夕方ごろ、ネイチャーセンターの正面から「ピイッ!、ピイッ!」という聞きなれない鳥の声が頻繁に聞こえるので、ネイチャーセンター前にいる鳥を調べたところ、声の主はオオハシシギでした。
相方を失ってからもネイチャーセンター前浜に居続けているオオハシシギ。すっかり夏羽に衣替えしました。
しきりに鳴きながらそわそわしているかと思うと、突然飛び立ちました。
飛び立ったオオハシシギは空高く舞い上がり、鳴きながらネイチャーセンターを中心に大きな輪を描くように飛び交いました。
しばらく水鳥公園上空を飛んだ後、再び前浜に舞い降りてきました。
これを何度も繰り返していました。北帰行直前のコハクチョウの行動とよく似ています。
1月9日以降、長期間水鳥公園に滞在してくれたオオハシシギですが、そろそろ旅立ちの時が近いのかもしれません。
夕暮れ時、大山と満月の風景がきれいでした。
追伸:一昨日にオオタカがオオハシシギ1羽を連れ去りましたが、昨日、水鳥公園の常連の少年M君が、奇跡的に園内でオオハシシギの被食痕を発見しました。毎日注目していたオオハシシギが捕食されたのは残念でしたが、貴重な羽毛標本が得られました。
(文・写真:きりぎりす)