近頃、ネイチャーセンターの前浜には、
ハシビロガモが集まっています。
ぱっと見て、白が目立つのがハシビロガモのオスです。
ハシビロガモは、他のカモと同じく、秋から翌春にかけて水鳥公園で過ごす冬鳥なのですが、他のカモが11月頃に美しい繁殖羽への換羽を終えるのに対し、ハシビロガモは翌春の4月ごろにもっとも姿が美しくなります。また、冬よりも数が多くなり、まさに今が旬な鳥です。
ハシビロガモの番い。
繁殖羽に換羽が完了したハシビロガモのオスの美しさは、水鳥公園のカモの中でもトップクラス。今見られる鳥の中で最も美しい鳥といっても過言ではないでしょう。
ハシビロガモの注目ポイントは、「ぐるぐるデート」です。
番い同士が頭を寄せ合い、頭を中心にクルクルと水面を回ります。二羽で渦を作り、渦の中心に寄せ集まった水中のプランクトンを一緒に食べているのです。
ずっと見ていると目が回るかも。
今が旬のハシビロガモ、ぜひ観に来てくださいね~♪
(文・写真:きりぎりす)