2020年11月5日木曜日

今季初認の鳥と久しぶりの鳥、初記録の鳥

 本日行いました鳥類標識調査で、

今季初確認の鳥が2種類捕獲できました。


今季初認その1:

シベリアジュリン・オス・第1回冬羽。

小雨覆の色がポイント。










シベリアジュリン・メス・成鳥。

こうしてみるとオオジュリンそっくりですね。

でも、実際に見ると

オオジュリンよりもかなり小さいです。









シベリアジュリン・メス・第1回冬羽。










シベリアジュリンが3羽も同日に

捕獲されるのは珍しいです。

オスとメス、第1回冬羽と成鳥を比較して

観察できました。


そして、今季初記録の鳥その2:

ツリスガラです。

かつてはネイチャーセンターから普通に

望遠鏡で観察できていた鳥ですが、

いつの間にか全く見られなくなりました。

今回の記録は2012年以来、8年ぶりです。


ツリスガラ・メス・第1回冬羽。










この小型哺乳類的な可愛らしさは、

あのエナガやシマエナガにも劣りません。

とても小さな体と丸くて大きな頭、

つぶらな瞳、鋭い円錐形のくちばし。

いつまでも眺めていられそうな可愛さです。










今度は、ネイチャーセンターから見える

場所にやってきてくれないかな~♪


今日はとても天気がよくて風もなく、

オオジュリンの渡りのピークを期待したのですが、

平凡な結果に終わりました。

もうピークは過ぎてしまったのかな?


本日の調査結果:

オオジュリン   40羽(R2羽)

シベリアジュリン 3羽

ツリスガラ    2羽

以上、3種・45羽(うち再捕獲2羽)


おまけ:

調査の後、今週末のイベントの

フィールド下見を終えて、

お昼過ぎに正面玄関から

ネイチャーセンターに入ろうとしたところ、

ガラス扉の前に鳥が落ちて死んでいました。

ガラスに衝突してしまったのでしょう。














可愛そうに、と思いながらその鳥をよくみると、

何と米子水鳥公園初記録のマミチャジナイでした。

元気な姿で会いたかったです。残念。










このマミチャジナイは回収し、

標本として保管することにしました。

体がまだ温かく、まさに事故直後の発見でした。


これで、米子水鳥公園で確認された鳥は

234種類(外来種を除く)となりました。


おまけその2:

昨日から園内にヘラサギが3~4羽います。

しかし、ネイチャーセンターから

約500m先の半島の裏にいて、

なかなか姿が見えません。

現在到着を期待している

「香川さん」ではないようです。


(きりぎりす)