今日も、お昼頃にハヤブサの番いが狩りにやって来ました。
マガモの群れの頭上すれすれを舞うハヤブサ。
一見、マガモが絶体絶命に見えますが、ハヤブサの狙いはホシハジロのメス。群れ泳ぐマガモは眼中にないようです。
アボセットを襲った時のように、1羽のホシハジロに狙いを定め、波状攻撃を仕掛ける番い。しかし、そこにもう1羽ハヤブサが乱入し、番が狙っているホシハジロを横取りしようとしました。
それを見た番いは、乱入してきた1羽を攻撃。ハヤブサ同士の空中戦が始まりました。
侵入者に襲い掛かる番いの1羽(左)。侵入者(右)は若鳥で、攻撃している個体よりも大きいです。つまり、攻撃しているのが番いのオス、侵入者はメスの若鳥のようです。
観察の結果、戦っているのは番いのオスばかりで、メスは周囲を飛び交って戦況を見ているだけでした。体格が劣るオスの成鳥が終始若鳥を圧倒していて、3羽でもみ合いながら東へ飛び去ってしまいました。
あれ?狙っていたホシハジロはど~するの?
(文・写真:きりぎりす)