2023年11月28日火曜日

ミコアイサのパレード

 今日は休館日ですが、飼育生物の水槽掃除のために出勤しました。ネイチャーセンターの前では、セイタカシギとソリハシセイタカシギ(アボセット)が、珍しく一緒に休んでいます

並んでみると、アボセットの方が若干大きいかな?
ちなみに今日で滞在12日目で、最長記録を更新中です。



水槽掃除の合間に外を見ると、早朝とは一転して天気が悪くなっていました。


目をショボショボさせながら、風雨に耐えるアボセット。


と、そのとき、視界の左端に何やら集団が現れました。


あれ!?ミコアイサの御一行様じゃないですか!

いつもは500m離れたマガン半島の奥にいるのに、今日は休館日&悪天候が重なったせいか、近くに来ています。これはチャンス!急いで動画を撮りました。





進行方向にいて、パレードに巻き込まれるオオバン。


パレードが通りすぎるのはあっというまでした。
名残惜しいけれど、水槽掃除の続きをせねば…



しばらく経ってから、今度はカモ島にコサギの集団を発見。


強風のため、トランスフォームしています。丸いです。



そしてコハクチョウの幼鳥がなぜか1羽だけでいます。仲間はみんな田んぼに出かけているので、迷子かな?


夕方になり、外が薄暗くなってくると今度は右側にトモエガモの群れが、



正面にはハジロカイツブリの群れが現れました。


17:18には約100羽のマガンが帰ってきました。その後、17:30にもマガンの第二陣が帰ってきたのですが、暗くて数は分からず。

こんなふうに色々な鳥で賑わっていますが、じつは昨日から、水鳥公園にねぐら入りするコハクチョウの数が大幅に減っています。もしかしたら例年のように、採食地の安来平野の田んぼの一部に水が張られ、そちらにねぐらが移ったのかもしれません。

コハクチョウが少なくなるのは寂しいですが、園内には今日もアボセット、クロツラヘラサギ、ヘラサギをはじめ、水鳥や猛禽など、いろんな鳥たちが滞在中です。ぜひ、コハクチョウだけでなく、冬の渡り鳥を見に来てください。

(みとら)