズを用意しています。



特別クイズの中に「鳥の鳴き声クイズ」があります。

声が聞こえる野鳥図鑑を使って5種類の鳥の声を聴いてもらい、

何の鳥の声かを答える、というクイズです。



毎日水鳥公園に遊びに来ている小学生たちは、

あっという間にクイズラリーをクリアしてしまうので、

この子たち用に用意したようなものです。


見事全問正解したら、水鳥公園の手作り野鳥ハガキの中から好きなものを1枚プレゼントする約束になっています。






今日もこの子たちは鳴き声クイズに挑んできました。

今日は個人戦ではなく、3人のチーム戦でした。

その時の子どもたちの会話。





「オオタカかハヤブサだと思うけれど、どっちかな…」

「ハヤブサだと思う」「あ~、やっぱりオオタカのような気がしてきた…」

「じゃんけんで決めよう!」



「う~ん、これはクイナ類だな…」

「これは聞いたことがある。…オオバンだへん?」

「そうだそうだ!」



「うん、これはカワウでしょう!」



「なんじゃこりゃ?…シマセンニュウ???」



「これはセグロセキレイ!(即答)」





などなど、普通の大人が聞いたら驚くようなマニアックな会話をしています。しかも決してでたらめではなく、かなりいいところをついているのです。



はじめは、特徴的で分かり易い声を選んで出題していたのですが、どんどん全問正解してしまうので、今ではかなりレベルを上げた問題を出しています。



今日は、ハヤブサ、カワウ、オオバン、コヨシキリ(地鳴き)、セグロセキレイを出題したところ、3問正解でした。間違えた2問もかなり惜しかったです。

大人のバードウォッチャーが挑戦してもかなり難しいこの鳴き声クイズ。小学生たちは恐ろしい速さで学習していきます。



このほかにも、水鳥公園の生きもの50種類の川柳と写真で作った「水鳥公園の手作り生きものカルタ」があるのですが、この子たちはあっという間に読み札の川柳を暗記してしまい、読み初めですぐ絵札を取ってしまうようになってしまいました。かるたの全国大会の選手並みのレベルの高さに、大人は全く相手になりません。

この川柳は、生きものそれぞれの特徴を詠んでいるので、この子たちは50種類の生きものの特徴を暗記してしまったことになります。その学習効果の高さに、関係者一同驚いています。



この子たちが鳥の鳴き声図鑑の声250種をすべて暗記してしまうのも、時間の問題かも。



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