この島にキンクロハジロが座っているのは珍しいことではありませんが、毎日同じような個体がいるのは不自然です。スズガモはあまり園内でみられないので、それが前浜の島にいつもいるのも不自然です。
よく見てみると、2羽とも下腹部がベッタリと黒く汚れています。油で汚染されているようです。
これでは、下腹部の防水ができなくなり、泳ごうとしても沈没してしまいます。また、体温が奪われて徐々に衰弱して死んでしまうこともあります。
水鳥公園近辺の海や中海のどこかで、水面に油が漂っている場所があるようです。これ以上犠牲になる鳥が出ないことを祈ります。
油で汚染されたキンクロハジロのオス
油で汚染されたスズガモのオス
2015年1月25日撮影。今日も同じように座り込んでいます。
※ケアシノスリ、ヘラサギは今日も健在です。
(文・写真:きりぎりす)