特別クイズの中に「鳥の鳴き声クイズ」があります。
声が聞こえる野鳥図鑑を使って5種類の鳥の声を聴いてもらい、
何の鳥の声かを答える、というクイズです。
毎日水鳥公園に遊びに来ている小学生たちは、
あっという間にクイズラリーをクリアしてしまうので、
この子たち用に用意したようなものです。
見事全問正解したら、水鳥公園の手作り野鳥ハガキの中から好きなものを1枚プレゼントする約束になっています。
今日もこの子たちは鳴き声クイズに挑んできました。
今日は個人戦ではなく、3人のチーム戦でした。
その時の子どもたちの会話。
「オオタカかハヤブサだと思うけれど、どっちかな…」
「ハヤブサだと思う」「あ~、やっぱりオオタカのような気がしてきた…」
「じゃんけんで決めよう!」
「う~ん、これはクイナ類だな…」
「これは聞いたことがある。…オオバンだへん?」
「そうだそうだ!」
「うん、これはカワウでしょう!」
「なんじゃこりゃ?…シマセンニュウ???」
「これはセグロセキレイ!(即答)」
などなど、普通の大人が聞いたら驚くようなマニアックな会話をしています。しかも決してでたらめではなく、かなりいいところをついているのです。
はじめは、特徴的で分かり易い声を選んで出題していたのですが、どんどん全問正解してしまうので、今ではかなりレベルを上げた問題を出しています。
今日は、ハヤブサ、カワウ、オオバン、コヨシキリ(地鳴き)、セグロセキレイを出題したところ、3問正解でした。間違えた2問もかなり惜しかったです。
大人のバードウォッチャーが挑戦してもかなり難しいこの鳴き声クイズ。小学生たちは恐ろしい速さで学習していきます。
このほかにも、水鳥公園の生きもの50種類の川柳と写真で作った「水鳥公園の手作り生きものカルタ」があるのですが、この子たちはあっという間に読み札の川柳を暗記してしまい、読み初めですぐ絵札を取ってしまうようになってしまいました。かるたの全国大会の選手並みのレベルの高さに、大人は全く相手になりません。
この川柳は、生きものそれぞれの特徴を詠んでいるので、この子たちは50種類の生きものの特徴を暗記してしまったことになります。その学習効果の高さに、関係者一同驚いています。
この子たちが鳥の鳴き声図鑑の声250種をすべて暗記してしまうのも、時間の問題かも。
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